花火ら大回転II。

としまえんの花火大会を見に行って来た。

毎年この時期になると、としまえんから程よく近い我が家には
ドンドンパンパンと景気のいい音だけが聞こえてくる。
これはとても悔しい。

アパートの隣の部屋からウフーンとかアハーンとかヨガリ声が
聞こえてくるぐらい悔しいのである。

そんなわけで嫁と娘・R(1才)を引き連れてレッツラゴー。

「あ、レジャーシート持ってくるの忘れた」

「今頃なに言ってるのよモオオオ!」

としまえんに着くなり嫁にふがいなさを罵られる。
としまえんだけに年増怨〜なんつってウヒャヒャ。

ひとつだけ、Rが花火を怖がらないか?というのが心配であった。
一度嫁の実家に帰った時にちょうどやっていた花火大会を
チラ見したが、その時は平気だったので、丸っきりダメではない
だろう、ぐずっても近いからすぐ帰れる。そんな感じで構えていた。

程なくしてどどどーんと花火が天空に上がった。
思ったより派手だ。でかい。さて、Rの様子は

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…あああびびってる。

しかし、泣くところまではいってないので
しばらく様子を見れば慣れてくれるかもしれない。

「ほーら、肩車しちゃうよーん」

Rを口車に乗せつつ肩車。
としまえんの花火は短い。30分程度で終わってしまう。
最後のフィナーレではこれでもかというぐらいの
集中打ち上げで迫力満点。

どんどんぱんぱんどんぱんぱん。

いつの間にかRもボーっと魅入っていた。よかった。
うまく慣れてくれたようだ。

家に帰ってから汗をかいたので早速お風呂。
僕はRを風呂に入れる役目がある。嫁はその間僕の着替えの
パンツを出す役目がある。しかし

「えへ。出すの忘れちゃった」

どんどんぱんつどんぱんつー!

地団太を踏んでも嫁は動かない。僕は家の中ストリーキングを
断行せざるを得なかった。これでもう何度目だろうか。
嫁は忘れたというよりも、「そのぐらい自分でやれよ」
という感じである。

あとでお父ちゃんの特大ヘビ花火をお見舞いすることにしよう。
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