65才 男性  転移性脳腫瘍
突発せる意識消失を伴う四肢のけいれん発作、MRIにて高度な脳浮腫を伴う、脳腫瘍を認む(腎ガンの転移)。
   68才 女性 肺ガンよりの多発性転移性脳腫瘍
てんかん発作で発症
   
   
16才 男性 脳動静脈奇形
右上下肢のけいれん発作で発症、MRA(P.C法)にて脳動静脈奇形を認めた。   
   
  
                              16才 男性  モヤモヤ病
野球の試合中にけいれん発作で発症。脳MRIで多発性の脳梗塞を認め、MRAでは両側の内頚動脈系の前大脳動脈、中大脳脳動脈の閉塞を認める。副血行路の発達もMRAにて認められる。




症例 20代 / 住所不明 / T 様
 
こんにちは。○○と申します。
ちょっとお聞きしたいのですが、私は今△歳で、20歳くらいのときに健康診断ついでに脳波検査をしました。
すると、「脳波異常がでている」といわれショックだったのですが、実際にてんかん等の症状が出ていないのなら問題ないと言われほうっておきました。
それで最近、○会社の就職試験をうけたのですが、「脳波異常がある人は採用できない」と言われて、4年前のことを思い出してとても不安に思っております。

そこでお聞きしたいのですが、脳波異常ももっている人というのはずっと持ち続けているものなのでしょうか?
調べるタイミングなどによって異常が出たり出なかったりするものなのでしょうか?
お手数おかけしますが教えていただければ幸いです。


 
A:  ○○さま、こんにちわ。
当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。

さて、ご質問の脳波異常についてでありますが、脳波検査において例えば、全く症状のない学童児を調べてみますと、実に20〜30%に異常の脳波が見られるわけです。しかしながら、脳波の異常、即、脳の異常というわけではないのであります。脳波で異常になりますものは、てんかん波の有無とその程度であります。
 ですから、特に脳波の異常そのものは気にされることはないと思います。どうしても気になります時は、以前調べた時から△年ほど経っておりますことから、もう一度きちんとした病院で脳波の検査を受けられることをお勧めします。
 脳波は、その時、その時の状況を示すだけで、常に変化しますのでまた、脳波の検査の仕方によっては、いわゆる雑音を拾ってしまうこともあるわけです。きちんとした施設で、きちんとした専門の精神科医もしくは脳神経外科医の元で検査されることをお勧めします。
その上で異常がありましたら、いかなる異常なのかをその先生から納得するまでお聞きされることをお勧めします。それで、あなたの不安は解消されるはずであります。


お返事: 
こんばんわ、先日脳波の件でメールいたしました○○と申します。
ご丁寧なお答え、本当に感謝しております。

ご説明のおかげで、私の疑問は解消されました。
一度検査をしっかり行いたいと思います。

本当にどうもありがとうございました。



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