川崎ハロウィンパレード。

川崎のハロウィンパレードを見に行って来た。

娘・R(2才)も何か仮装させてやろうと思い、天使のコスプレを
させようと思ったのだが、どうも天使の羽根の羽毛のボワボワが
気に入らないらしく

「こわい!こわい!」

と着用してくれない。僕も毛のある動物は女体以外は苦手で、
出来ることなら触りたくないのだが、それと似たようなものかも
知れぬ。尤も毛のない動物も幼女の女体以外は苦手であるが。

チャイナ娘

そういった訳でやむを得ずチャイナ娘にすることにした。

このパレードはコスプレしまくった団体が、テクノをガンガン
がなり立てるトラックの先導により川崎の街を練り歩く、いわば
真昼の百鬼夜行であるが、こういう変な祭りにはいつも同行して
くれる美人秘書ちあきちゃんも参加。

彼女もそれなりに着飾って来る予定だったらしいのだが、親御
さんの目にはそれが余りにもアバズレかつビッチな格好に映った
らしく、大喧嘩して着替えて来たとのこと。とても残念である。

「それで普通のビラビラがついたワンピースになったんだね」

「ビラビラって言わないで下さい!」

とオヤジ口調を咎められつつパレードに参加。仮装のレベルは
年々上がっているように感じた。

魔太郎魔太郎な人。

ハットリ君獅子丸プロゴルファー猿魔太郎と一緒だった藤子不二雄Aキャラの団体。

マリオスーパーマリオな人。

ハードゲイハードゲイな人。

いつの間にかRは、テクノの爆音にも拘わらずベビーカーの中で昼寝。

パレードが終わり、お茶でもしようかと店を探したのだが、混んで
おり店が見付からず、入ったのはラーメン屋。生ビール餃子セット
580円也を注文するとちあきちゃんも

「じゃあ私もソレ」

「君もおやじだねえ」

食い物の匂いを察したのかちょうどRも目が覚めた。しかし人見知りを
してなかなかちあきちゃんに目を合わそうとせぬ。蚊の鳴くような声で

「ちあきたん…」

と呟いて、僕が頼んだアイスクリームをばくばく食べていた。

来年こそはもうちょっと凝った仮装をして参加しよう、とちあきちゃんと
心に決めてお開きとなったのであった。

昔の人は、子はかすがいと言ったものだが、
子は仮装がいい。

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