セーラー服と旅行中。

話は大阪旅行出発直前まで遡る。

「R(1才の娘)にはどの服を着せていこうか?」

と嫁が迷っていた。僕はそれなりにおめかしをさせて
やりたいと考えていたので、遂にあの服を着せる時が
来たのだと閃いた。

思いっきり僕の趣味で買ったものの、「着せるには暑い」
という理由で長い間タンスの肥やしになっていた
Rのいっちょうらオベベ。それは…

「セーラー服だ!」

僕は満を持して言った。セーラー服は僕がこの世で一番
好きな服であるので、Rの初旅行に着せる物として
ふさわしいと思った。

今更嫁にセーラー服を着せようと思って、ドンキホーテ
あたりで買おうと思っても変態扱いされるだけだけだし、
嫁自体に無理があるのでダメだけれども、

Rに買うのだったら一見タダの親バカにしか見られないので
娘を持つ父親になって大変幸せ便利である。

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特に足がムチムチ短足なので、スカートがまるで
似合ってなかったが、それでもセーラー服の魔力は
凄まじく、

「綺麗や…今日のお前は、ほんまに綺麗や…」

芦屋雁ノ助の歌を思い出し、花嫁衣裳を着た娘の姿を
見る父親の気持ちってこんなんかなあ、と思わず目頭を熱く
したのであった。

一緒にUSJまで付いて来てくれたちりこちゃんも

「かわいー」

などと言ってくれていた。しかし後で嫁に聞いたところによると

「あの服はかじりんさんの趣味ですよねえ…ホントに
 制服もの好きそうですもんねえ…」

などと嫁と話していたらしい。僕の制服フェチはバレバレ
だったようである。もうこうなったら僕は開き直って

「ぼ、ぼくはセーラー服が好きなんだな…」

僕は再び芦屋雁ノ助の歌を思い出し…ってそれは
裸の大将だ。
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