4/1/2019/FRI
ハーバニウム
船旅の寄港地、和歌山県日高の港、地元のJAのテントでハーバニウムの体験製作をした。
ピンセットでガラス瓶の長さに合わせて花びらや葉を選ぶ。緑のあいだに一枚だけ桃色を置いた。次に押し付けないように葉や花びらを瓶に詰めていく。後で浮き上がらないように一番上には糸を丸めて置くと。最後に特殊なオイルを注いでフタをする。
楽しかった。工作をしていたら就労移行支援事業所でぬり絵やデッサンをしたことを思い出した。
船旅の寄港地、和歌山県日高の港、地元のJAのテントでハーバニウムの体験製作をした。
ピンセットでガラス瓶の長さに合わせて花びらや葉を選ぶ。緑のあいだに一枚だけ桃色を置いた。次に押し付けないように葉や花びらを瓶に詰めていく。後で浮き上がらないように一番上には糸を丸めて置くと。最後に特殊なオイルを注いでフタをする。
楽しかった。工作をしていたら就労移行支援事業所でぬり絵やデッサンをしたことを思い出した。
私の「思い出の美術館」は桐生市の大川美術館。
ずっと行きたいと思っていながら少し遠いので行く機会がなかった。転職前の有給休暇消化期間中に思い切って行ってみた。
松本竣介「街」を見られたし、灘波田龍起もここで知った。
一人の会社員がコツコツ集めたコレクションということも行って初めて知った。
"#思い出の美術館”。美術館巡りが趣味になったきっかけをあげている人が多い。
私が美術館巡りが好きになったのはいつのことか?
ワシントンDCのナショナルギャラリー、ボストン美術館、NYのメトロポリタンやMoMA、グッゲンハイム。
一日中歩き回ってもまったく疲れを感じなかった。
部署の人員が減り仕事が増えた。増えただけでなく緊張感も高まる。水曜日に前月の売上データのまとめを作るときには緊張した。数字の扱いでは前職でミスが多く、上司の信頼を失うきっかけにもなったから。
3時過ぎにデータが出てきた。集計を始めてみると、先月引き継ぎしたときに聞いておいたいくつかの難所で立ち往生してしまいやり直すことになった。何時に帰れるだろうか。不安が強くなると焦り出し、ミスをしやすくなり、また不安になる。悪循環。
それでも前任者の作ってくれた関数と引継書のおかげで、難所を越えると、あとはトントン拍子に集計作業が進み18時半にはレポートは完成した。
18時半は、多くの会社員にとって"遅い”時間ではないだろう。5時に起きて8時に出勤し、17時に退社して22時前には寝ている私にとっては1時間半の残業は十分に長い。しかもまだ週の半ば。帰宅すると急いで休む支度とした。
木曜、金曜は無難に過ごせた。退社時間も17時に戻った。調子は悪くない。むしろ好調。この調子のまま、昂らず落ち込まず、毎日過ごしていければ"寛解"に近づいていけるだろう。
緊張した初任務を完了したあとは週末まで、天気も気分も穏やかだった。
実家の桜も満開。この家に転居した頃、父が鎌倉で400円で買ったという苗木が2階の高さまで伸びている。樹齢で言えば40年以上。
土曜日は母と逗子の運動公園で花見をしたあと、横須賀に出た。
ヴェルニー公園から自衛隊の航空母艦いずもが見えた。
客船に乗ったばかりなので軍艦の威圧感にあらためて驚く。この船を維持するために毎日いくらかかっているのだろう。
日曜日。街に出て百貨店でシャツを2枚買った。手持ちのシャツは長く着ているのでどれも襟が綻びはじめている。捨てないまでも部屋着にするしかない。
昔の同僚と呑んだあと、一人でライブハウスへ。
2ステージしか聞けなかったけど満足した。
岡部智美が歌う「Destiny」は最近では快心のヒット。Friday Nightが盛り上がる。
ほかには「Hotel California」「赤いスイートピー」「哀愁のヨーロッパ」「Caravan」「Dancing Queen」。ゲストギタリストのカッティングがかっこよかった。
