チャレンジ女医!

娘・R(10ヵ月)の鼻風邪はピークを過ぎたようだが

「鼻が奥で詰まってるのよ。綿棒じゃ取れないし、Rが苦しそう」

Rが最初に診てもらった小児科で、鼻詰まりだけ
取ってもらったらどうか、と嫁が言う。ふーん。

「そこって女医さんだし、若いナースもいたわよ!」

どうやら嫁は僕にRを連れて行かせたいようであるが、そんな餌には
釣られない。僕はブルマとセーラー服にしか心が躍らない…が、

「んー。じゃあRちゃん、行きますか」

たまには違う趣向も良いかなと思った。

「行ってくれるの!じゃあこの診察券持ってね!むこうに行ったら
『鼻が詰まってるので吸って下さい』って言うのよ!」

母親が出来の悪い息子に言い聞かせるような口調で嫁に指示を出され、
ひ…一人でできるもん、と緊張して初めて小児科のドアを開けると…

「こんにちは。今日はどうされましたか」

受付の女の子がすんばらしく可愛いかった。しまった。ますます
緊張するではないか。嫁に言われ通り伝えなければ…えーと、

ちんちんが詰まってるので吸ってください。いや違う。

ともかく何とか落ち着いて受付を済ませた。やがてRの名が呼ばれ、
診察室に入った途端

「ひええええっ。ぎゃー」

号泣して止まらないR。僕が必死に押さえている間、女医さんが
Rの鼻に管を入れて詰まりを吸引することになった。

僕も鼻炎持ちで、子供の頃よく通院したので分かるが、
コレ、何度やられても確かにイヤだった。

「じゃ、最後にアレをやって下さい」

女医は蛇腹のホースが伸びているメカを指差した。
これも僕は何度もやったことがある。ネプライザーだ。
ホースの先を鼻に当て、蒸気を鼻から口へ通すのである。

ここでもRはイヤイヤと必死に抵抗。これも僕は
嫌いだったから気持ちはよく分かる…。

しかし考えてみれば、僕が鼻炎持ちだったのは父が
ヘビースモーカーであり、母も掃除が苦手だったから
のような気がする。家のホコリが原因なのだ。

一方、我が家の嫁は掃除は完璧だから、僕がタバコを止めて
いればRが苦しまずに済んだのではなかろうか。

許せRよ。父が愚かであった。

ここに来るのは今回限りにしたい。受付の女の子は惜しいが。
Rに僕と同じ轍(わだち)を踏ませてはならないと
反省したのであった。

轍バカよね〜♪
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