2004/8/14 土 | 日記
あざなえる沖縄の如し。
会社でいきなりケータイの着信音が鳴ってアタフタした。
僕が仕事中と思われる時間帯に掛けてくるヤツはまずいないので、
つい恥ずかしい着メロ(ヤゴゲルゲの子守唄)を爆音設定に
していたのである。
画面を見てみると「098」で始まる番号からである。
そんな番号知らん。ブラジルかどっかか?そんな怪しい番号
出たくない。しかし着メロは止めなければならん。渋々出てみると
「シライシサン、デスカ?」
妙にイントネーションがおかしい女の声がした。
「違います」
そう答えて切った。「098」は後で調べてみたら沖縄だった。
どっちにしろ知り合いはいない。それが午前中のことだ。
午後、再び「ヤゴゲルゲの子守唄」また098からである。
「シライシサン、デスカ?」
「あのー、間違い電話ですってば」
そう言って切る。しかし30分後また掛かって来た。
さすがにもうこの時にはマナーモードにしてあった。
もういい加減にして欲しい。いっちょキツめに言ってやるかと
身構えて出たところ
何故か声が震えている。まるですすり泣くような声。
「ひ…ヒイ!もう掛けて来ないでください!」
僕は恐ろしくなってきた。しかも電話はもう掛かって
こないどころか間髪入れずに掛かってくるようになってしまった。
ケータイが僕のポケットで震えっ放しである。
シカトして仕事を続けるにも限度がある。
これって何かの嫌がらせか夏の怪奇現象なの?
新倉イワオ先生助けて!と根を上げそうになったら
隣で仕事をしていた女の子が見るに見かねて
「着信拒否設定できるはずですよ」
と言うので、おおそうじゃ、そうであったと
やり方を教えてもらい、早速設定開始。
しかし設定している間にも「着信。098…」のために
設定画面がリセットされてしまう。何なんだこのしつこさは。
こ、怖い。つのだじろう先生助けて!
何度も中断にあって、ようやく設定完了。
それからは二度と掛かってこなくなった。
「どんな人だったんですか?」
ようやく落ち着いてから隣の女の子が聞いてきた。
女性で、ちょっとイントネーションがおかしい。
「シャッチョサン、オサケ、アルヨ」とか、そんな
感じに近い。何度も掛かってくることから僕の言ってる
ことが通じてないことも考えられる。なので
「フィリピンとか、そのへんの女の人かもしれない」
そう女の子に答えたら
「そういうお店で変なことしたんじゃないですか?」
クスクスと笑われた。誤解だ!僕は国産女のみを好む。
「違うよ。そんなお店行ったことないよ!」
必死に弁解したが、10分後には部内じゅうの女の子に
「僕、沖縄の訳ありフィリピーナからイタ電される」
という話が作り上げられ広まってしまった。
電話だけでも相当困ったというのに、二次災害まで
食らう羽目になってしまった。これが風評被害というやつか。
電話より凄い勢いで広まる女の子達の口コミの前に僕は
夏だ、海だ、沖縄だ、ナハ、ナハ、ナハ〜。
力なく笑うしかなかったのである。
僕が仕事中と思われる時間帯に掛けてくるヤツはまずいないので、
つい恥ずかしい着メロ(ヤゴゲルゲの子守唄)を爆音設定に
していたのである。
画面を見てみると「098」で始まる番号からである。
そんな番号知らん。ブラジルかどっかか?そんな怪しい番号
出たくない。しかし着メロは止めなければならん。渋々出てみると
「シライシサン、デスカ?」
妙にイントネーションがおかしい女の声がした。
「違います」
そう答えて切った。「098」は後で調べてみたら沖縄だった。
どっちにしろ知り合いはいない。それが午前中のことだ。
午後、再び「ヤゴゲルゲの子守唄」また098からである。
「シライシサン、デスカ?」
「あのー、間違い電話ですってば」
そう言って切る。しかし30分後また掛かって来た。
さすがにもうこの時にはマナーモードにしてあった。
もういい加減にして欲しい。いっちょキツめに言ってやるかと
身構えて出たところ
何故か声が震えている。まるですすり泣くような声。
「ひ…ヒイ!もう掛けて来ないでください!」
僕は恐ろしくなってきた。しかも電話はもう掛かって
こないどころか間髪入れずに掛かってくるようになってしまった。
ケータイが僕のポケットで震えっ放しである。
シカトして仕事を続けるにも限度がある。
これって何かの嫌がらせか夏の怪奇現象なの?
新倉イワオ先生助けて!と根を上げそうになったら
隣で仕事をしていた女の子が見るに見かねて
「着信拒否設定できるはずですよ」
と言うので、おおそうじゃ、そうであったと
やり方を教えてもらい、早速設定開始。
しかし設定している間にも「着信。098…」のために
設定画面がリセットされてしまう。何なんだこのしつこさは。
こ、怖い。つのだじろう先生助けて!
何度も中断にあって、ようやく設定完了。
それからは二度と掛かってこなくなった。
「どんな人だったんですか?」
ようやく落ち着いてから隣の女の子が聞いてきた。
女性で、ちょっとイントネーションがおかしい。
「シャッチョサン、オサケ、アルヨ」とか、そんな
感じに近い。何度も掛かってくることから僕の言ってる
ことが通じてないことも考えられる。なので
「フィリピンとか、そのへんの女の人かもしれない」
そう女の子に答えたら
「そういうお店で変なことしたんじゃないですか?」
クスクスと笑われた。誤解だ!僕は国産女のみを好む。
「違うよ。そんなお店行ったことないよ!」
必死に弁解したが、10分後には部内じゅうの女の子に
「僕、沖縄の訳ありフィリピーナからイタ電される」
という話が作り上げられ広まってしまった。
電話だけでも相当困ったというのに、二次災害まで
食らう羽目になってしまった。これが風評被害というやつか。
電話より凄い勢いで広まる女の子達の口コミの前に僕は
夏だ、海だ、沖縄だ、ナハ、ナハ、ナハ〜。
力なく笑うしかなかったのである。
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