せ・え・らー・服を♪ふ・ふ・ふ♪

水曜日のことになるが、体調が悪くて午後会社から
帰って来たら、家で待ち構えていた娘・R(9ヶ月)が

「うきゃおおおお!」

まるでナワバリを荒らされた犬のように
四つん這いで大きな声を上げた。

いや、変なおじさんじゃないからね。
君のお父さんだからね。
昼間の君はTシャツに短パンなんだね。
お父さんは、いつも夜の寝巻き姿しか見てないから新鮮だね。
腕と足がむちむちだね。
露出度が高くていいね。
さあ、お父さんがだっこしてあげようね。へへへへ…。

結局、変なおじさんになってしまった。
あまりにも娘の普段着姿が可愛かったので、つい。
これから成長するにつれ、思いっきり僕の趣味で服を選んで
着せてみたいものである。

僕が好きな服はセーラー服なので、一早く着てもらうには
制服がある私立小学校に入らせなければならない。
セーラームーンの服をオモチャ屋で買ってくるという
手っ取り早い手段もあるが、それはまがい物なので
本物志向の僕は妥協を許さぬ。すなわち、

やるべきことは、お受験!

…なんだけど、考えただけでとてつもなく面倒臭い。
対策とか全く分からん。調べる気もしない。
僕は私立小学校なぞない田舎生まれなので馴染みもない。

恐るべし、お受験!

おそらく親である僕も合格不合格の対象になるのであろう。
親も面接されるんだろうから、血筋・毛並みのよい親でないと
ウケがよろしくないかもしれない。
先祖が水呑み百姓か落ち武者狩りで、出身大学がアレで
勤めてる会社もソレな僕ではお呼びでないかも。

へぼい父の立場、超危険!

面接のシュミレーションも一応してみる。

「ではお父様、本校を選んだ理由は?」

「制服が可愛いので…」

「二度と来ないで下さい」

面接官、お邪険!

対策として、ロリコンで下らないギャグばかり言う性格は
隠さないといけないだろう。そんなダジャレ好きの僕は、

大学時代、落ち研!

いや、違うけどさ(よく言われるんです)

しかし、隠すといっても向こうも面接のプロ。
僕の本質を鋭く見抜いて来るかもしれない。

冒頭に述べたとおり、どうせ僕は変なおーじさん、
変なおーじさん。

それは、シムラケン!
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