年末抱きおさめ。

「あなた、お願いがあるの!」

「なんだ、嫁よ!」

「いっしょに西友にお使いに行って欲しいの!おせちとか色々
 買い物があるの!」

「もちろんいいとも、嫁よ!行く時は一緒だよ!」

「ありがとう、あなた!」

「夜も行く時は一緒だよ!」

「それはイヤ!」

年末なので(?)変なノリで嫁とガシッと抱き合っていると、
娘・R(2才)がじーっとこちらの様子を伺っていた。一体
どう思って見ているのだろうか。推測してみる。

・何この親、きんもー…30%
・こいつらの血が確実に自分に流れている…ウザー…20%
・こんな家嫌だグレてやる盗んだバイクで出てってやる…15%
・アンパンマンのDVD見せてくれよ…15%
・そうやってアタシが作られたのね…10%
・両親抱擁中アタシおむつで放尿中…10%

「いや、多分やきもち焼いてるのよ。」

心持ちちょっと怒っているような顔色のRを見て、嫁がそんな
ことを言った。

「じゃあ離れてみようか」

僕としてはもう少し色んなところをまさぐりたかったのだが
教育上そういうわけにもいかず、パッと離れて見ると…Rは
だだだだーっと走って来て

「ぱぱー!」

僕にがっしりと抱きついて来た。

「あなたに抱きついて来たということは、パパを取らないで、
 っていうことで妬いていたのよきっと」

「ふーん。そうかも」

いやそんなことはどうでもいいのだ。
おせちもいいけどおエッチもね…。



108サイトのテキストが1時間毎に次々と発表されるWEBイベントに
参加しました。僕の出番はその中でも栄えあるトップバッターだった
ようです。
「ようです」とは運営者の諸事情によりタイムテーブルが発表され
ていなかったので、気付かないまま出番が終わっていたのです。
しかしまだまだたくさんのサイトが出場しますし、全日程終了後に
ログが公開されますので是非見に行ってください。

そして同イベント参加仲間、脱サラ実況サイト「ワカレミチ」
店長さんの居酒屋で飲みました。ごちそうさまでした。

■お知らせオワリ。以下日記。


娘・R(2才)へのクリスマスプレゼントは自転車であったが、
息子・タク(2ヶ月)へは汽車のおもちゃにした。

タクはまだ幼な過ぎておもちゃの何たるかすら分からないので
絶対Rに奪われるに違いないので、初めは用意しなくていいかと
思っていたのだが

「Rの最初のクリスマスにはちゃんとあげたから平等に」

という嫁の提案でタクにも贈ることになった。当時Rは生後4ヶ月
ぐらいであり、物をいじる程度のことは出来ていたので、2万の
ネックレスをあげてしまっていたのだ。Rがそれを身に着ける年頃
になった時に

「これ、死んだパパから貰った最初のプレゼントなの…」

と、肌身離さず首から下げてくれている…などという想像をして
目を潤ませたものである。パパ草葉の陰で泣いちゃう、と。
ていうか何故自分をとっとと亡き者にしているのか分からんが。

当時の僕は恋人が出来たかのように浮かれまくっていたのである。
長女は最大の恋人って言うし…。

さて、タクへのプレゼントを買いに行ったのはおもちゃ屋が1年で
1番混むクリスマスイヴの日。首尾よく目的の物を見つけたのだが

「しゅーぽっぽ!」

一緒に連れて来ていたRは目敏く目を輝かせていた。速攻でサンタ
さんの正体をばらしてしまったことであるよ。まだRはサンタが
何をする人か自体理解してないので、来年は気を付けねばなるまい。

そして夜、子供達が寝た後に枕元にプレゼントを包んだ袋を置いた。
翌朝目覚めたはRは早速その袋を僕のところに持って来たので

「サンタさんからのプレゼントだよ。何が入ってるのかな?」

と開けてやろうとしたのだが

「しゅーぽっぽ!」

前日に見られているだけあってバレバレ。包装を解いてやると待って
ましたとばかりに木製のレールに乗せてしゅーぽっぽしゅーぽっぽと
遊び倒し、やはりRが独占してしまう形となってしまった。

「Rちゃん。それ、一応タクへのプレゼントなんだけどなー」

一応言い聞かせてみると

「たっくん(タクのこと)、しゅーぽっぽ!」

Rはタクの目の前に汽車を見せてやった。タクは当然

「?」

目をキョロキョロさせるだけであったが、Rよ、パパはお前のその
優しさを忘れないぞ…とまた最大の恋人に恋焦がれるのであった。

「Rちゃん、汽車ぽっぽ、嬉しい?」

「うれしー」

「汽車ぽっぽ、楽しい?」

「たのしー」

以上で汽車会見を終わります。


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