コテイシーナNF


コテイシーナ NF(ナノファイバー)の概要
No1015   2020年9月17日


形状保持紙であるバルカナイズドファイバーです。
オリジナル商品の製造には便利です。
加工はバルカクラフトとお呼びください。
切り紙組み立てにも抜群です。
コテイシーナNF (ナノファイバー)として表示致します。
バイオ樹脂の一部であって植物セルローズから
ナノレベルに分解され加工成型されております。
(生分解性能が優れております)
加工性も非常によく、切る、貼る、穴明け、溝切り、曲げ、折等の事が出来ます。
商品名を コテイシーナ NF(寸法表示)です。
多種多様な用途に利用が可能かと考えます.
その一部を実際にモノを作って開示し、凡例を示すことで、みなさんの創作意欲に火を付け
発展出来れば幸に存じます。

イメージ画像を添付します。
(巨大コブラに立ち向かうゴジラですかね)

コテイシーナNFの実施例を順次発表していきますのでよろしくお願いいたします。

仕様書

仕様書
商品名称 コテイシーナ NF (コテイシーナ・ナノファイバー)
工業製品名称 バルカナイズドファイバー
組成概要 植物繊維をナノサイズまで分解しその上で生成させたシート
基本厚さmm 0.25、0.35、0.5、0.8、1.0、1.2、1.6、2.0、2.4
元反寸法mm 1250W×1000L(300,000〜60,000)  ⇒所定寸法に裁断し販売
トレーサビリティ表示 北越東洋ファイバー株式会社製造製品 HB-77より


製品の主な特徴
1、ポリエチレン(PE)と紙の中間的なものである。紙より硬く強い、反復曲げはPEが勝る。
2、PEに比べ加工性が大きく勝る(切る・曲げる・接着・塗装)
4、PEに比べ水の影響を受ける。水を付けての加工の特性も使える。
5、加工工具等はクラフト(ペーパー・レザー)用の工具・木工工具等の使用が可能。
6、紙に比べ素材が持つバネ性能の利用が可能。
7、表面粗さによる表現の風合い、両面テープの剥離性能の増大。
8、生物分解性能に優れる。(セルローズ加工品)
3、形状保持性能がある、PEでは縦方向に曲げる特許技術の繊維加工の形状保持材があるが本製品は縦・横方向に形状保持が可能。
ハンドメイドの基礎材料としてもご利用頂けば幸いです。


右端が組成の拡大写真です。ナノサイズの結合の証明写真
三次元網目模様の状態を微細に密接させる事で紙よりも、強く、硬く、応力反応にも追従。
形状保持性能にも関連する性能となります。


お買い求めはBASEコテイシーナショップからお願い致します。
アマゾン からの販売もあります
(代表で出ておりますので所定のモノはリストから選択下さい)


コテイシーナ NF(ナノファイバー) カットリスト 
製造番号が注文番号(弊社管理番号と兼用で短縮のサイズ表記番号になります)
製造

番号

厚さ×巾×長さ

表示単位 mm

備考
製造

番号
厚さ×巾×長さ

表示単位 mm

備考
400
0.25×210 × 297
3
A-4サイズ




401
0.35×210 × 297
3
A-4サイズ




402
0.5×210 × 297
3
A-4サイズ




403
0.8×210 × 297
3
A-4サイズ




404
1.0×210 × 297
3
A-4サイズ












素材はカールをしております、カールの除去

お客様でお願い致します。
切り口が鋭い場合がありますので怪我には
注意下さい。

水に濡らすと柔らかくはなります、大きく歪

場合があります、押さえ処理が必要になり
ます。

規格外の特注も可能ではあります。
細長タイプの長さは+アルファもあります。
巻いた状態でお送りします。
素材の表面の凹凸が大きいです、クレーム
外でお願いします。



























長手方向に目が平行にしてあります。(縦目裁断)



コテイシーナ NFの加工に付いて(素材は紙より強く硬いモノです。)
加工はバルカクラフトとお呼びください。

ハンドメイドの基礎材料としてもご利用頂けば幸いです。

切る厚さにより変わります。

鋏・爪切り  0.25〜0.35mm程度

通常のナイフカッター 0.25〜0.35mm程度(3〜5回程度なぞり)

アクリルカッター 0.25〜1.0mm程度 (3〜10回なぞり)最後はカッタナイフを使用

押し切り 0.25〜1.0mm程度

電動鋏 最小のものは0.8mm程度まで

鋸(のこ)0.5〜2.4mm 目の込んでいるのが良いんですが切れる量が少ない欠点はあり
ます

レーザーカッター 3mm程度まで

プレスカッター、プレス打ち抜き等は能力にはよりますが3mm程度まで

曲げ  この素材の最も優れた特徴であります(縦横斜めに曲げが可能)

   強い力で曲げると曲げた角度から少し戻ってその角度が固定されます。

   曲げ易くするには濡らして曲げ乾燥させて少し戻って固定されます。

   過剰に曲げて戻して固定が勘どころになります。(詳細は別途記載します)


穴明け ドリル・・・・制限無し 打ち抜きポンチ1mm程度まで


透かし加工  素材の一部を薄くする事です

  アクリルカッター、溝切りカッター、ルーターのグラインダー等で出来ます。


接合 接着剤は概ね全部可能です  両面テープ材は極端に性能が落ちます(接触量不
足)

   木工用ボンド程度が良い加減ではあります。

   リベット接合、ボルトナット接合、ホッチキス接合等のメカニカル接合も可能です。


塗装 塗料は概ね全部効きます、吸い込みも多いので注意下さい。

   色合い等の他に機能塗装や含浸染色、難燃塗装、防水塗装、風合い塗装。

   盲点としては皮のクリームから柿渋(タンニン)塗装等


筆記 筆記具は概ね全部可能です、細いモノは引っ掛かる可能性が大きいです。

   多少の滲み、かすれる、減りが早い等の事はあります。


プリント  インクジェットプリンターでは多少の滲みが出ます

    素材が硬いので0.25mm材でも、機械に引っ掛かる事はあります。


なめし加工 柔らかく出来、肌触りも良くする事が出来る。

  ベンダーによる巻き・伸ばし・反対巻きの繰り返し出柔らかく出来る


表面祖度の調整加工  紙やすりの様なもので表面処理は出来ます。


大型加工装置の説明は省略をしております。





曲げと形状保持の基本の説明



ファイバーが3次元網目模様で面的に構成され、それを多層に積層された構造になっております。
曲げた時には繊維の層間に隙間が出来た状態で繊維が曲がります。
繊維が戻る力以上の力を掛けると空隙が大きくなり戻りが少なくなります。
樹脂や金属では繊維では無く粒子が変形をして曲がりますが、戻りが大きくなります。
形状保持樹脂では一旦繊維を縦方向に並べそれを積層させ、空間を確保しているようです。
ファイバーは3次元網目で絡んだ状態、形状保持樹脂は並んだ状態につき、
前者は縦横に曲げが可能、後者は横方向ノミに曲げが可能となります。
曲げ戻りについては大きな差は無いようです。
過剰に曲げて戻して設定位置に合わせる事が勘どころとなります。
曲げ半径は概ね厚さの10倍以上を推奨します。(湿式では5倍程度)


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