片頭痛 | 群発性頭痛 |
遺伝的素因あり | あまりない |
10歳代の前半から発症 | 10歳代後半より発症 |
毎日でなく時々(数時間〜一日中) | 一定の期間(1〜2ヶ月)ほぼ毎日決まった時間帯(1〜2時間) |
前駆症状 直前もしくは30分〜2時間前 | 前駆症状 直前〜10分前 |
閃輝暗点、なまあくび、首筋のこり | 鼻汁、流涙、目の充血 |
片側または両側 | 必ず片側性で右は右 |
拍動性で嘔気あり | 激烈な痛みで絶え難い |
妊娠中、高齢になると軽減 | 男性に多い |
10代前半より発症することが多く、30代まで多くみられる。 | 20代より40代頃までみられ、30代にピークをみる。 |
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片頭痛は暖められて血管が拡張するときに多発する:春から夏、暖房の効き過ぎた部屋 |
● | これらの時期にカフェインの多いコーヒー(取り過ぎに注意)、予防薬(ロメリジン、ベラパミル、メトプロロール、ジヒドロエルゴタミン、パルブロ酸ナトリウムなど)をとるようにし、アルコール、チョコレートなどを避ける |
● | エルゴタミンは前兆期に一刻も早く取るようにする。頭痛が起こってからでは全く効かない! |
● | 群発性頭痛発作では、純酸素吸入(血管収縮)が効果的、スマトリプタン、ゾルミトリプタンも著効 |
● | 片頭痛発作では、スマトリプタン、ゾルミトリプタンが著効(当院治療では90%に著効) |
● | スマトリプタン、ゾルミトリプタンは片頭痛・群発性頭痛以外には効果がないので、正しい診断が効果の有無を左右する。自分の頭痛の原因を正しく把握することが大切! |