ソリッド・ステイド・おだいばー。

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「どこでもいっしょ」のトロ(の着ぐるみ)がお台場に
やって来るというので嫁と娘・R(11ヶ月)を連れて
行って来た。

トロと写真が撮れるというイベント、名付けて
「生トロ撮影会」これに僕らは何度も挑戦し、失敗している。
希望者が多いのでいつも抽選なのである。はずれてばっか。

というわけで、イベントが始まる1時間ほど前に
到着したところ、既に長蛇の列があった。
しかしトロと写真を撮れるのはわずかに20組のみ
麻原彰晃の裁判傍聴並みの競争倍率だろう(超適当)

何度も足を運ぶ僕らも「トロオタク」だが、こうした
マニアの目から見ても異様に映る人達がイベント会場には
必ずいるものである。

今日もそういう人たちがいた。物凄い異形のオーラを
放っていたカップルがそれである。イベント会場限定発売の
トロTシャツを着て、トロのパペットを手につけたふたり。
美男美女なら絵にもなるが、男の方は秋葉カンペー風、
女のほうは「稲中」に出てきそうな魚類系の顔…。

遠まわしに言えば「熱心な人」歯に衣着せぬ言い方を
すれば「キモオタ」である。

(それを見た嫁はトロのTシャツを買うのをやめた)

さて、僕と嫁は抽選券を貰ったが、

「あなた、私の分もやってよ」

「いや、僕も当たったためしがないからなあ」

いつも人生の貧乏クジを引いて来た、冴えない二人。
ダメだったら奥の手も考えていた。

「この子、明日で1才になるんです!その記念に
 何としてもお願いします!」

娘をダシに使った泣き落とし。ま、それでも
通らないとは思うが…。

結局お互い1回ずつ引くことになった。

「赤玉が出た方が当たりでーす!」

というイベントスタッフに誘導されてガラポンを回す嫁。

「あ、赤!」

うきゃー。当たっちゃったー!と、嫁が目の前で
舞い上がっていた。遂に、遂に当たった。もう4回ぐらい
いろんなイベント会場で外れたものなあ…。

僕の抽選の分が残っていたが、もうどうでもいいので
適当にガラポンを回した。

「あれ。僕も赤」

うきゃー。男の打ち止めの赤玉ー!
いや、僕も当たっちゃったー!



そんなわけで、パチリ。めでたしめでたし。

しかもこんないい思いをしても、お金はかからない。
タダである。何故ならここはお台場。

お台場いりません。
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