■バックナンバー130
*第127回月例会(芭蕉記念館)2005/10/14

  破れ蓮水に触るるをためらいし    智 子

■バックナンバー131
*第128回月例会(高尾山吟行)2005/11/20

  金泥の仁王睨むや花八手       緑 山

  陽だまりに心経融ける堂の前     踏 破

  冬天を樹齢千年杉つかむ       えみこ

  仏守護の童子導く冬日向       智 子

  必殺技勇太冬道かけ下る       万 州

■バックナンバー132
*第129回月例会(芭蕉記念館)2005/12/16

   柚子りんご浮かべてもてなす田舎風呂 智 子

   線香の煙真横に冬障子        緑 山

   聖夜なれど風呂に思い出沈むべし   智 子

 

■バックナンバー133
*第130回月例会(芭蕉記念館)2006/1/20

   凍滝の襞深々と太古の碧       緑 山

   寒暁の堆肥の湯気の好もしき     万 州

 

■バックナンバー134
*第131回月例会(芭蕉記念館)2006/2/10

   節分を跨ぎ切れずに足踏みす     えみこ

■バックナンバー135
*第132回月例会(芭蕉記念館)2006/3/10

   若鮎やお尻すぼめていただきぬ    牡 丹

   さりとて身動きもならず沈丁花    緑 山

■バックナンバー136
*第133回月例会(芭蕉記念館)2006/4/14

   首筋の母なる形春の駒        牡 丹

■バックナンバー137
*第134回月例会(芭蕉記念館)2005/5/12

  夏燕米屋と酒屋多き町         万 州

  悪人吾双葉を間引き夏に入る      万 州

■バックナンバー138
*横浜吟行(中止)2006/6/18

 『六月の句』掲載

■バックナンバー139
*第135回月例会(芭蕉記念館)2006/7/14

  青葡萄施設入所を決める朝       えみこ

■バックナンバー140
*第136回月例会(芭蕉記念館)2006/9/8

  ジーンズの丸きお尻や秋の茄子     万 州

  ポン菓子の爆発音や鰯雲        えみこ

■バックナンバー141
*第137回月例会(芭蕉記念館)2006/10/13

  大根ひく一の字くの字への字かな    智 子

■バックナンバー142
*第138回月例会(横浜/山手異人館通り吟行)2006/11/4

  煉瓦古り桜落葉のふきだまる      緑 山

  井戸を汲む風なき秋日風車あり     翡 翠

 

■バックナンバー143
*第139回月例会(終い句会)2006/12/24

  隙間風疑いながら入り込む       深 雪

■バックナンバー144
*第140回月例会(初句会)2007/1/19

  山里の風のカタチの寒豆腐       牡 丹

  どんど焼関東平野空が大きい      緑 山

■バックナンバー145
*第141回月例会2007/2/9

  ガリ版のやすり春めく春の雪      踏 破

  青目刺四尾揃いて神聖なり       牡 丹

■バックナンバー146
*第142回月例会2007/3/9

  山笑う音沙汰なしを責められし     牡 丹

  白蓮の吾等の出番と盛り上がる     踏 破

  山盛りの十三の蜆にちょと疲れ     万 州

■バックナンバー147
*第143回月例会2007/4/14

  虚子忌にも啄木忌にも豆ご飯     智 子

  会議終え白山吹に出会う午後     智 子

  桜湯に宿りし神を飲み干しぬ     牡 丹

  霊峰も民も寛ぎ花杏         牡 丹

  手前味噌トントン拍子春の夢     牡 丹

  大過なく終わりしことよ春大根    万 州

 ふらここに歓声残す始業ベル     踏 破

  春眠の歯の痛みへと移りけり     踏 破

■バックナンバー148
*第144回月例会2007/5/12

  新樹光溶け込みたくてペダル漕ぐ   えみこ

  新茶飲む子等の正座のすぐ解け    えみこ

  盛られきて穴も大きな秋田蕗     万 州

■バックナンバー149
*第145回月例会・愛宕神社〜増上寺吟行・2007/6/24

  ほおづきのある人だけの神頼み   芳 子

 夏の坂馬は四脚人二脚        万 州

 千日詣り八十六段昇り切る      踏 破

■バックナンバー150
*第146回月例会・2007/7/14

  省エネの不言実行かたつむり     踏 破

  頭挙げ道なき道を蟻巡る       踏 破

■バックナンバー151
*第147回月例会・2007/10/13

  秋暑し他人に厳しき声ばかり     緑 山

■バックナンバー152
*第148回月例会・2007/11/10

  残念雨天のため中止

■バックナンバー153
*第149回月例会・2007/12/8

  あの町の霜の声だけききに行く    智 子

 晩菊や月から地球が昇りたるよ    智 子

■バックナンバー154
*第150回月例会・2008/1/19

  蒟蒻の歯応えあまく寒波来る     踏 破

■バックナンバー155
*第151回月例会・2008/2/16

 春寒や素足食み出す乳母車      芳 子

 ざくざくと知らぬふりして韮刻む   芳 子

■バックナンバー156
*第152回月例会・2008/3/8

 さくら餅みよちゃんおんもで歩いたよ  万 州

 紙鋏切れ味鈍く春なかば        踏 破

 黄砂降る天下国家を論じをり       緑 山

■バックナンバー157
*第153回月例会・2008/4/12

 花万朶生殖のかくも美しき       万州

 幾度目か新人となる四月かな      踏破

 夜桜の昂ぶり今朝の御御御汁      緑山

■バックナンバー158
*第155回月例会/新宿末広亭吟行・2008/6/14

 冷し酒老芸人の声の艶         万州

 前方に団扇が一つ寄席の客       踏破

 三下り白き絣が江戸風情         緑山

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