おしゃれ絶望

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昨日の日記にも書いたが、日本語のフレーズが書かれた服が好きである。

『セクハラ』とか『のび太のくせに生意気なんだよ!』とか書いてあるのでよく笑われるのだが、友達などは「またか」みたいな感じで接してくれるので恥ずかしいことはない。

しかし会うのが友人でもないが全くの他人でもない場合、これが迷いどころである。迷うというよりもそういう服ばかりになってしまって、選択の余地が無い時もあり、恐る恐る着て行くこともある。

例えば週1回ある娘・R(2才)のお遊戯教室にて顔を合わせるママさん達。今のところ嫁と交互に僕が連れて行っているのだが、父親が付き添うのは僕ぐらいしかおらず、「女の中にぃ男がひとりぃ」状態。一応言葉は交わすけれども、やはりママさん達の「ちょっと聞いてよ〜」「あらやっだー」という井戸端会議なノリの輪には入って行けない。

そういった微妙な距離感の中で、ある日着ていくまともな服がなかったので、『かめはめ波』と書かれたパーカーをやむを得ず着て行った。

「まあ、何あの人」

「前々から怪しいと思ってたけど、やっぱり変な人だったのね」

「Rちゃんもかわいそうに…」

などと陰口を叩かれ、うんこでも投げつけられて退場させられるのではないか…と恐れていたのだが、結果は意外なことに全くのノーリアクションだった。

「あ、大丈夫だったんだ」

僕は安心してこれ以降気兼ねなく『ブッコロス』『ドエロ』等書かれた服を着て行けるようになった。

ところが…。

嫁がそのお遊戯教室のママさんのひとりと公園で会ったらしい。そこで嫁が言われたらしい。

「あなたがいつもどんな服着てくるのか注目してるらしいよ」

「ええっ。そんなこと一言も言われたことがないのに!」

「お遊戯教室のママさんの間で話題沸騰中なんだってさ」

なんということだ。ひどい。みんな陰口も何も言わないから安心していたのに。人妻って怖い!

でも…本人が聞こえないところで言うから陰口なんだよな…そうだよな…。と思い直し、せめてRの父として恥ずかしくない格好で行くべきだと考えて箪笥を漁ったが、日本語フレーズが入っている服を除くと、電車男が着ていそうな変なセーターぐらいしかなく、こりゃユニクロにでも行かなきゃだめかねえとお手上げになってしまったのであった。

ユニクロはないが『エログロ』と書かれたTシャツはあるんだけど…。
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