頚に捧げるアドバイス



当院院長による頸椎症の為の頚に捧げるアドバイスが雑誌『健康』(2012年8月掲載)に掲載されました。
その論文をスライドショーにてわかりやすく紹介しております。


(画像下のをクリックするとページが切り替わります。)

































































《頚椎症はIT時代の生活習慣病の一つと考えられる》

1.下を見ない。(家事、読書、パッチワークや手芸や編み物などの趣味、書道、囲碁、パチンコ、草取り、
  引越しでの片付け、パソコン、TV、ゲーム、食事の支度、洗髪の時にも頭を下げない、洗濯等は控え、一度にやらない!)
                                               ※(もちろん上を見上げるのはダメ!)
2.タイル、コンクリートなどの固い所を歩かない。(靴の底にクッションのあるものを履く、公園など土のある所や
  プールの中での水中ウォーキングなどはお勧め!) ※(ウィンドウショッピングの際はできるだけ下をみないように!)
3.重い物を持たない。(育児でのおんぶにだっこは控えて、出来るだけ添い寝を! 雪かきはしない!!
  旅行の荷物は出来るだけ軽く!)
4.長時間振動のある乗り物に乗らない(特に、バス旅行など。又、乗り物に乗ったら読書はしない!!)。
  長距離の運転をしない。(シートを倒さない!)
5.寝る時の枕の高さや柔らかさに気をつける。(後弯変形の方には特に柔らかさが重要!)
6.禁煙に取り組もう!(特に手指のしびれや脱力感、めまい、耳鳴(頭鳴)に悩む方はぜひトライしてみよう!)
7.頚を下げないように頚に「厚手の顔タオル」を軽く巻く。
                  (起きた時から寝るまで、1〜2週間)
 
※ポイントは、頚というより顎にあてて、下を見ないようにするのがコツ!
 ※頚にきつく巻いてはいけない!!
顔タオルの巻き方の例
(タオルを巻いた上にスカーフなどを巻くと見た目も良い)
8.頚や肩に熱めのシャワー浴を朝・夕、励行する。
9.ザブトン、クッション、ソファの肘かけを枕にテレビ観劇や読書を控える。
10.机の高さ、パソコンモニター画面の高さと角度の調節を!

どうして・・・?
  人間の頚は、頭を支えてくれる柱とも言えます。
長時間、下を見て仕事やゲームをしたり、固い所を歩いたり、重い荷物を持ち歩いたり、振動のある乗り物に乗ることで、頚にはかなりの負担がかかります。

 人間の脊椎の骨と骨の間には、椎間板(ついかんばん)という、ちょっとした圧力ではつぶされないクッションの役割をしてくれる、水枕のようなものがあります。

 しかも、頚椎の中の狭い管の中には、ぎっしりと神経や血管がつまっています。
でも、長年の過度の負担や、無理な力が加わり続けると、つぶされて飛び出し、神経に触れたり、骨が変形したりしてしまうのです。そして、さまざまな症状(頭痛、眼の奥の痛み、吐気、耳鳴、めまい、手指のしびれ、不眠など)を引き起こすことになります。

 でも、そんなこと言われても「仕事しなきゃ生活できない。」「家事や草取りは私しかやる人がいない。」「手芸や編み物は、私の楽しみの一つなの。」と、思われる方が大半だと思います。
でも、決してあきらめないで下さい!
  現在の困難な状況の中で、可能な限りの工夫を考えてみようではありませんか。
何よりも無理をしないで、
何事にも根をつめすぎないようにし、

  一日のうちで、唯一頚を休ませることのできる夜(寝る時)に、自分に合った枕で、ゆっくり頚を休ませてあげましょう。


−頚椎ヘルニアの自然治癒例−


1年後
          61才 男性 発症時
ゴルフのプレー中に頭痛、後頚部痛、吐気、めまいにて発症。当初クモ膜下出血の疑いにて、頭部CTを施行せるも異常を認めず、筋緊張性頭痛、後頭神経痛の診断にて治療せるも改善せず来院。
『頚へのいたわり』を指導することにより、症状軽快す。
           治癒後
C4/5に認められたヘルニアは著明な縮小す。
この時点で、諸症状は消失していた。


  頚椎MRI 13000余例の所見と臨床経過の分析から、
頚椎症・ヘルニアの症状の強さは頚椎症・ヘルニアの重症度×頚への負荷の大きさ×心因反応で表現されている。
 即ち、頚椎症の程度が重くても負荷が小さければ症状は軽くてすみ、頚椎症の程度が軽くても負荷が大きければ症状は重くなり、更に、不安感が強い方は、より顕著な症状を呈し、「
あたる」のではないかとの不安感から、時にはパニック状態におちいるケースも少なくないが、頚への負荷の軽減とともに、速やかに軽快に向かう方が多い。




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