2004/11/9 火 | 日記
静かな湖畔の森の陰から、オヤジと猿(ましら)の声がする
秋の日光といえば紅葉狩りである。
ノリヤス叔父が運転する車は、僕、嫁、娘・R(1才)、
そして僕の母と叔父の新しい奥様を乗せて峠を攻める。
「さあ、ここからの眺めが最高なんだ」
叔父が勧める展望台に登ってみたら…
周りの山は全て禿げ上がっていた。
紅葉狩り、一瞬にして完。
ま、天気はいいし…紅葉はなくとも眺めもいいし…
ということでそれなりに楽しんで中禅寺湖畔のレストランに入った。
ガビ〜ン。店に入るなり度肝を抜かれたのがこの貼り紙。
あやしい〜。しかもピストルないし。
何となく「マサルさん」っぽいあやしげな雰囲気の店。
しかしウチには1才にして既にセクシーコマンドーを
体得したした娘・Rがいる。
昨日もまた「放課後キャンパス」をやっていたし。
むっふーん。
恐れることは何もない!と店に入ってみると、それ以外は普通であった。
メニューも「猿鍋」とか怪しいものはなく、僕は蕎麦を啜った。
味も結構美味しく、満足して席を立とうとしていたところへ
どどどどどどどどどど。
店のおやじが猛ダッシュで客席まで走ってきたかと思うと、
コックリさんに憑依されたかのような狂った勢いでばん、ばん、と
窓を閉じていくではないか。
あやしい。あやしい。あやしいー!
一体何事だ、と僕ら客は呆気に取られ、しんと静まった。
店のおやじは一呼吸ついて僕らに向かって叫んだ。
「さ、猿です!猿が店の外に現れました!
食べ物目当てに入って来ないように窓を閉めました!」
「ええー!?」
店頭の貼り紙はダテじゃあなかったんだ…と妙に感心して、
会計を済ませたのであった。
これがホントの猿マネー。なんつってうひゃひゃ。
僕らは帰途に着いた。先ほどの店の前を通り過ぎようとしたことろ、
母がその反対側の林を指して叫んだ。
「あっ!猿っ!」
全員で振り向くとそこには確かに猿が一匹、四つん這いで
走る姿が見えた。
「R!お猿さんだよーうきゃきゃきゃ」
「さっきの店の猿はアレだったんだよきっと」
「ケツ赤ぇー!」
たった一匹の猿の出現で大盛り上がりの僕ら。
真っ赤な紅葉のタイミングを逃しても
真っ赤なお猿のお尻が出迎えてくれる。
日光はとてもレッドでホットな観光地である、
というお話だったとさ。とっぺんぱらりのぷう。
ノリヤス叔父が運転する車は、僕、嫁、娘・R(1才)、
そして僕の母と叔父の新しい奥様を乗せて峠を攻める。
「さあ、ここからの眺めが最高なんだ」
叔父が勧める展望台に登ってみたら…
周りの山は全て禿げ上がっていた。
紅葉狩り、一瞬にして完。
ま、天気はいいし…紅葉はなくとも眺めもいいし…
ということでそれなりに楽しんで中禅寺湖畔のレストランに入った。
ガビ〜ン。店に入るなり度肝を抜かれたのがこの貼り紙。
あやしい〜。しかもピストルないし。
何となく「マサルさん」っぽいあやしげな雰囲気の店。
しかしウチには1才にして既にセクシーコマンドーを
体得したした娘・Rがいる。
昨日もまた「放課後キャンパス」をやっていたし。
むっふーん。
恐れることは何もない!と店に入ってみると、それ以外は普通であった。
メニューも「猿鍋」とか怪しいものはなく、僕は蕎麦を啜った。
味も結構美味しく、満足して席を立とうとしていたところへ
どどどどどどどどどど。
店のおやじが猛ダッシュで客席まで走ってきたかと思うと、
コックリさんに憑依されたかのような狂った勢いでばん、ばん、と
窓を閉じていくではないか。
あやしい。あやしい。あやしいー!
一体何事だ、と僕ら客は呆気に取られ、しんと静まった。
店のおやじは一呼吸ついて僕らに向かって叫んだ。
「さ、猿です!猿が店の外に現れました!
食べ物目当てに入って来ないように窓を閉めました!」
「ええー!?」
店頭の貼り紙はダテじゃあなかったんだ…と妙に感心して、
会計を済ませたのであった。
これがホントの猿マネー。なんつってうひゃひゃ。
僕らは帰途に着いた。先ほどの店の前を通り過ぎようとしたことろ、
母がその反対側の林を指して叫んだ。
「あっ!猿っ!」
全員で振り向くとそこには確かに猿が一匹、四つん這いで
走る姿が見えた。
「R!お猿さんだよーうきゃきゃきゃ」
「さっきの店の猿はアレだったんだよきっと」
「ケツ赤ぇー!」
たった一匹の猿の出現で大盛り上がりの僕ら。
真っ赤な紅葉のタイミングを逃しても
真っ赤なお猿のお尻が出迎えてくれる。
日光はとてもレッドでホットな観光地である、
というお話だったとさ。とっぺんぱらりのぷう。
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