2004/12/14 火 | 日記
嫁が編み出した迷惑メール完全除去方法。
沈鬱な顔の嫁がいた。
「12月になってからパソコンのメールが全然来ないのよ。
定期に来るメールマガジンすら来なくて…あなたは
メールちゃんと受信できてる?」
「うん、来てるけど」
返事がとてつもなく遅いせいだろうか、友達やサイトの
メールフォームからのメールは悲しいほど少ないが、
「私を虐めて下さい」
とか
「私の処女を35万で貰って下さい(当方27才女)」
といったメールは山ほど来る。残念ながら僕はマゾ且つ
ロリコンなので興味はない…。僕と嫁は同じ回線を使っている。
嫁だけ来ないということは嫁のパソコン内に問題があるはずだ。
僕は嫁のメールソフトをいじってみた。虐めてメールや
処女貰って下さいメールのようなSPAMを避けるために
メッセージルールというものがある。
**@**というアドレスから来たメールはサーバーから削除する、
とかそういう設定である。それがあやしいと思った。
原因はすぐ分かった。
なんと「すべてのメール」を「サーバーから削除する」
というメッセージルールを作ってしまっていたのだ。
これでは誰が嫁にメールを出しても、メールボックスに
届く前に削除されてしまうではないか。
僕はその設定を解除し、僕のパソコンからメールを
送ってみた。瞬時に「ウホッいい男」と書かれた、
まごうことなき僕からのメールが届いた。
「嫁。そんなわけで直ったよ」
「どうして?!どうしてこんな設定を作っちゃったの?」
…知るか。嫁はしばし愕然としていたが、突然
「キャアアアア!」
慟哭とも悲鳴ともつかぬ声を上げ床に突っ伏した。
「オイ…どうしたんだよ…」
「なんか、自分のバカさ加減に呆れ果てて…」
「ま、ヤギさんに食べられたと思ってさ…」
僕は嫁を思い切りからかってやろうと思ったのだが
自己嫌悪のズンドコに陥った姿を見て、慰めるしか
なくなってしまった。
「どうしよう…ひょっとしたら今まで貰ってたはずの
メールがあったかも知れないのに…」
「めぼしい人にメールで聞いてみれば?」
「ど、どんな風に書いて送ったらいいのォ!」
「分かったよ。文を考えてやるから…」
「あああ、私ったら本当にバカ…」
しょぼくれる嫁と苦笑いでフォローする僕は
わりといい感じの夫婦像なのではないか、と
嫁の苦悩をよそに悦に浸っていた僕であった。
メール受信できるようになったお礼に、僕の、その、
棒のようなものも受信してくれないかな〜。
「12月になってからパソコンのメールが全然来ないのよ。
定期に来るメールマガジンすら来なくて…あなたは
メールちゃんと受信できてる?」
「うん、来てるけど」
返事がとてつもなく遅いせいだろうか、友達やサイトの
メールフォームからのメールは悲しいほど少ないが、
「私を虐めて下さい」
とか
「私の処女を35万で貰って下さい(当方27才女)」
といったメールは山ほど来る。残念ながら僕はマゾ且つ
ロリコンなので興味はない…。僕と嫁は同じ回線を使っている。
嫁だけ来ないということは嫁のパソコン内に問題があるはずだ。
僕は嫁のメールソフトをいじってみた。虐めてメールや
処女貰って下さいメールのようなSPAMを避けるために
メッセージルールというものがある。
**@**というアドレスから来たメールはサーバーから削除する、
とかそういう設定である。それがあやしいと思った。
原因はすぐ分かった。
なんと「すべてのメール」を「サーバーから削除する」
というメッセージルールを作ってしまっていたのだ。
これでは誰が嫁にメールを出しても、メールボックスに
届く前に削除されてしまうではないか。
僕はその設定を解除し、僕のパソコンからメールを
送ってみた。瞬時に「ウホッいい男」と書かれた、
まごうことなき僕からのメールが届いた。
「嫁。そんなわけで直ったよ」
「どうして?!どうしてこんな設定を作っちゃったの?」
…知るか。嫁はしばし愕然としていたが、突然
「キャアアアア!」
慟哭とも悲鳴ともつかぬ声を上げ床に突っ伏した。
「オイ…どうしたんだよ…」
「なんか、自分のバカさ加減に呆れ果てて…」
「ま、ヤギさんに食べられたと思ってさ…」
僕は嫁を思い切りからかってやろうと思ったのだが
自己嫌悪のズンドコに陥った姿を見て、慰めるしか
なくなってしまった。
「どうしよう…ひょっとしたら今まで貰ってたはずの
メールがあったかも知れないのに…」
「めぼしい人にメールで聞いてみれば?」
「ど、どんな風に書いて送ったらいいのォ!」
「分かったよ。文を考えてやるから…」
「あああ、私ったら本当にバカ…」
しょぼくれる嫁と苦笑いでフォローする僕は
わりといい感じの夫婦像なのではないか、と
嫁の苦悩をよそに悦に浸っていた僕であった。
メール受信できるようになったお礼に、僕の、その、
棒のようなものも受信してくれないかな〜。
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