甘えっ子娘育成計画。

嫁が産婦人科の診断から戻って来た時、
不思議な気持ちになった。

甘えん坊の娘・R(1才)

「この子がお姉さんになるとはなあ」

このことであった。

「おい、R、お前がお姉さんだよ」

寝ているRの頭をポンポンと撫でて感慨にふけっていたところ

「そういうことを言っちゃダメなのよ!」

嫁が異論反論をオブジェクションしてきた。

「この子は今、甘えたい盛りの時期なのよ。お姉ちゃんだから
我慢しようねとか言っても、我慢するっていう分別もないし
理解もできないの。だからRに『お父さんお母さんを赤ちゃんに
盗られてしまう…』ってイメージを与えてはいけないの。
甘えたいだけ甘えさせないとダメなのよ」

今日の産婦人科医にそう言われたのだそうだ。分別もつかない時期に
無理矢理我慢させようとしても、Rの心に悪影響を及ぼすのみ。
そしてこのことが心の影となり、将来グレてレディースに入団し
喧嘩上等愛死天流、不純異性交遊で桃色遊戯でニャンニャンして
しまうかもしれない、ということなのだろうか。

しかし果たしてそうだろうか。頭脳の発達も個々に違うだろうから、
徐々に教育していくのも可能ではなかろうか。この不景気の御時世、
いつまでも親に頼ってばかりではなく、早いうちから自立性のある…
インディペンデントな女性になって欲しいと思うことはある。

Rが僕らから離れる日…Rのインディペンスデイもいつかは来るんだな…。
ふと遠い目で将来を見やる。まだ何もヴィジョンは見えないが。

Rをどう育てるか。自立性のあるしっかりとしたインディペンデント娘
にするか。それとも甘えたければ甘えるがいいという方針で、生粋の
甘えっ子にするか。ちょっと考えてみる。

まず甘えっ子の場合。

「ねえ~パパ~。お洋服買って~(と腕を組み胸をすりすりさせる)」

次にインディペンデント娘の場合。

「ちょっと!胸を触らないで下さい!いくら親子とはいえ
 訴えますよ」!

…。

やはりRには甘えるだけ甘えてもらって、思いっきり甘えっ子に
育てることとしよう。いずれ親から独り立ちしなければならないの
だけれど。

ひとまず嫁のつわりがひどく、とても夜の契りなどは出来ないため
僕の「息子」だけは自立している。独り勃ち。

インディペンデント息子。
インポテンツではない。
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