2005/7/6 水 | 日記
手に入れろ!でかダンボール!
実家の母がいろいろな物を送って来てくれたらしい。
お母さん、ありがとう…と言いたいところだが、全て
嫁の采配により摂取されてしまったので、何を送って
くれたのかが定かでない。
僕が見たのは既に空っぽになったダンボールだけ。
少し寂しかった。でも僕、負けない。ありとあらゆる
災厄が飛び去って行った後のパンドラの箱のように、
箱の中にはたったひとつだけ残っているものがあるかも。
そう。それは「希望」…
と思って覗いたら希望じゃなくてゴボウの欠片だったので
激しくつまらなかった。
一方でつまらないどころか大はしゃぎしたのが娘・R(1才半)
であった。Rはダンボールを見るなり箱の中に入っていった。
自ら箱入り娘と化したのである。
「R、楽しいのか?」
「きゃはははは!」
箱入り娘というよりも、これでは捨て猫のような趣である。
まるで僕が捨てたみたいではないか、と胸が痛んだ。
Rを箱入り娘に育てたいのは山々である。しかし深窓の令嬢
ならともかく、そんな世間知らずでは世の中渡って行けまい。
そんな育て方をしてもウチは思いっきり庶民であるので、Rは
深窓の令嬢にはなれない。貧相なキャバ嬢が関の山である。
文字通り箱入り娘のRの姿から将来のことまで考えてしまって
いたら、当のRは「よいしょ」と立ち上がり、ダンボールから
出ようとしていた。おお!Rが自ら箱入り娘を卒業…しかし…
どおおおおおん!
足を取られ、ダンボールもろ共転げ落ちた。
「フギャアアアア!」
災厄の元となったこのダンボールはRにとってパンドラの箱となって
しまったようである。そう。これは僕にとってもパンドラの箱。
何故ならばそこに残されたRこそ「希望」そのものなのだから。
お母さん、ありがとう…と言いたいところだが、全て
嫁の采配により摂取されてしまったので、何を送って
くれたのかが定かでない。
僕が見たのは既に空っぽになったダンボールだけ。
少し寂しかった。でも僕、負けない。ありとあらゆる
災厄が飛び去って行った後のパンドラの箱のように、
箱の中にはたったひとつだけ残っているものがあるかも。
そう。それは「希望」…
と思って覗いたら希望じゃなくてゴボウの欠片だったので
激しくつまらなかった。
一方でつまらないどころか大はしゃぎしたのが娘・R(1才半)
であった。Rはダンボールを見るなり箱の中に入っていった。
自ら箱入り娘と化したのである。
「R、楽しいのか?」
「きゃはははは!」
箱入り娘というよりも、これでは捨て猫のような趣である。
まるで僕が捨てたみたいではないか、と胸が痛んだ。
Rを箱入り娘に育てたいのは山々である。しかし深窓の令嬢
ならともかく、そんな世間知らずでは世の中渡って行けまい。
そんな育て方をしてもウチは思いっきり庶民であるので、Rは
深窓の令嬢にはなれない。貧相なキャバ嬢が関の山である。
文字通り箱入り娘のRの姿から将来のことまで考えてしまって
いたら、当のRは「よいしょ」と立ち上がり、ダンボールから
出ようとしていた。おお!Rが自ら箱入り娘を卒業…しかし…
どおおおおおん!
足を取られ、ダンボールもろ共転げ落ちた。
「フギャアアアア!」
災厄の元となったこのダンボールはRにとってパンドラの箱となって
しまったようである。そう。これは僕にとってもパンドラの箱。
何故ならばそこに残されたRこそ「希望」そのものなのだから。
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