テープ文字


テープ文字・糸文字

No1033     2023.10.18

バルカナイズドファイバーを裁断したテープを使って成形するフォントを作りました。
同上フォントをベースに嵌めて成形後硬化文字を取り出して使うと言う段取りです。
フォントは写真にある通りです。
フォントの切り抜き写真
テープを嵌めてみて微調整の写真

太い所は行ってこいになります。
実際に嵌めてみた写真
テープを霧吹き等で湿らせてから型に押し付けてなぞるようにはめ込み、その後再度霧吹き
等で湿らせて型に馴染ませます。

ここが重要なんですが、機械的な用語でいうならな内部応力の除去をします、その後乾燥
するまで待って下の写真のようになります。

曲げ戻り(スプリングバック)を防止しております。

テープ文字を取り出してセットした時の写真。
これはサンプルです。
設定条件は約10mm文字
テープは0.25×5mm幅でテストをしてます。(最小の大きさ程度の感じです)
実務にあっては下記のような段取りは必要になります。
1,概ねこの比率で拡大をします。
2,現状は切り抜いてはいますが深い溝を掘って対応が良いと思われます。
  材料は粘土又は石膏又は自由樹脂等が推奨されます。
  文字は一字づつではなく一文節単位で続けて彫って行くのが良いようです。
  この型板で掘って行ってはいかがでしょう。
3,テープの厚さを文字の大きさに応じて変える事が必要になります。
4,文字の下面でセットするか切り口面でセットするか両方が出来ます。
糸文字も出来はしますが面倒くさすぎるので止めにしてテープ文字だけにします。

どこまで発展させられるものかは解りませんが、何はともあれ、先ずフォントを作る⇒テープを作る⇒型板はめ込み原版を作る⇒実際はめ込んで濡れた状態から乾燥状態にしてテープ型を作る⇒取り出して台に設定する・・・・と言うところまでは行きました。

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