サイトバレしちゃった事件。

僕が連れて行くことが恒例となった娘・R(2才)のお遊戯教室。

要はNHKの「おかあさんといっしょ」みたいな歌と踊りを学ぶ
のであるが、僕も幼児のハートをガッチリキャッチ出来るくらい
の歌と踊りのスキルがすっかり身に付いてしまった。その中でも
一番得意なのは東村山音頭である。いっちょめいっちょめワーオ!
(そんなの習わない)

今日もひと通りRとお遊戯をこなし、さあ帰るべかと仕度をして
いたところ、お遊戯教室の主であるヨシコ先生が近付いてきた。
彼女はいつも教室ではバレエシューズを履いて指導している。
僕らは靴下で、Rなどは裸足なのだが…。そしてヨシコ先生は
僕に唐突に声を掛けた。

「見ましたよ〜、ブログ」

「は?」

「やってらっしゃるんでしょう?私も最近ネットを始めまして、
 いろいろ見てるうちに見付けたんですよ、Rちゃんの写真が
 載ってるブログ!可愛いですねえ」

「ええええええええ!」

ば、ばれた…。鼻血と血尿が一気に噴出しそうなほど驚いた。
そして脂汗が出た。もしこのサイトを見られたとしたら非常に
まずい。というのも以前のこの日記にヨシコ先生のことを書いて
しまっているのである。それも

「お遊戯教室のプログラムとヨシコ先生の指導が非常に良い」

という賞賛でも書いていれば、見られても痛くも痒くもないし、
むしろ感謝されるかもしれないが、実際は

「ヨシコ先生が最近妙に色っぽい。やはり男だろうか」

などと全然授業内容と関係ないことであり、見られたら即死。
ヨシコ先生に合わす顔がない。二度とお遊戯教室に行けなく
なってしまうだろう。

しかしその日記が読まれたと断定するのはまだ早い。Rの写真を
継続的に載せているWEBページはこの世に3つあるのである。

ひとつめは僕がやっているRの写真日記(メニュー左から見れる)
ふたつめは嫁がやっているRと息子・タクの写真日記(秘密)
みっつめがココであり危険日記があるところである。

ヨシコ先生は「ブログ」と言っており、このサイトはブログでは
ないのだが、ネット暦が浅い人は個人の日記中心のサイト全般を
「ブログ」と呼ぶ傾向がある。これを考慮に入れるとこの3つの
内のいずれかなのだ。

というか…これだけの情報を男子中学生の精液並みに勢い良く
垂れ流しているのだから、いつ誰に見付けられても当然だよなあ、
と我に返り苦笑せざるを得なかった。トドメとばかりに写真まで
載せているので、知らぬ存ぜぬでゴリ押しすることも出来ない。

しかし「どれを見ましたか?」なんて聞けない。「え、他にある
んですか」と薮蛇になってしまう恐れがあるし、第一僕は見られた
というだけで逃げ出したいくらいの気持ちになっており、

「それにしてもどうやって見つけたんですか」

これだけ聞くのが精一杯であった。

「○○○って単語を検索しましたら、見付かったんですよ」

○○○(また検索されたらいけないので伏せる)で検索したら、
果たして3つのうちどれがトップに来るのか?とりあえず先生は
特に態度が変わったわけではないので、このサイトはまだ見ては
いないのだろう。ていうかそう思いたい。

家に帰ってから慌てて該当日の日記を消したのであった。でも
これ書いちゃ意味ないか。

ヨシコ先生の履いているバレエシューズは、サイトバレぇ、
とという危険を暗示していたのかもしれない。

来週お遊戯教室に行った時、どうなっちゃうんだろう…。

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うしろのR太郎。

ちゃぶ台で一家揃って夕食を食べる我が家は正統派の日本家庭
である。しかしそれは僕が休日の時のみ可能。

サザエさん一家のように毎晩家族が全員揃って夕飯を食べられる
家庭が一体どれくらいあるのか疑問だが、磯野家と照らし合わせて
みると、僕のポジションは一家の長であるからして波平になるの
だろうか。

いや、僕はそんなに老けてもないし禿げてもない。せめてマスオ
あたりで手を打っていただきたいところである。いつも嫁に夜の
交尾を断られ、ひとりマスタベをするマスタベのマスオさん。
なんて僕にぴったりなんだ。

風俗行こうと街まで 出掛けたら
財布を忘れて ひとりでマスオさん

さて、夕飯である。僕はがばがばと速攻で飯を平らげ上げ、娘・
R(2才)は一生懸命箸を使ってちまちまと食べ、嫁は息子・タク
(1ヶ月)に授乳をしながら食べていた。

授乳が終わるとゲップをさせなければならない。嫁が背中をトン
トンと叩いている時のタクの顔は、目を白黒させていてとても
可愛い。

「タクー!可愛いね可愛いね可愛いね!」

デジカメを向けて熱烈投稿写真撮影を行なった。

photo
あっ。うしろのRがものすごいガンを飛ばしているではないか。
嫉妬している!自分以外の者が可愛いと言われることに激しく
妬いている!2才児にしてこのジェラシーの表情。女は怖い。

