談合問題

09.3/18NEW! 
瀬戸市郵便入札談合損害賠償請求住民訴訟
 
226名古屋地裁で勝訴
瀬戸市 控訴せず 
業者に対して約4200万円を損害賠償請求!
 ご支援ありがとうございました。
 3月28日(土) 裁判報告集会を開催いたします。詳しくはこちらへ↓

 
 3月28日(土)裁判報告集会のご案内


08.12/17UP
 瀬戸市の陳述書をUPしました。
瀬戸市郵便入札談合損害賠償請求住民訴訟 は、11/19の第10回口頭弁論<原告本人尋問>で結審となり、
 判決は、来年2月26日(木)午前10時となりました。
 たくさんの傍聴ありがとうございました!  

 ◎11月19日 第10回口頭弁論
  
 原告からは、10/15に奈良地裁が奈良市くじ引き談合で刑事事件にならなかった入札について談合を認め損害賠償請求するよう命じた判決や、尋問の中で示す裁判に至るまでの原告らの取り組み(要望書や陳情の提出)や瀬戸市の姿勢を表す証拠を提出。
 被告・瀬戸市からは、11/18付で担当職員の陳述書が提出されました。陳述書では、瀬戸市は、郵便入札談合の刑事裁判確定後、刑事記録を見ようとしたが検察に断られて見られなかったこと、その後、この住民訴訟で刑事記録が証拠として提出されたのでそれを見て、業者から事情聴取を行ったが、談合については明確な回答が得られなかったこと、瀬戸市の契約書の賠償請求額は他の自治体と比べて高いこと(他の自治体がどのような賠償請求額なのかについては明らかにせず)などを主張するものでした。    
 証人尋問では、今回の9件の損害賠償請求について、原告らが瀬戸市に対して何度も要望書を提出したり議会に陳情を提出するなどの活動を行ってきたこと、徳太郎は議員としても議会でこの問題を質してきたこと、そして、それに対して瀬戸市も議会も取り組みを行って来なかったことを明らかにし、原告らがやむを得ず住民監査請求を経て訴訟を提起するに至ったことを述べました。  瀬戸市の代理人弁護士から反対尋問もあり、その中では、「12件が談合疑惑があり、3件は有罪となったが、残り9件は疑いがあるだけでは制裁がしにくいとは思わないか」との質問もあり、「入札適正化法で疑いのある情報でもって確認するよう書かれているから、法律の義務を果たしてほしいということで、それが談合抑制につながる」ことを述べることができ、より瀬戸市の怠慢を明らかにすることができたのではないかと思います。   
 参加者からは、証人尋問で問題がよくわかってよかったとの感想もいただき、証人尋問が実現してよかったなとあらためて思いました。


08.10/22UP
 証人尋問です。加藤徳太郎が原告を代表して証言します。ぜひ傍聴してください!

☆瀬戸市郵便入札談合損害賠償請求住民訴訟 第10回口頭弁論
 2008年11月19日(水)14:00〜15:00 名古屋地裁1102法廷

   *水曜日です。お間違いなく!

どなたでもご自由に傍聴できます。ぜひ傍聴を!


◎10月16日 第9回口頭弁論

 原告から準備書面7として、被告・瀬戸市が「最低制限価格(予定価格の80%)で
の入札は、いわゆる叩き合い(過当競争)を前提とするものであって、入札業者が適正
な利潤を得ることを基本とした公正な自由競争を前提とするものとは言い難い」など
と主張した損害についての反論と、談合の具体的な立証に関して補充。
 被告からは、準備書面3として、8/27付原告準備書面6(各工事の具体的な談合状況に
ついて)に対する認否が出され、落札業者、受注業者についてはその通り認めるが、談
合については「不知」とした。

 また、原告から、原告本人(原告を代表して加藤徳太郎)を証人として申請したとこ
ろ、これが認められ、次回は証人尋問となりました。
 ぜひ傍聴してください!!
 

08.9/29UP

↓驚くべき瀬戸市の主張!
瀬戸市は業者と癒着せず
談合事件を根絶するよう行動を取れ!



