背後霊より怖い背後嫁。

デジカメで撮った1才の娘・Rのサンタコスプレ画像
(2日前の日記参照)をパソコンに取り込んで眺めていた。

隣の部屋でネットをやっている嫁にも見せてやろうと
声をかけたら

「見る」

とのことだったので待っていたが、なかなか来ぬ。
どうやらネットに熱心な様子。時間を持て余した僕は
他の画像フォルダを開き、整理などを始めていた。

やがて僕の生涯出会った中で1番の美少女Rちゃんの
専用画像フォルダに行き当たった。ここに僕が撮った
Rちゃんの全ての画像が保存されている。

これぞ僕のパソコンの中の最重要データであり、
3重のバックアップ体制をとっているのだ。
つまりそれほど僕は彼女に恋焦がれているということだ。

僕が片思いしてやまぬ、しかし現在は音信普通の幻の美少女。
ああ、そなたは何故わらわを避けるのじゃ…。

やはりRちゃんの名前をそのまま娘に付けたのが
キモイとか思われたのかなあ…。僕は良かれと思って
そうしたのだけれども…。

あ、そうそうこの写真。可愛いなあ…。ああこれも。これも…。
あの頃は楽しかったなあ…。そういえばRちゃんはあの時…。
えへ。うえへ。でへへへへへへ。

こうして感傷と妄想の写真鑑賞にどっぷり浸かっていたのが
いけなかった。

「なによ。RじゃなくてRちゃんの写真じゃないの」

いつの間にか嫁が僕の真後ろに立っており、
じいとモニタを覗いていたのであった。

僕は全身が総毛立ち、

「だー!わーっ!」

慌てて娘・Rの画像を呼び出したのだが時既に遅し。
人が暗殺される瞬間の気持ちを思い知ったのであった。

謎の東洋人スナイパーのような嫁。そして僕は…

僕の後ろに立つな。

ゴルゴ010(オット)。
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