母は強し。祖母になっても母は強し。

栃木の母からメールが届いていた。

お元気ですか。もう少しで2人目が産まれるよね。
○○(嫁の名)も順調ですか?でもお母さんは
あなたの方が心配です。無理してないかい?
休日の家族サービスもいいけど、疲れてる時は
断ってもいいんじゃないの?なんてね。


とのことで…。母は僕に甘い。どれくらい甘いかというと
ものまね紅白歌合戦でいつも10点を出してしまう審査員
ぐらい甘い。別の言い方をすれば僕が娘・R(2才)にいつも
デレデレしているぐらいの甘さである。そんな母らしさが
滲み出ているメールであった。

母は嫁の真の恐ろしさを知らない。とある休日にうっかり
一日中寝てしまった時の嫁は、ヒンドゥーの怒れる女神・
カーリーが乗り移ったかと思った。あの時はさすがに我が身の
滅亡を覚悟したものであった。

まあその、僕もいい加減三十路半ばなんだからと思わずには
いられないが、母はこのようにいつも遠い栃木の空の下で
僕の体を心配している。

しかし還暦を過ぎた母はもう若くない。本来ならば僕の方が
母の健康状態を心に留めておかねばならないのに。

母さんごめんよ。嫁の妊娠とRの成長が気掛りでいっぱい
いっぱいだったんだ。母さんこそ元気ですか。なかなか
電話もメールもしないことをお許しください…と返事を
書こうとしたが、母のメールにはまだ続きがあった。

来週、氷川きよしのコンサートを観に行くの!お母さんは
福岡に飛びます!笑われるから○○さんには内緒ね!


あと20年は放っておいても大丈夫そうである。

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