◎8月28日 第8回口頭弁論

 原告からは、各工事の談合がいつどのように行われたのかについて説明した8/27付
準備書面6と原告の陳述書(なぜこの訴訟を提起しなくてはならなかったのかについ
て)を提出し、次回はこの補充と瀬戸市の損害についての反論への反論や証人申請を行
うことを述べ、被告は必要な反論があれば次回までに提出するということに。
 次回までに原告は主張、立証を完了させることになりました。


◎7月14日 第7回口頭弁論

 被告・瀬戸市は、7/4付けの準備書面2、7/9付け証拠説明書を提出。原告からは、準
備書面5として、各工事ごとの関連証拠の一覧表を提出。
 原告代理人が、次回、各工事の談合状況についてまとめたものを書面で提出するこ
とと、被告の主張への反論、原告の陳述書の提出も予定していることを述べ、裁判長
から、立証準備も求められました。
 今回提出された瀬戸市の主張がまさに驚くべきもので、猛暑の中、一層、頭がクラ
クラするようなものでした。

 瀬戸市の主張は、談合事実の立証は不十分だということと、損害については、瀬戸
市の工事請負契約書でいう20%の賠償金(違約金条項)は、「実際の損害額に関係なく請
求でき、懲罰的な意味合いが強い。従って、単純に違約金条項と同様に契約金額
の20%相当額を損害額として適用すべきではない」「最低制限価格(予定価格の80%)で
の入札は、いわゆる叩き合い(過当競争)を前提とするものであって、入札業者が適正
な利潤を得ることを基本とした公正な自由競争を前提とするものとは言い難い」など
として、検察の捜査報告書でも起訴に係る3件につき、予定価格の85%を自由競争下に
おける落札率とし、瀬戸市の損害額を請負金額と予定価格の85%との差であると認定し
ていることや、当該事業者に事情聴取したところ、実際には原価割れした工事もあっ
たことなどを主張(業者に提出させた計算書などを証拠で提出)、さらに、判例でも談
合による損害額は大半が3%〜10%であることを乙1〜12の判例で示して、裁判所に本件
での想定落札金額を慎重に算定されたいと主張するものでした。


◎5月14日 第6回口頭弁論

 裁判長から、裁判所の構成が替わったので弁論更新するがよいかと確認があり、双
方了承(左陪席裁判官が交替)。
 原告は第3(損害について)、第4(12件につき談合が行われた事実について)準備書面
を陳述、書証34〜69を提出。
 裁判長は、「これで、談合の全体的なストーリーは出たと思う。しかし、談合の事
実そのものについて、誰と誰の間に談合が成立したという点、特に落札業者に損害賠
償請求するので、落札業者が談合に加わっていたことについて、準備書面2ではよく出
ていないので、案件ごとに更に具体的に、いつ、誰と誰の間で合議が成立して談合が
行われたのかについてまとめたものを出してほしい」との指示がありました。
 被告は、準備書面3の損害については認否・反論するよう裁判長から指示がありまし
た。また、双方に対し、必要であれば立証準備もするよう求められました。



08.4/23UP

 ☆瀬戸市郵便入札談合損害賠償請求住民訴訟 第6回の裁判は、
   2008年5月14日(水)10:20 名古屋地裁1102法廷

 
3月17日 第5回口頭弁論

 3月13日付で被告瀬戸市の準備書面が、代理人の小関敏光弁護士らから提出されまし
たが、9件につき、談合があったかどうかは知らないが、結果としての落札額と受注業
者の事実は認め、損害については争うというものでしたので、裁判長から原告に対し、
「被告が不知というので、証拠弁論的なものを出してほしい。あわせて立証計画も出
すように」との指示がありました。
 また、原告側からは、損害について更なる主張をすると述べました。
 

◎3月29日 裁判報告会
 
 佐竹弁護士から、これまでの裁判でどのようなことを主張、立証してきたかをうか
がい、今後どういうことが考えられるかなど勉強でき、平井弁護士から日弁連の入札
制度改革に関する報告書について説明もありました。アメリカの談合防止システムが
有効に機能していることや、日本でも自治体レベルで先進的な取り組みをして効果が
上がっている自治体もいくつかあることなどのご紹介もあり、参考になりました。
 
入札制度改革に関する調査報告書    2003年(平成15年)7月
 日本弁護士連合会 消費者問題対策委員会
 
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/data/2003_82_1.pdf
 
入札制度改革に関する提言と入札実態調査報告 2001年2月
日本弁護士連合会
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/data/2001_4_1.pdf
 

