文字通り、夫を立てる嫁。

いざ嫁の秘めやかな奥地に突入せんと、手や舌のあらゆる技を
尽くして弄んでいたところ、

「大陰唇とダイオキシンはゴロが似ている…」

とか

「小陰唇と超妊娠はゴロが似ている…けど超ってどんなだ」

といった些細なことが頭に浮かんだ。その隙を察知されたのか
嫁が突然僕のヘビさん(口が縦に割れている珍種)を鷲掴みにし、叫んだ。

その内容をそのまま書くことは出来ないが、要約すると
臨戦態勢になってない、硬くなってない、立ってない、
そのようなことを示して非難したのである。

「馬鹿野郎、カカシじゃあるめえし年中立ってる訳ねえだろ!」

と反論しようとしたが、女体を目の前にし、今まさにまぐわらんと
している男がエレクトしてない、というのは確かに女性にとっては
失礼なことなのかもしれないと思った。ダジャレを考えてたから…
などとも嫁に言えず。

嫁はなおもヘビさんを離さず「立て!」とばかりに文字通り
「シゴキ」にかかった。そこは僕も未だ10代から変わらぬ
高感度を維持している自負がある。

エレクトには自信がある。子供の頃やってたから。
そりゃエレクトーンだ。

見よ、たちまちヘビさんはムキムキとマッスルハッスルし、

「ほれ、これでいいだろう。準備万端」

エブリタイムオーケーなところをアピールしたのだが

「えー。まだまだ。八分咲きってとこよ」

嫁は桜の開花予想をする気象予報士の如く冷静な目で
言い放った。僕自身よりも僕自身のことを把握している…。
おそろしい嫁!

嫁は娘・R(1才)を産んでからこのかた、育児について
勉強しテキパキと子育てをしており、頭が下がる思いだった。

しかしそれだけではなかった。

肉親だけでなく肉棒についても
エキスパートだったのである。
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