2004/11/5 金 | 日記
親の親の顔が見たい!
第1回夫婦朝まで生討論。
お題:「娘・R(1才)は誰に似ているか」
口火を切ったのは嫁だった。
「今一番似ているのは、あなたのお母さんよね」
「やはりそうか。やだなあ」
「やだなあって、それじゃお母さんに失礼じゃないの」
「でも…」
嫁はいい子ぶりっ子なことを言う。確かに母の容姿を
どうこう言うつもりはないが…。
肉親である母。文字通り肉の親である母。
いや、多くは語りますまい。
その母に、僕が最強に可愛いと信じて疑わないRが
よく似ていることを認めることにはかなり抵抗があった。
「お母さん、若い頃は可愛かったって自分で言ってたよ」
「それは嘘だ!」
いつだったか、母の少女時代の写真を見たことがある。
ちびまる子ちゃんを実写版にしたらこんな感じなんだろうな…という
何とも微妙なセピア色の母だった。
確かに僕も嫁も大した遺伝子を持っているわけではないので
Rがまさか絶世の美少女になるとは思っていない。
それでも僕と嫁の平凡遺伝子がいい塩梅にブレンドされ、
10人並みぐらいになってくれれば、という小さな夢があるのだ。
しかし母にバッチリ似ているとなれば、先は見えてしまう。
そんな夢のないノーフューチャー遺伝子の所業を
認めるわけにはいかぬ。
ま…でも…。おそらく僕は、Rが母に瓜二つになろうが
マンドリルそっくりになろうが、娘が一番可愛いと
思っているに違いない。
何故なら男にとって長女は最大の恋人。そして恋は盲目。
僕は何となく討論の落ちどころが見つかった感じになった時に、
嫁がぼそっと呟いた。
「Rの顔を下から見上げてみると、耳からアゴのラインがこう、
ぷっくりしててお母さんそっくりなのよね。ちょっとイヤ」
「何だよ!お前だってイヤだって思ってるじゃないか!」
「あら。そんなこと言ってな…あはは、口が滑っちゃったわ
ぐーぐーぐー」
狸な嫁は狸寝入りを決め込んだ。こんなことならば
朝まで生討論なぞは早々に切り上げ、
朝まで生まぐわいに移るべきであったと思った。ぽてちん。
お題:「娘・R(1才)は誰に似ているか」
口火を切ったのは嫁だった。
「今一番似ているのは、あなたのお母さんよね」
「やはりそうか。やだなあ」
「やだなあって、それじゃお母さんに失礼じゃないの」
「でも…」
嫁はいい子ぶりっ子なことを言う。確かに母の容姿を
どうこう言うつもりはないが…。
肉親である母。文字通り肉の親である母。
いや、多くは語りますまい。
その母に、僕が最強に可愛いと信じて疑わないRが
よく似ていることを認めることにはかなり抵抗があった。
「お母さん、若い頃は可愛かったって自分で言ってたよ」
「それは嘘だ!」
いつだったか、母の少女時代の写真を見たことがある。
ちびまる子ちゃんを実写版にしたらこんな感じなんだろうな…という
何とも微妙なセピア色の母だった。
確かに僕も嫁も大した遺伝子を持っているわけではないので
Rがまさか絶世の美少女になるとは思っていない。
それでも僕と嫁の平凡遺伝子がいい塩梅にブレンドされ、
10人並みぐらいになってくれれば、という小さな夢があるのだ。
しかし母にバッチリ似ているとなれば、先は見えてしまう。
そんな夢のないノーフューチャー遺伝子の所業を
認めるわけにはいかぬ。
ま…でも…。おそらく僕は、Rが母に瓜二つになろうが
マンドリルそっくりになろうが、娘が一番可愛いと
思っているに違いない。
何故なら男にとって長女は最大の恋人。そして恋は盲目。
僕は何となく討論の落ちどころが見つかった感じになった時に、
嫁がぼそっと呟いた。
「Rの顔を下から見上げてみると、耳からアゴのラインがこう、
ぷっくりしててお母さんそっくりなのよね。ちょっとイヤ」
「何だよ!お前だってイヤだって思ってるじゃないか!」
「あら。そんなこと言ってな…あはは、口が滑っちゃったわ
ぐーぐーぐー」
狸な嫁は狸寝入りを決め込んだ。こんなことならば
朝まで生討論なぞは早々に切り上げ、
朝まで生まぐわいに移るべきであったと思った。ぽてちん。
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