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たしでれ俳句塾は「有季定型/十七音」で森羅万象へご挨拶をする個性豊かな感性集団でありたいと願っています
たしでれ俳句塾会報/第149号
更 新 日:平成19年6月26日
編集&発行:たしでれ俳句塾事務局
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《6月第145回月例会(吟行)報告》
【6月例会(吟行)】*開催日:6月24日・吟行地:愛宕神社&増上寺 *参加者:芳子・万州・踏破・緑山/FAX参加:なし *兼題:吟行句・当季(仲夏) *投句数:20句 *選句数:一人4句 *句会場:大門/ルノワール <茅の輪/東京/愛宕神社>
今回の吟行句会はちょっと変則的な選句方法をとってみた。
先ずは自分の投句五句の中から他の参加者には伏せたまま「自選 1句」をいただきます。
その後5枚の短冊をまとめて隣の人に渡します。
当然、渡された人は作者が誰であるか判っていますが、その中からこれが一番という句を一句選びお隣へ。
順次他の3人の句を一句選びます。
自選句と他選句の違いを楽しむ一方、その差は何処で出るのか?を考えてみようという試みです。
そして一番の功徳は無冠が絶対無いという安堵感?でしょうか?【自選句】
ほおづきのある人だけの神頼み 芳子
夏の坂馬は四脚人二脚 万州
千日詣り八十六段昇り切る 踏破
青々と組まれし茅の輪匂ひけり 緑山
【芳子全句と他選句】
緑山選 日曜日見知らぬ道の夏館
踏破選 五月雨や傘ひっかかる墓の道
吟行や出会ひは黄色グラジオラス
紫陽花の隣にあるは飴細工
万州選 ほおづきのある人だけの神頼み
【万州全句と他選句】
踏破・緑山選 大寺に夏の雨して人気なし
これがかの美人神主夏芝居
独り旅鄙のそば屋の冷の酒
亀の子と人の子鯉の後につき
芳子選 夏の坂馬は四脚人二脚
【踏破全句と他選句】
祝詞聞き茅の輪くぐりの列に立つ
芳子選 風車一つ水子地蔵の列動く
万州・緑山選 増上寺山門固く梅雨に錆び
ほおづき市鉢のの元なる蛙かな
千日詣り八十六段昇り切る
【緑山全句と他選句】
万州選 形代の半分濡れて池の端
青鬼灯パラリハラリと軽き雨
鬼灯のひとつの篭に花二輪
芳子選 梅雨の坂異国のチーズ購なひし
踏破選 青々と組まれし茅の輪匂ひけり
【2007/7月例会(146回)のお知らせ】
日 時:平成19年7月14日(土) 午後6時半〜 会 場:芭蕉記念館・分館
兼題:夏の虫・当季(晩夏)で5句
【兼題解説】
早、晩夏です。虫もいっぱい居ますが、秋の虫のような繊細さというより逞しさでしょうか。
毒虫も多いので要注意です。
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