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たしでれ俳句塾は「有季定型/十七音」で森羅万象へご挨拶をする個性豊かな感性集団でありたいと願っています

たしでれ俳句塾会報/第143号
更 新 日:平成19年1月14日
編集&発行:たしでれ俳句塾事務局

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《12月第139回月例会&謝恩会 報告》

【11月例会】*開催日:12月24日・於:西荻窪/野路凛亭2階

*参加者:智子・牡丹・深雪・翡翠・芳子・万州・踏破・緑山/FAX参加:なし

*兼題:時間・当季 *投句数:40句 *選句数:一人5句


<冬の朝/東京・町田>



【最高点句四点句】

 

      牡丹・翡翠・芳子踏破選   隙間風疑いながら入り込む      深 雪


【三点句】

 

        深雪・万州・踏破選   海に雪時間は前へと消ゆるなり    智 子


         牡丹・翡翠・緑山選   幸せと孤独の間鎌鼬         深 雪


【二点句】

 

            芳子・緑山選    十余年怠けし弟子の師走かな  深 雪

            翡翠・芳子選     手の皹を突き刺す風のなつかしさ   踏 破

            牡丹・万州選    日に一つリンゴを喰らひて何を成す  智 子

            万州・緑山選    爪切りて師走の午後の音をきく    智 子

            芳子・緑山選    窓拭けば冬天の陽のなお寒し     智 子

            智子・芳子選    クリスマス縁なき衆の姦しき    万 州

            深雪・翡翠選    暖房車綾とりの母指長し       万 州


【一点句】

 

           翡翠選     蕪炊く湯気の中なる居場所かな  牡 丹

              智子選    地には霜月を飛び越す雌牛かな   万 州

            深雪選     新宿の鋪道に捨てし影拾う   踏 破

            深雪選    駅前の落葉掃き掃き銀杏降る  芳 子

          踏破選     水っ洟老ひは確実に忍び足     緑 山

              智子選     冬夕焼胸に収まり論果つる 踏 破

               万州選     荒巻を厚く切り分け義理の母   牡 丹

           踏破選     日記買ふ父は命の時刻む      芳 子

              万州選    十二月私の時間は遺失物       深 雪

            深雪選     吾と似る柚子に納得湯舟かな   踏 破

            踏破選    極月や八方美人のままで往け   深 雪

            緑山選    ぶり大根明日の旅の備えまで   智 子



【2007/1月例会(140回/初句会)のお知らせ】

日 時:平成19年1月19日(金)午後6時半〜 会 場:芭蕉記念館/二階研修室

兼題:*冬の食べ物・正月行事で5句

【兼題解説】
日本の冬の食べ物って意外に充実しています。年末〜お正月も含めて冬全般のおいしい食べ物を詠んで下さい。


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