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業者に賠償請求へ 訴訟の経過報告会 瀬戸・談合事件で
2008.03.30 朝刊 20頁 なごや東版 (全279字)  中日新聞社  

【愛知県】瀬戸市の発注工事をめぐる郵便入札談合事件で、業者に損害賠償請求をす
るよう同市長に求めている住民訴訟の経過報告会が二十九日、同市栄町のパルティせ
とであった。  訴訟原告団らが主催し、市民ら約十人が出席。原告団の担当弁護士が
これまでの裁判経過を説明した。報告会では弁護士が「業者の有罪が確定した三件以
外の九件についても、談合があったことは証拠上明らか。市は損害賠償請求ができる
はず」などと主張した。  また、アメリカの談合防止策などを紹介し、「罰則が厳し
く、予算も次年度にまわせるアメリカに比べ、日本は談合がしやすい。この構造を変
えなければいけない」と話した。   
 
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08.2/20UP
【ご注意】
瀬戸市の代理人のご都合により、住民訴訟の期日が、2月25日から3月17日に変更されましたので、談合問題についての報告会も3月1日から3月29日に変更して開催せざるを得なくなってしまいました。
 裁判期日と報告会は下記の通りです。ご面倒をおかけいたしますが、どうかご確認の上、ぜひご参加くださいますようよろしくお願いいたします。お問い合わせは徳太郎まで。

 報告会についての詳細はこちらをごらんください。

☆瀬戸市郵便入札談合損害賠償請求住民訴訟 第5回の裁判は、

 2008年3月17日(月)10:30 名古屋地裁1102法廷

                名古屋地裁 代表 TEL 052-203-1611
 担当裁判官は、 
  名古屋地裁 民事9部合議体 裁判長 松並 重雄  裁判官
                      右陪席 前田 郁勝(いくまさ) 裁判官
                          左陪席 片山 博仁(ひろひと) 裁判官
 http://www.courts.go.jp/nagoya/saiban/tanto/tisai_tanto.html

  瀬戸市から認否と反論が出されます。どなたでもご自由に傍聴できます。ぜひ傍聴を!


入札談合の実態 次々と明らかに

 「事業者と価格 全て談合で決めた」
   市長さん、なぜ損害賠償請求しないのですか?

  
瀬戸市郵便入札談合 
  損害賠償請求裁判 報告会


  
とき   2008年3月29日(土)13:30〜16:00

  ところ 
パルティせと4階 第1会議室  
      
名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」前(パルティせと TEL 0561-97-1166)

  講師  平井 宏和 弁護士  佐竹 靖紀 弁護士  
         名古屋市民オンブズマン所属

  資料代 500円


  主催
  瀬戸市の問題を考える市民ネットワ−ク
  瀬戸市郵便入札談合損害賠償請求住民訴訟原告団



◎11/26 瀬戸市郵便入札談合損害賠償請求住民訴訟 第4回口頭弁論が開かれました。
07.12/21UP

 検察庁に問い合わせ続けていたが、ずっと貸し出し中とされていた瀬戸市郵便入札談合刑事事件の確定記録のコピーを弁護人が検察庁より入手し、11/22付で同記録のコピー全部の写しを被告代理人と裁判所に提出してあった。
 
 裁判長から原告に対し、「刑事記録の写しの提出があったが、その証拠説明書を次回までに出すことに加え、原告の主張をまとめたもの、更に、今後の立証計画を提出するように。」との指示があり、今後、原告が主張を提出した後、これを受けて被告が2月8日までに認否と反論を出すことになった。

 刑事記録には、本裁判で市長に談合で落札した業者に対し損害賠償請求するよう求めている2005年そで有罪となった以外の9件の郵便入札工事についても談合であったことが示されている。また、の他の工事も談合だったとの供述なども見られる。


 次回は瀬戸市から認否と反論が出されますので、ぜひご注目を!
 
