ヘイユー!声優!

嫁がスーパーに買い物に行くのに付き合った。
娘・R(1才)が乗ったベビーカーをころころを
転がしながらうろついていたら嫁とはぐれてしまった。

「うわーん。ママー。どこー」

嫁を探しながらさ迷っていたら

「あっMさん!」

「久しぶり!」

かつて近所のゲーセンに入り浸ってたころの仲間に
ばったりと会った。2年ぶりぐらいだろうか。

あの頃はゲームにおおハマリしていて、ゲーセンに行くと
常連の仲間がいたもんだ。その中にMさんがいて、そして
僕の永遠の憧れの美少女であり、娘・Rの名前のルーツである
Rちゃんもいたのである。

もうほとんど散り散りになってしまったが…。
Rちゃんとももう半年以上会ってないし、
音信不通だしなあ…。あの頃、毎日のように遊んでいた
Rちゃんとの甘酸っぱい思い出が甦る。

で、Mさんは美人声優である。何回か

「もうMちゃん怒ったゾ☆プンプン」

とかモロのアニメ声を聞かせてもらって悶絶したことがある。
MさんはRをシゲシゲと見ていたので

「ああそうだ。僕、結婚して子供ができたんですよ」

「えーそうなんですか」

R、コンニチワしなさい…と言おうと思ったところで
ハタと口を噤んだ。

娘の名前はR。

それは美少女Rちゃんの名前と同じ。

MさんはRちゃんのことを当然知っており、僕が
Rちゃんにベタ惚れだったことも承知…。

「ええ。それってどういうことー!」と
突っ込まれるに違いない。

というわけで

「あはは、それじゃ、また」

Rの名前は言いそびれたままサヨナラして、
再び嫁を探すことにした。

「今の誰よ!」

ようやく嫁を見つけることが出来たが、
嫁はしっかり僕の姿をチェックしていたようだった。

「Mさんだよ。お前も会ったことあるだろうが!」

「ああ、声優さんの」

そう。嫁も一度一緒に飯を食ったことがあるはずである。
その時は確かRちゃんも一緒にいて…あああ、またRちゃんとの
思い出が甦ってしまった。

Mさんと会えたことで、かつての楽しい記憶を
ポコポコと思い出すことが出来た。
また会いたいものである。しかし、惜しむらくは…

声優さんには西友で会いたいものである。
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