叱れる父。尻に敷かれる夫。

「Rちゃーん」

最近、娘・R(10ヶ月)に向かって名を呼ぶと、
サッと手を上げるようになった。

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ハイ、と片手を上げるのが正しいスタイルとして
教えてるのだけれども、勘違いしてバンザイしたり
何故か手をパチパチ叩いてしまうことも多い。
そういったお茶目な仕草も含め、呼べば反応してくれるので
可愛いったらありゃしない。

手を上げる、か。

僕はこの子に手を上げることはあるのだろうか。
そんな連想に至った。父は娘を叱る時に手を上げるのはアリ
なのだろうか。男兄弟しかいなかった僕は分からない。

という訳で嫁に聞いてみた。嫁の父は温厚な人だが、
叱る時はびしっと叱る父であったらしい。

「小学校までだけど、結構叱られてぶたれた時もあったよ」

「やはり女の子でも時にはぶつのも必要なのだな」

「手でぶたれたでしょ、あと布団タタキとかでもあるし、
 あ、掃除機の先っぽでぶたれたこともあったわ」

「僕としては掃除機で殴られるまでの過程を知りたいんだがね…。
 どんな悪さしたんだよ!」

嫁は不良娘だったのだろうか。昔・積み木崩し、
今・松葉崩し、みたいな。

「今は叱れない親が増えてるからね…。だから援交とか
 しちゃうんだよ」

嫁はRをちらりと見て言った。母子寮で母子指導員だった嫁にしては
単純な理論である気がしないでもなかったが、僕はRが心配になり

「R〜!援交なんてしちゃだめだよ!したかったら
 お父さんに言いなさい。胸揉んであげるから。2万で」

ぎゅうと抱きしめて頬擦りしたのだが

「あだだだだー!」

バカニシナイデ、とでも言いたげに僕の腕を振りほどき逃げてしまった。

娘に手を上げることは時には必要であり、
娘に手を出すことも場合によっては必要…なわけないか。

体罰はおしりペンペン限定にしたいと思う所存。
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