*裁判期日が2月25日から変更されました  08.2/20変更
  次回、
第5回口頭弁論期日は、
     3月17日(月)10:30 名古屋地裁1102法廷


 担当裁判官は、 
 
名古屋地裁 民事9部合議体 裁判長 松並 重雄  裁判官
                右陪席 前田 郁勝(いくまさ) 裁判官
                   左陪席 片山 博仁(ひろひと) 裁判官


◎判11/14 瀬戸市郵便入札談合での違約金のうち、国の補助金分を返還するようにとの会計検査院が断したとの報道。記事はこちら07.12/21UP
 これまで、瀬戸市は、国交省に問い合わせを行い、返還しなくてよいという回答を得ていたそうなのですが、今回、会計検査院の監査によって返還の必要があると判断されたそうです。


◎9/20 瀬戸市郵便入札談合損害賠償請求住民訴訟 第3回口頭弁論が開かれました。
07.12/21UP

 原告から12件が談合だったことを示す当時の新聞記事を提出。被告からは特になし。
なお、裁判長のみが交替。松並重雄裁判長となった。

  次回、第4回口頭弁論期日は、11月26日(月)10:25 名古屋地裁1102法廷



◎6/28 瀬戸市の郵便入札談合についての住民訴訟第2回口頭弁論が開かれました。07.6/29UP

 原告から、6月28日付準備書面1と6月28日付け証拠説明書(甲1〜19)の提出。

 次回、瀬戸市の郵便入札談合についての住民訴訟第3回口頭弁論は、
 2007年9月20日(木)13:15〜 名古屋地裁1102法廷です。



5/16 瀬戸市の郵便入札談合についての住民訴訟第1回口頭弁論が開かれました。
 
担当裁判官は、  
 名古屋地裁 民事9部合議体 裁判長 中村 直文 裁判官
                     右陪席 前田 郁勝(いくまさ) 裁判官
                            左陪席 片山 博仁(ひろひと) 裁判官
 被告・瀬戸市長からは、答弁書(07.5/9付)訴訟告知書(07.5/2付…実際に損害賠償金を請求される業者に訴訟を告知するもの)が提出された。
 
次回、第2回口頭弁論は、6月28日(木)13:30 名古屋地裁1102法廷です07.6/7UP

3/27「瀬戸市の郵便入札談合について住民監査請求をする会」は、監査請求の結果に納得できず、法律に従い、20名で住民訴訟を提訴。 訴状はこちら。 関連記事07.4/13UP

◎3/
21付け中日新聞で、「地下鉄談合 芋づる式 大手まで 名地検特捜部 瀬戸の業者発端に」として、これまでの経過を振り返る記事が掲載された。07.3/21UP

◎3/1
 2/28付けの監査委員からの「却下」の通知が各請求人に届く。陳述の機会も与えないままの却下。07.3/21UP
 却下の通知はこちら。 

1/30 「瀬戸市の郵便入札談合について住民監査請求をする会」が瀬戸市郵便入札談合に関して住民監査請求提出。07.1/30UP 添付資料も掲載

12/5瀬戸市民ネットが、11/5付け回答に対し再度提出した要望書に、12/22付けで瀬戸市から回答。見解は変わらず。07.1/17UP

◎名古屋市民オンブズマンによる 
愛知県知事選立候補予定者 裏金と談合対策回答 <市民オンブズマン事務局日誌より> 07.1/9UP

12月5日 瀬戸市民ネットが、11/5付け回答に対し、再度の要望書を提出06.12/7UP

10・7瀬戸市民集会 当日資料をUPいたしました。06.12/7UP
 当日の資料 全国市民オンブズマン連絡会議今年の大会資料 
          徳太郎の報告は
こちら

11月2日 瀬戸市民ネットが、今回の談合事件で、裁判で有罪が確定した案件以外についても、調査究明、損害賠償請求を行うこと等を求めて要望書を提出
 これに対し、11月15日、瀬戸市は、これまで同様の見解を
回答。 06.11/29UP

10月7日 瀬戸市民ネットが「談合事件をなくそう!10・7瀬戸市民集会」を開催。 06.11/29UP 
 かとう徳太郎も報告を行い、講師の名古屋市民オンブズマンの新海弁護士や参加者のみなさんと談合事件をなくすために、市民に何ができるかについて話し合いました。 <新聞記事
 当日の資料 
全国市民オンブズマン連絡会議今年の大会資料 06.12/7UP
          徳太郎の報告は
こちら 06.12/7UP

「大林組」名古屋支店副支店長の小林恵二被告の初公判は、06.7/29UP
  8月8日(火)13:30 名古屋地裁902法廷 
  *問い合せが多いので、30分前に傍聴を希望してくださいとのこと。

