揉めば命の泉湧く。

ネットをやっていると、嫁がフラフラしながら
僕の元にやって来た。

「…肩が凝った」

「揉んでやろうか?僕、うまいよ」

「いえ、いい。…と言うよりも、胸が重くて凝って…」

「揉んでやろうか?僕、うまいよ」

「いえ、いい!」

ちぇー。

しかし「胸が重くて凝る」とは嫁も言うようになったものよ。
元々は洗濯板でフラット画面で関東平野並みのまっ平らな胸なのに
娘・R(8ヶ月)を産んだ育児特需により大きくなっているのだ。

それなのに、ボインは赤ちゃんのためにあるんやで〜
ということで僕は滅多に触れることが出来ないのだけれど…。
などと考えていると

「…やっぱ、肩揉んで」

結局嫁は僕の膝の上に座ったので、

嫁さんお肩を揉みましょう〜養豚ゼットンペットントン〜。

嫁の固くなった肩を揉みほぐしてやった。

「あら、あなた、うまいわね」

「初めに言ったろうが。小さい頃から母親に
 やらされていたのだ」

乳揉みの方は、嫁がモンゴル高原並みのまっ平らなので
腕が鈍ってるかもしれないけど。

「もういいわ。ありがとう」

5分も揉んでなかったが、嫁は満足したようだ。

「もういいのか」

「うん。じゃあお礼に…」

嫁は僕の膝から腰を上げた。まさか嫁よ…。
これからお前のしようとしていることは…。

「ここを揉んであげます」

嫁は小生の愚息を鷲掴みにしたのであった。ああやっぱり。

「お前、それ、絶対すると思ったよ」

「ギャー!読まれてたのね!」

長い間ツガイになってれば、それぐらいお見通しなんだよ!

僕らは恋愛結婚だと思っていたのに、実は
揉み合い結婚だったようである。
.

Trackbacks

< 好色一代夫。|TOP|サインは愛。 >