「かあいい!」

Rが叫んだ。アタイが一番可愛いんだからね!と言わんばかり。
僕は2才児のプライドを保つべくフォローに回る。

「はいはい、Rも可愛いねえ」

「かあいい!Rちゃんかあいい!、ぴーす!」

自分で自分を可愛いと主張し、アタイにも写真を撮れとピース
サインを僕に向けた。はいはい、じゃあ撮りますよ、とカメラを
向けると

photo

Rはニッコリ笑ってようやく満足したようであった。

「私はRの前ではタク可愛い、なんて言わないよ。嫉妬するからね」

と嫁は言う。成る程。幼児であるとはいえ女である。僕は女心の
奥ヒダ慕情を分かっていなかった。だからもてないのか。

子供がふたりいるのだから、どちらかに偏った接し方をすれば嫉妬
させてしまう、ということは当然分かっていたはずであったが、
もっと気をつけて接しなければならないと痛感した。

これを嫉妬りケアといいます。

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しかるべき叱り方。

何日か前の日記で、娘・R(2才)を叱る際に手を上げるかどうか
迷った挙句、が結局頭に手を置くことしか出来なかった、という
話を書いた。

それから数日後また同じ事が起こった。Rは自分で遊んだおもちゃを
全く片付けようとしなかったので

「R、ないないしなさい!」

と命じた。しかし何度言ってもどこ吹く風でオチャラけて踊り、
言う事を聞かない。僕は完全に舐められてしまっているようだ。
親ではなく単なる遊び相手として見られている気がしてならない。
ここで父としての威厳を発揮しないと子供のしつけなぞできぬ。
父は偉いのだ。父はエロいのだ。父は父であって乳でない。

デラべっぴんを目の前にした男子中学生の股間の如く、父親
としてのプライドがもりもりと頭をもたげ、

「R、片付けなさい!」

とうとうRの頭をぺしっ、と叩いてしまった。ああ、ついに本格的
に手を上げてしまった…。これが効いたのかどうか分からないが、
Rは素直におもちゃをモソモソと箱の中にしまい始めた。

僕は悩んだ。父の威厳なんてものは、普段の僕の行いから生まれる
ものではないのか。日頃ダメダメな父親っぷりであるからRに舐め
られるのであり、第一僕自身片付けをしないで嫁に怒られている
ではなか。

単に圧倒的な力の差と痛みを以って言うことを聞かせる、という
のは間違っている…。Rを叩いたことを後悔した。Rから尊敬されて、

「そんなパパの言うことだから言うこと聞かなくちゃ」

と思われるような父親にならなくてはならない。尤も、ダメダメな
人間である僕なので、せめてRの前だけでもピシッとした行いをする
父を演じなければならない…。

とは言うものの果たして普段から演じることが出来るのだろうか。
普段ダメ男が付け焼刃で出来るはずもなく。それに家は最もくつろぐ
空間であり、地の自分が出てしまうではないか。

…いえ、やってみるわ。私は千の仮面を持つ少女。きっと演じ切って
みせる。Rのために立派な父親を演じるわ。月影先生、見てて下さい。
亜弓さんだけには負けたくない。マヤ、なんて子…。私は女優私は女優…。

そう自分に暗示をかけて新たな決意を誓ったころ、Rはようやく全ての
おもちゃの片づけを終えた。

「よし、Rちゃんいい子だね。パパがちゅーしてあげよう」

Rの口元に唇をむにょうん、と突き出したところ、

「めっ!」

頬を思いっきりビンタされた。ヒイイ!Rの復讐!理不尽な暴力は
こうして自分の身に戻ってくるものであるよなあと思った。

ていうか顔をぶたないで!私女優なんだから。

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「奥様はマリナーゼ」のセレナーデ。

絵日記サイト「絵日記でもかいてみようかNEW」の書籍化記念の
サイン会(書籍名:「奥様はマリナーゼ」)に行って来た。

僕は娘・R(2才)を連れ、「ねぎせんべい」なる手土産を地元の
銘菓の店で買い、新浦安に向かうと、会場は既に長蛇の行列。

ここでチヨさん(おきらく極楽主婦の育児絵日記 )に会う約束をしていたところ、

「最後尾にいます」

とメールを受けて無事落ち合うことが出来た。チヨさんのサイトの
可愛い看板息子、ユウ君は半年ぶりにRと再会出来るのを楽しみに
してくれていたようであったが、Rは肝心な時に寝てしまっていた。