瀬戸市発注工事での談合事件、名工建設元営業本部副本部長ほか4名の初公判 こちら(次回期日も)06.7/21UP

瀬戸市民ネットが提出した「公共事業の談合疑惑問題に関する陳情」は、6月19日(月)の議会運営委員会にて取り扱われます。
 議会運営委員会 6月19日(月)午前10時  
 委員会の傍聴については
こちらへ(瀬戸市議会のサイト)

【傍聴記】
06.7/21UP
 陳情者が趣旨説明を申し入れたにもかかわらず、議会事務局は前例がないとして断った。
しかし、委員から、「入札監視委員会の設置は、議会が行うことではないので、陳情者の趣旨がよくわからない」「事務局に、もう少し陳情者の趣旨を受け止めてほしいと要請した」などの意見が多く出された。
 共100条委員会の設置や、再発防止を防ぐ入札監視委員会等の設置の必要性も強く主張し、賛成したのは産党か」、の原田委員のみ。ほかの委員は、「捜査中だ」「100条委員会をつくっても、成果が得られるかどう「陳情者の書き方があいまい」など、消極的な意見に終始し、不採択となった。

6月7日 6月議会一般質問で、談合問題について質問。質疑の概要はこちら06.6/16UP

6月6日付けで、瀬戸市民ネットが談合問題で、市長あてに提出した5/23の要望書に市から回答06.6/16UP

5月22日、瀬戸市民ネットが談合問題で市議会に提出した陳情書はこちら
 
 また、5月23日には、市長あてに要望書を提出。    06.6/5UP  

2月27日、瀬戸市民ネットが提出した要望書を掲載06.3/17UP

3月2日瀬戸市議会で、談合疑惑の問題で市長の答弁「談合防止の制度の充実を図ってきたが、残念」記事06.3/3UP

2月27日、瀬戸市民ネットが、瀬戸市役所に談合事件で捜索が行われたことに関して、市長の説明を求め、議会には市長に説明を促すこと及び議会として調査を行うよう求める要望書を提出。関連記事06.3/3UP
 この日、
市長に代わり対応した広報公聴の担当者は、メンバーらの問いに、「捜査に協力し、捜査の結果を待っている。捜査の詳しいことはわからない。押収された資料は戻っていない」と説明した。

◎瀬戸市発注の工事でも談合の疑いがあり、地検が立件する方針であることを伝える記事2/2506.3/3UP


 瀬戸市役所を検察庁特捜部が捜索
 前代未聞の重大事態に市長、一言も説明せず


 1月26日午前10時より、名古屋地方検察庁特捜部が、瀬戸市役所に対し、談合事件による捜索を行いました。夜9時まで11時間にも及びました。市役所2階〜市長室、助役室、総務課、3階〜万博推進課、5階・6階〜建設部、水無瀬中学隣りの水道部等に立ち入り、多数の書類が押収されました。部長、課長何名かのパソコンデータ、携帯電話も押収され、情報推進課にも検察官が立ち入りました。
 このような重大事態を受け、27日には議員全員の参加する全員協議会が緊急に開催されました。市長、助役も出席しましたので、前日(26日)の事態について市長から説明があるものと当然に思っていました。しかし、市長からは全く発言はなく、企画部長が、検察特捜部の捜索時間と、27日朝、市長が職員に対して「職務に務めるように」という訓示をしたといった説明をしただけでした。
 市役所に検察庁特捜部が捜査に立ち入るなどということは、かつてない異常事態です。市民に対し、公平・公正な行政運営を行っている市役所に対し、司直の捜索が行われることなどあってはならないことです。このような重大な事態に対し、市民代表として選出された議員に対し、市長自ら発言し、説明があるべきではないでしょうか。
 市長の見解を求めようとしましたが、馬嶋議長は、「これにて全員協議会を終了します」と、サッと閉会を宣言しました。それは、これまでに私には聞いたこともないような驚くべき速いしゃべり方でした。息もつかずに一気にしゃべりきりました。質問も出ないまま、とにかく会議を終わらせたいという気持ちだったのでしょう。議長自らが開催を決めながら、会議をとにかく早く終わらせようとするなど全く矛盾した行動を取ったわけです。これでは、議会が本当に市民代表となっているのかと批判されても当然のことです。
 市民に十分な説明も「しない市長」、「させない議会」責任は重大です。

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