この店に来るといろいろなことを思い返す。
初めて来た日のこと。この店に足繁く通っていた二十代の頃のこと。ここで演奏されている音楽を聴いていた70年代から80年代のこと。この店に通わなくなった間のこと。
そして、また通いはじめた最近のこと。
久しぶりにチキンカレーを作る。
刻んだ玉ねぎを鍋に入れる→フタをして中火で蒸らす→フタを開けて強火で水気を飛ばす→フタをする。ビールを呑みながらこれを繰り返すこと2時間半、ようやくルウらしくなってくる。
あとは鶏肉、エリンギ、マッシュルーム、ズッキーニを入れて20分ほど煮込む。隠し味はコーヒー。これは雑誌「dancyu」に教わった。
盛りつけた写真を撮り忘れた。
島薗進は『ともに悲嘆を生きる』の中で内村鑑三『基督教徒のなぐさめ』を悲嘆の文学の先駆として詳しく解説している。
以下、私が読んできた悲嘆の文学を並べてみる。
さくいん:島薗進
昨日の「悲嘆の文学」に続いて「悲嘆の絵本・児童文学」を並べてみる。
繰り返し聴いている悲嘆の音楽を並べる。
遠き山に陽は落ちて
今日は横浜を観光して歩いた。
横浜駅東口から山下公園までシーバスに乗りみなとみらいを外から眺めた。山下公園から元町へ。
元町へ来るのは久しぶり。高校が近くにあったので高校生の頃はよく来ていた。文化祭の打ち上げで来たこともある。
そぞろ歩きしていてふと足を止めた陶器店、ここでいい片口を見つけた。
色が青磁に似ていて気に入った。持った感じもいい。日本酒が旨くなりそう。
暮らしのなかに美がある。モリスは中世の装飾模様を19世紀に復興したという。心意気は民藝運動と同じか。
模様もさることながら配色に魅了される。補色だったり色調の変化だったり。ウェブデザインの参考にもなる。美術品を見るといつも形よりも色に惹かれる。
200年前のピアノとソプラノの演奏も聴けて眼福耳福のひと時を過ごした。
写真は再現されたモリス風の部屋。
会社のことでいちいち気を病むのはやめる。
夜に自分を取り戻すために昼間は黙って働くこと。
ヘンリー・ダーガーにならって。
夜、寝る前の読書。旧約聖書を小休止して島崎藤村『夜明け前』を読み始めた。これまで何回も読み始めては起伏のない物語に飽きて読み終えることができないでいる。
そこで「名作うしろ読み」を説く斎藤美奈子にならい第二部下巻を読み始めた。ここまでくると物語も佳境。
相変わらず風景や家具装束、食事などについて細かい描写も多い。今回はそんなところも楽しんでいる。
さくいん:島崎藤村
受ける側としてはカウンセリング全般が両刃の剣に感じる。
仕事の相談をするはずが生活史を語るうち自白する犯人のようにボロボロと語ってしまい怖くなったことがある。
先方に悪気はなくても土足で心の庭に踏み込まれた気がした。あとになってかかりつけの精神科医にカウンセリングはまだ早いと言われた。
「仕事のためのカウンセリング」のはずだった。
それが傾聴術にはまってしまい語るつもりのなかったことまで語ってしまい、あとで自己嫌悪に陥った。
信頼関係と一言で言うけれど「何のためのカウンセリングか」という目的を傾聴する側とされる側とで共有しておくことが大切と思う。
新緑の季節
草木が明るく美しい
天のめぐみ
神さまからのめぐみ
この「ポエム」を書いてから22年経った。
薄曇りのなか二人で神代植物公園へ。ばらの蕾は膨らんだばかりでまだ開く気配はない。
それでも藤棚紫とつつじの赤は見事な彩りを見せていた。
25年通っているそば屋の女将さんが元気そうでよかった。
昭和ヒト桁の夫婦が夢見た60年代〜70年代の家族。高度成長、団地、万博、転勤、ニュータウン、単身赴任、子の受験、進学、一つの終わり……。語り継ぐことができるだろうか。
公認されない家族史
この一言に尽きる。
平成のあいだに語ることはできなかった。どう語るかどころか、語るべきかどうかさえ、まだ迷っている。
さくいん:70年代