2005/12/24 土 | -
ベリー理解にクルシミマス。
ザクリ!グサリ!ドチャリ…町は一瞬にして血に染まり…
花中島マサル作・「黒いクリスマス」を口ずさみながら街に出ると
なるほど一面の血の色で…というのは嘘だが、クリスマスイヴだけ
あって様々な人がうろついているものである。
サンタのコスプレをした売り子などは数え切れず、また、
このように神のお告げを掲げる宗教団体の人々などがいたりして
街中が混沌として浮かれまくっている。
娘・R(2才)も浮かれポンチに便乗してサンタコスプレで(後ろは
息子・タク(2ヶ月)繁華街にレッツラゴー。するとサンタや神の
使いだけでなく、人の姿でない異形の者もちらほらと見受けられた。
セサミストリートのパチモンのような彼(?)は、Rの姿を見るやいなや
ハーイと両手を上げるポーズをして、Rに握手を求めてきたのである。
Rはその突然のアプローチに、まるで露出狂に全てを包み隠さず見せら
れてしまった女子高生の様に固まってしまった。
ちょっとお前!うちの娘を怖がらせるんじゃねえ!自分のキャラ考えろ!
どう考えてもキモいキャラだろうが!と、着ぐるみの上から殴ってやろう
かと思ったが、Rはすぐ打ち解けたようでニコニコと握手をしていた。
幼女って意外とああいうのがツボなんだろうか。逆に嫁の方が
「こわいよー。きもいよー」
と近寄ろうともしなかった。この紫色のニセセサミと別れた後、
次に遭遇したのはリラックマである。
これは文句なく可愛い…。
「R、ちょっとリラックマの隣りに立ってくれ!写真撮るから!」
Rをベビーカーから降ろし、リラックマの隣りに添えてデジカメを
構えたのだが
「こわいー!こわいー!うわああああん!」
泣いて逃げ帰ってきてしまった。
「どう考えてもさっきの紫ニセセサミの方が怖いだろうが!」
幼女の感覚というのは理解に苦しむ。いや幼女一般ではなく、Rが実は
ゲテモノ趣味なのかも知れぬ。男の趣味もゲテモノで、将来バリバリ
アキバ系入ってますみたいなのを
「これアタシの彼氏〜」
とか言って連れてきたらどうしよう。リラックマとRの写真を諦め、
再び歩き出すと、またしても神の使いが。
Rの将来の彼氏は神の教えに従い、死後と言わず速攻で父の裁きにより
ザクリ!グサリ!ドチャリと血の海に沈めることを決意したのであった。