「Rちゃん、寝ちゃってるの?起きないの?」

ユウ君は何度もRのベビーカーの周りをぐるぐると回り、遊びた
がっていたのだがRは起きないままで…ユウ君ゴメンネ…。

「さっきのメールなんですが、実は送る前に『最後尾』の字を
 とんでもない誤変換してしまいまして…見せましょうか」

チヨさんがそう言いながらケータイをカチカチと始めた。しかし
見せられるまでもなくそれは「最後尾→最交尾」に決まっている。
ただそのような下ネタを口に出すのは憚られたので

「いや、見なくても分かります。…でしょ?」

口を濁して言ったところ、チヨさんにもすぐ通じたようだった。

最交尾…最たる交尾…「最たる交尾にいます」とはどんな絶頂の
瞬間にいるのであろうか、と思い

「一体どんなクライマックスなんだよゲヘヘ」

結局親父全開のダメコメントを吐いてしまったところ

「誤変換も人を選ぶのでしょう」

とチヨさんに返され、ぐうの音も出ない結果となった。

さて行列に並ぶこと数十分、ゆみぞうさんにサインをして貰える
順番が回って来た。ゆみぞうさんとは去年の春に1度だけ飲んだ
ことがあるのだが、果たして覚えてくれているだろうか…と不安
であったが、

「あ、お久しぶり…ですよね?」

辛うじて覚えて頂いているようであり一安心。ここで出掛け際に
買い求めた「ねぎせんべい」を手渡した。

「これ、ねぎせんべいです。ねぎらいに。なんちて」

しまった。こんなところでいつもの駄洒落癖が出てしまった。顔から
火が吹き出そうな程に恥ずかしくなってしまったのだが

「どうもありがとうございます」

あっさりスルーされ、何事もなかったかのように受け取って頂いた。
これはこれで恥ずかしかったのが、隣にいた若い男性スタッフが

本当のスタッフの方はイケメンの日本の方です。念のため

こんな感じで反応してくれていたので救われた。

こうして僕の「奥様はマリナーゼ」は著者のサイン入りとなった。
帰りは途中でばったり会ったギャル、サトさん(にゅるぶ)と帰った
のだが、

これはウチの奥様には言えネーゼ。

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逆噴射家族。

小さな子供がいると、笑顔が可愛いとか振る舞いがお茶目とか
癒されるとかで和やかなイメージが多い反面、吐いたり漏らし
たりちびったりとか、逆噴射系の尾篭なトラブルも避けられない
ものである。

今日はそういった汚い話になるので、弱い方は読むことをお勧め
しない。

娘・R(2才)と息子・タク(生後1ヶ月)を風呂に入れていた時の
こと。Rは最近鼻水が出ているので、水っ洟を垂らしながら風呂の
おもちゃで遊び、僕はタクを仰向けにして湯舟に浸からせていた。
タクは打ち上げられたエチゼンクラゲの如く、ゆらりゆらりと気持
良さそうにたゆたい、リラックスしまくってますと言わんばかりに

「ぼこぼこぼこ」

大きな音を奏でながら数多の屁バブルを生み出していた。

「我が子が奏でるセレナーデ。すなわちオナラーデ」

僕もタクに追随し、屁協奏曲でもおっぱじめようかとしたその時、
悲劇は起こった。タクが生み出した泡の後に、黄色い固体がぷか
ぽかと浮いて来たのである。たちまち湯舟はジャワカレーを投げ
込んだ鍋の如く黄色に染まり

「よ、嫁ー!」

パニックになった僕はたまらず嫁を呼んだ。

「どうしたの?」

「うん、ちがでたの」

というギャグをかましたかったがそんな余裕はなく、まずタクを
嫁に預けた。それからこの汚染状況を分かっておらず、洟を垂ら
したままぼーっとしているRを湯舟から脱出させた。

体にはタクの「実」が付着してるわ、Rの洟もぬぐわなければなら
ないわで

「我が子等と ハナも実もある 三十路哉」

と即興で最低低の低の歌を詠みながら体と風呂場全体を洗い直し
たのである。赤ん坊が漏らしてしまう話など、別に珍しくもない
ことであるが、いざ我が身に降りかかって来たとなると、大いに
取り乱してしまった。

タクには産まれてすぐに尿もかけられた。Rの時はそういったこと
が全くなかったので初体験だったのである。男の子の方がワイルドな
排泄なのだろうか…。タクのお陰で僕は黄金プレイも聖水プレイも
経験済みとなってしまった。

時間をかけてじっくり洗い直し、ようやく風呂場から出た時、タク
のみは体の内面も外面もサッパリした趣きで、ニンマリと満足そうな
笑みを浮かべていた。

「ほ糞笑む」ってやつなのだろう…。

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