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バルカナイズドファイバー等のシートを接合するにあたって突合せ接着接着なるモノを開発しました。
本来は突合せ接合が正しいんですが他の方式と判別の為突き合わせ接着と名前を変えました。
筐体を作る場合にはこの技術思想が重要です。
上の写真にあるような展開図と接合の事例を提示します。
左から円柱筐体、正4面体、正6面体、正8面体、正12面体、正20面体です。
これは基本技術の全体の提示です。
デザインを成り立たせるための接着剤と接着方式の開発もあります。
このデザインを使って何が作れるか、どのように生かせるかはこれからの課題とします。
この筐体を使って何が出来るか?先の見透視が明確ではありませんが限りなく広いようにも思われます。
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上の写真が突合せ接合に移行する前の技術思想です。
組み合わせ接合ですね。
日本建築の匠の技の中に「鍵接合」なるものが有ります、切り込みが6角形ですが、その技術思想を受け継ぎ丸形としました。
更に匠の技術としては「腰かけ鍵接合」なるものがありますがシート状では出来ないので鍵接合の技術として採用しました。
今様の説明としては接合面を水平のおいて左右方向をX方向、前後方向をY方向、上下方向をZ方向として仮定して説明するならば。
かみ合わせた時点でXY方向にずれは抑制される、Z方向は自由に動くとなります。
形態は違いますがジグソーパズルも同じ考えとなりますかね?
組み立て接着には今様に言うならば「困難を極めた・・・・」ですかね?
その後に接着剤の画期的な使い方にを見つけ標準タイプとして凹凸による突合せ接合に移行しました。 |
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左が鍵接合右が突合せ接着になります。 |
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道具の説明
@:バターナイフ 10mm巾×1mm厚程度(加熱用コテとして利用)
A:ペーパーナイフ 10mm巾×1mm厚程度(加熱用コテとして利用)
B:鋼板製板 45mm×65mm×0.2mm程度(パレットとして使用)
C:ライター
Dマチ針
B:酢酸ビニル(乳化液状)
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接着方法の説明
1,筐体をカットしたモノの曲げ線に沿って曲げ癖をつける。
2,噛み合わせをさせ隙間部分に接着剤を針に持たせて隙間にたっぷりと塗る。(表に出る部分にははみ出しを多くしない)
3,ナイフの裏面をライターの火であぶり加熱(約1分程度)
4,噛み合わせの部分を熱せられたナイフの表で接合部を加熱する。
(加熱時間は概ね60秒程度で硬化が確認出来ます、その後ナイフを滑り方向にずらして離します)
5,各接合部を上記要領で加熱硬化をさせます。
6,加熱をすれば外すことも出来ます。
7,上塗り接合も可能になります。
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CADデータによる突き合わせ接着の作図資料です。
技術思想としては直線的に付き合わせた場合と係合する凹凸を設けて接着をするのとでは接着面積が大きくなるので応力に耐えられるようになります。
引っ張り応力せん断応力曲げ応力に対して有効に機能する。
当然接着剤の性能が母材に近い機械的要素が必要なのは当然です。 |
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加工上の突合せ接着の為の細部の説明です。 |
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シート状の接合では下記のような接合が考えられます。
(木工の技術・溶接の技術・半田付けの技術を取り入れて見ます、
接合材も単なるノリから瞬間接着剤、高強度接着剤
1,点接合(粒接合)
2,線接合(突合せ接合)
2-1、直線接合 2-2相欠き接合 2-3鍵接合 2-4凹凸接合
3,面接合
3-1張り合わせ 3-2穴あけ接合
接合材は下記のような条件で作られていますね。
◆ 母材の隙間に入り込んで硬化するもの。
◆ 母材を表面を溶かして接合するもの。(樹脂系の接着)
◆ 母材を大きく溶かして接合するもの。(熔接) |
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そもそもの話なんですがくっ付くとはどのような事かなんですがね。
ネットで調べてみました・・・・・・・。
分子と分子の間が近いとファンデルワールスの力があると言う事らしいです。
万有引力とは違うみたいです。
どうも電荷をオビてくっ付く、電荷のオビづらい素材もあったり、素材の表面に膜が出来る素材もありますね。
バルカナイズドファイバーと酢酸ビニルーを接着剤として使った場合には繊維の目の間に入り込みそれが硬化をするので引っかかるフック的機能とファンデルワールスの力の両方となるんですかね?
この様な事を考えつつアイデアの構築に突き進むのがオモシロく楽しい世界です。
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