こんにちは。私は、高校3年の夏休みから頭痛が始まりました。
22歳の時、交通事故でコンクリートで頭を打ちました。
今まで、体調の良い日がなく、よくMRIやCTを撮りましが、いつも異状なしです。
ここ、2,3年、背中の痛みや腰痛がひどく、仕事も出来なくなりました。
4月に、検査で、「脳脊髄液減少症」と診断されブラットパッチを平成17年4月、7月としました。
経過は、あまり変わりなく、ガンガンとする頭痛(寝ると楽になる。)、背中から腰の痛み(長時間の姿勢は無理)、人と話しても、言葉がでるのに時間がかかる、考えがまとまらない、疲労感、脱力感等、最近では、首がポキポキする、頚椎が、つまった感じで、多彩です。
本当に治るのか、症状はとれるのか、焦ります。
なにかいいアドバイスはありませんでしょうか?よろしくお願い致します。
A: ○○さま、こんにちわ。
当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。
現在の○○さまの症状が、低髄液圧症候群とは私は思われないのであります。
これ以上ブラッドパッチをされることは、お勧めしません。
当ホームページにたくさんの方々が、ブラッドパッチをされたあと、かえって症状の増悪や新たな症状の出現に悩んでおられます。
現在の症状は、ガンガンする痛み、頚から腰への痛み、疲労感、脱力感、頚がポキポキする、頚椎がつまった感じがするというのは、いわゆる頚椎症に伴う症状のように思われます。いずれにしても、頚への過度な負担からくるものと思われます。
当クリニックホームページの『頚と頭痛について』、『頚へのアドバイス』のページを何度も熟読されて、そして日常生活において、いかにすれば頚への負担が最も軽減されるか、今一度見直してみてはいかがでしょうか。
ブラッドパッチをする前にやるべきことは、そのことではないかと思います。
横になると楽になるというのは、頚椎症によくみられるもので、要するに重い頭を頚は支えていなくてはならないわけですが、横になると、頭を支えなくてもよいわけで、その分色々な症状がスーっと楽になるということのように、私には思えるのですが、いかがでしょうか。
また、『バレーリュー症候群』のページもぜひお読み下さい。そして、読者コーナーの『低髄液圧症候群』のところと、『頭痛について』のところを熟読されると、今の症状がよくお解りになるかと思います。
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