2004年1月17日作成/2004年7月11日更新
「津村ゆかりの分析化学のページ」へようこそ。どんな皆さんが読みに来られているのか私にはわかりませんが、勝手に想像して案内所を作ってみました。このサイト内の文章で、少しでもお役に立つものが見つかれば幸いです。なお、サイトの概要や自己紹介は、このサイトと作成者について で書いています。
ルーチン分析と研究 には、季節労働あるいは日雇い労働である分析業務を行いながら研究もするにはどうしたらいいのか、研究する意義は、といったことを書いています。分析化学/化学分析を延々と語る は、そのようなことをくどくど書いているシリーズものです。それからblog版に、分析屋という仕事に伴う責任を考えた 私がいる業界の場合 があります。
残留農薬の多成分一斉分析で回収率が低い農薬 には、農薬分析を始めたばかりの頃によく遭遇するトラブルについて解説しています。また、初心者もベテランも必携のマニュアル 日本農薬学会「残留農薬分析 知っておきたい問答あれこれ」 を購入されることをお勧めします。
踏み込んだ考察を読みたいとお考えでしたら・・・ 「添加回収試験」はどの程度当てになるか? 、 穀類・豆類などを「水で膨潤」するのは必要か?というようなことを考えてみたことはおありでしょうか。あまり学会誌では取り上げらませんが、重要なことだと思います。
まず 残留農薬スクリーニングの腕前を確かめるには (短い)をお読みいただき、役に立ちそうなら 残留農薬多成分スクリーニングに関わる試験技能評価 (3ページで構成、長い)を読まれるのがよいと思います。
アーカイブページで内容は古いのですが、ガスクロマトグラフィーにおけるマトリックス効果 は、よそに類似したページがないので有用だという御意見をいただいています。
私はそれほどHPLCを使い込んでいないのですが、書評 「液クロ彪の巻」刊行、教養的な記事 クロマトグラフィー101年、他サイト紹介 矢澤 到さんの「カラムのコラム」 が液クロ関連記事です。
残留農薬スクリーニングの腕前を確かめるには 、 食品分析技能評価スキームFAPASRについて あたりが、私なりに力を入れた解説です。分析と分析値の信頼性を、管理して保証するということ というページも作っていますが、まだ勉強中で、あまり中身はありません。なお、私のサイトで触れるのは科学的・技術的基礎に限るつもりです。ISOまたはGLP・GMP対応に関しては、他に充実したサイトが多数見つかります。
私は分析屋の一例でしかありませんが、出身学部や職歴や学位については このサイトと作成者について にまとめています。また、私が扱ってきた内容を最も網羅的に知ることができるのは、誌上発表・講演・著書 のページです。あとは、御自分の関心に近そうなところを拾い読みしてみれば、仕事の輪郭はわかると思います。ただし、専門家向けに書いていますから、あまり具体的なイメージはわかないでしょう。分析化学関連の個人ページ からリンクしている他サイトも訪問してみてください。
私のサイトでは「網羅的はめざさない」ことにしています。あくまで私の知っている範囲のことを断片的に取り上げています。ただ一つ はてなアンテナ(分析関連メーカー・団体) だけは、それなりに網羅的にリンクを集めています。
ぜひどうぞ。分析化学に携わるみなさんへ:サイト開設のお誘い (blog版)をお読みください。また、このホームページを開設した経緯やページ作成の勉強法などは 個人ページの公開法について で書いています。
食品中のフタル酸エステル類と塩ビ手袋 では、2000年6月に厚生省(当時)がDEHP(フタル酸エステルの一種)を含む塩ビ製手袋を調理目的で使うことを自粛するよう通知した背景について解説しています。これは環境ホルモン問題と関係があるかのごとく誤解されがちですが、実はそうではないというのが話の核心です。
私は国家公務員I種試験を受けて採用されましたので、このサイトで書いていることは全部仕事の実例紹介にも当たります。(ただし、近年はI種資格での研究職採用は少なくなっています。)特に行政に関わりが深かった仕事の経緯は、食品中のフタル酸エステル類と塩ビ手袋 で書いています。残留農薬多成分スクリーニングに関わる試験技能評価---経過と結果 もありますが、食品衛生の用語が多くて学生にはわかりにくいかもしれません。
在学中には教員以外の技術職の生の姿に接する機会があまりないと思いますが、リンク集 組織の中の研究者・技術者の個人ページ には、企業や公的機関で働く人たちのサイト多数を集めています。自分の専門分野に関する個人サイトを持つかたは、皆仕事への思い入れが深い人ばかりですから、きっと学生の皆さんの将来を考える上で良い材料になるでしょう。
日本の経済発展を担っている技術系サラリーマンは、多くの有用な情報を持っていることでしょう。組織の中の研究者・技術者がウェブで語るとき では、サラリーマン専門家が(できれば実名で)発信するための方法論をまとめています。
また、blog版 技術系サラリーマンの交差点 では、さらに微に入り細に渡った方法論や他サイト紹介などを随時公開しています。このblogのサイドバー(画面の右側)の下の方には「化学関連blog」というリンク集を付けてあります。化学系のサラリーマン、サラリーウーマンが公開しているblogを集めています。(注意:Java スクリプトがオンになっていないと読み込まれません。)
アクセスログと個人情報 には、インターネットのページを読むだけでどんな足跡が残るのか(残らないのか)、ページ管理者によってアクセスログが取られているページを見分ける方法、アクセスログに捕捉されないようにする方法、ホームページを閲覧する上で注意すべきこと等を書いています。私はコンピュータやインターネットに詳しくありませんが、これは初心者にもわかりやすい解説だという評価をいただいています。
ネット上での匿名と実名の問題についてblog版で書いていますが、たいへん関心が高いと感じています。特に反響が大きかった記事は ネットで実名を名乗るための危機管理 です。自分としては密度が高いと思っている記事は 私がネットで実名を名乗る理由1 、 2 、 3 、 匿名のかたへの批判・反論はしません です。
管理者:津村ゆかり yukari.tsumura@nifty.com