2005/4/20 木 | 日記
愛するあなたへ 贈る言葉。
暮れなずむ街の 光と影の中。
夕暮れ時だというのに娘・R(1才)は元気に家の中を
駆け回っていた。いくら遊んでも遊び足りないように
見ゆる。そして僕は近所の本屋に行きたかった。
「R、久しぶりにチャリにでも乗って、お父ちゃんと
おんもに行こうかあ?」
「ワタシも全然乗ってないから、いいかも」
嫁の承諾も得た。Rは待ってましたとばかりに僕の手を
引き玄関を出た。Rとお買い物。フフフ。まるでデートの
ような。若い娘っ子とふたりきりになるのは久しぶりなので、
つい口説きモードのような喋り口になってしまう。
「Rちゃん、夕陽がきれいだね」
「ハア?あなた、何言ってんの?」
家の中から嫁の声が飛んで来た。ちっ。
聞き耳を立てておったか。
Rを自転車の子供席に乗せるて走ると、久しぶりのチャリに
興奮したのだろう、
「キャアアア!とわおおううう!」
Rは大喜びの声を上げた。僕も嬉しくなって
「暮れーなどぅむー街のー♪ひかぁりとー
はげあーたまー♪」
歌いながらチャリを走らせ、やがて本屋に着いた。しかし
悲劇はそこから始まった。Rをチャリから降ろすなや否や
「ギャアアアアア!」
大声で泣き始めてしまった。
「あらら、どうしたの」
チャリ席に戻すとピタリと泣き止むも、
「本屋でお買い物するんですよ」
再び抱き上げるとまたもや大泣き。どうやらもっとチャリに
乗っていたいらしい。いくらあやしてもレイザーラモン住谷の
ハードゲイに襲われたかのような大絶叫を上げ、商店街にRの
叫び声が轟いた。
道行く人が皆訝しげに僕の方を見る。へ、へへ…怪しいもん
じゃないよ…おいらベロってんだ…。
しかし元々ここはオタクが多い街。それに僕は最近お気に入りの
「アキバ系」とでかでかと書かれた服を着ており、
「幼女萌え変質者による幼女誘拐」
「いたいけな幼女にいたずら」
などと思われているのではないか…。い、いや、親子
なんです…。
ともかくRが一向に泣き止まないので本屋入店を断念。
仕方なくRをチャリに乗せて家にUターンしたのであった。
いくら僕があんな歌を歌っていたからといって
「涙こらえて 微笑むよりも 涙枯れるまで 泣くほうがいい」
歌詞の字面通りに泣きわめくことないじゃないかよう…。
夕暮れ時だというのに娘・R(1才)は元気に家の中を
駆け回っていた。いくら遊んでも遊び足りないように
見ゆる。そして僕は近所の本屋に行きたかった。
「R、久しぶりにチャリにでも乗って、お父ちゃんと
おんもに行こうかあ?」
「ワタシも全然乗ってないから、いいかも」
嫁の承諾も得た。Rは待ってましたとばかりに僕の手を
引き玄関を出た。Rとお買い物。フフフ。まるでデートの
ような。若い娘っ子とふたりきりになるのは久しぶりなので、
つい口説きモードのような喋り口になってしまう。
「Rちゃん、夕陽がきれいだね」
「ハア?あなた、何言ってんの?」
家の中から嫁の声が飛んで来た。ちっ。
聞き耳を立てておったか。
Rを自転車の子供席に乗せるて走ると、久しぶりのチャリに
興奮したのだろう、
「キャアアア!とわおおううう!」
Rは大喜びの声を上げた。僕も嬉しくなって
「暮れーなどぅむー街のー♪ひかぁりとー
はげあーたまー♪」
歌いながらチャリを走らせ、やがて本屋に着いた。しかし
悲劇はそこから始まった。Rをチャリから降ろすなや否や
「ギャアアアアア!」
大声で泣き始めてしまった。
「あらら、どうしたの」
チャリ席に戻すとピタリと泣き止むも、
「本屋でお買い物するんですよ」
再び抱き上げるとまたもや大泣き。どうやらもっとチャリに
乗っていたいらしい。いくらあやしてもレイザーラモン住谷の
ハードゲイに襲われたかのような大絶叫を上げ、商店街にRの
叫び声が轟いた。
道行く人が皆訝しげに僕の方を見る。へ、へへ…怪しいもん
じゃないよ…おいらベロってんだ…。
しかし元々ここはオタクが多い街。それに僕は最近お気に入りの
「アキバ系」とでかでかと書かれた服を着ており、
「幼女萌え変質者による幼女誘拐」
「いたいけな幼女にいたずら」
などと思われているのではないか…。い、いや、親子
なんです…。
ともかくRが一向に泣き止まないので本屋入店を断念。
仕方なくRをチャリに乗せて家にUターンしたのであった。
いくら僕があんな歌を歌っていたからといって
「涙こらえて 微笑むよりも 涙枯れるまで 泣くほうがいい」
歌詞の字面通りに泣きわめくことないじゃないかよう…。
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