2004/6/20 日 | 日記
美少女探索。池池ゴーゴー。
こう暑いとプロヴァンス辺りに避暑に行きたいざんすが、そんな金も暇も
別荘もないので、嫁と娘・R(10ヶ月)を連れてボートを漕ぎに
近場の池まで行くことにした。
その池があるところは、僕の永遠の片思いの相手であり、Rの名前の
ルーツである美少女Rちゃんが住む街。
Rちゃんとはおよそ半年前、Rをお披露目して以来音信不通である。
携帯電話が変わってしまったのか繋がらなくなってしまった。
勤め先のゲーセンに行ってもいないし、この街に住んでいる、ということは
知っていても住所までは知らない。謎多き美少女になってしまった。
電車から降り、駅前に立つ。ここがRちゃんの現在住んでいる街…。
すーはーすーはー、と大きく深呼吸をしてみた。
「あなた、何やってるの?」
「せめて同じ空気を共有したいと思って。
Rちゃんの匂いがちょっとでも入ってるかなと思って。
Rちゃんの吐いた息をちょっとでも吸えるかなと思って。
せめてせめて…ああああ…」
自分で言ってるうちに感極まってきたが、トイメンから
上半身裸の爺さんがすれ違ってきたので即座に中断。
嫁の「バカ」と呟く声が聞こえた。おええ。
「あの交差点を左よ」
嫁の案内で池に向かう。これが少女マンガだと、カドを曲がったところで
僕とトーストを咥えて走るRちゃんがゴッチーン☆とぶつかって
「あらやだ、偶然ねえ」
という感動の再開になるのだが、そんなわけなかった。
途中に本屋があった。Rちゃんは本好きなので、これが少女マンガだと
本屋から出てきたRちゃんと僕がバッタリ会って
「あらやだ、偶然ねえ」
という感動の再開になるのだが、そんなわけなかった。
やがて池に着いた。Rちゃんは乙女ちっくなので、これが少女マンガだと
池のほとりでRちゃんがカルガモを眺めており
「あらやだ、偶然ねえ」
という(中略)…そんなわけねーだろコンチクショウ。
ボート乗り場に辿り着いた。このまま入水しちゃいたい気分だったが
嫁とRを置いていく訳にはいかないので気を取り直すことにした。
ボートに乗り、池の小さな波を目で追いながら感傷に浸った。
僕がもっとイケてる男だったら、Rちゃんも連絡をくれないなどという
冷たいことはしなかったろうになあ、と。
僕はこの涼やかなる池の水面になりたい。
略して池面である。
別荘もないので、嫁と娘・R(10ヶ月)を連れてボートを漕ぎに
近場の池まで行くことにした。
その池があるところは、僕の永遠の片思いの相手であり、Rの名前の
ルーツである美少女Rちゃんが住む街。
Rちゃんとはおよそ半年前、Rをお披露目して以来音信不通である。
携帯電話が変わってしまったのか繋がらなくなってしまった。
勤め先のゲーセンに行ってもいないし、この街に住んでいる、ということは
知っていても住所までは知らない。謎多き美少女になってしまった。
電車から降り、駅前に立つ。ここがRちゃんの現在住んでいる街…。
すーはーすーはー、と大きく深呼吸をしてみた。
「あなた、何やってるの?」
「せめて同じ空気を共有したいと思って。
Rちゃんの匂いがちょっとでも入ってるかなと思って。
Rちゃんの吐いた息をちょっとでも吸えるかなと思って。
せめてせめて…ああああ…」
自分で言ってるうちに感極まってきたが、トイメンから
上半身裸の爺さんがすれ違ってきたので即座に中断。
嫁の「バカ」と呟く声が聞こえた。おええ。
「あの交差点を左よ」
嫁の案内で池に向かう。これが少女マンガだと、カドを曲がったところで
僕とトーストを咥えて走るRちゃんがゴッチーン☆とぶつかって
「あらやだ、偶然ねえ」
という感動の再開になるのだが、そんなわけなかった。
途中に本屋があった。Rちゃんは本好きなので、これが少女マンガだと
本屋から出てきたRちゃんと僕がバッタリ会って
「あらやだ、偶然ねえ」
という感動の再開になるのだが、そんなわけなかった。
やがて池に着いた。Rちゃんは乙女ちっくなので、これが少女マンガだと
池のほとりでRちゃんがカルガモを眺めており
「あらやだ、偶然ねえ」
という(中略)…そんなわけねーだろコンチクショウ。
ボート乗り場に辿り着いた。このまま入水しちゃいたい気分だったが
嫁とRを置いていく訳にはいかないので気を取り直すことにした。
ボートに乗り、池の小さな波を目で追いながら感傷に浸った。
僕がもっとイケてる男だったら、Rちゃんも連絡をくれないなどという
冷たいことはしなかったろうになあ、と。
僕はこの涼やかなる池の水面になりたい。
略して池面である。
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