当クリニックのホームページをご覧になった方や患者さんからの
ご質問・励ましのお便りコーナーです。



※頚に関するご質問
       
氏名: N 様/ 住所: 福島県 /

はじめまして。福島県のNと申します。
貴院のホームページを検索していて見つけ、わかりやすい内容に感激しました。
どうしても先生に質問したく、メールをうっています。ご多忙のところ申し訳ありませんが、アドバイスをいただければ幸いです。
 
ちょうど2週間前に田植えの手伝いで、苗箱を運んだり、箱を洗うために水を小川から汲んだり、草取りをしたりしたところ、翌朝から両手のむくみを感じるようになりました。また、後頭部右側から肩にかけての痛みも時々あります。むくみは一日中感じ、いまもぐーと握ると自分の手ではなく、グローブみたいな違和感があります。
日常は農作業に従事することなく、たった1日だけですが、農家に嫁いだ者として何か役に立てばと、張り切ってしまい、疲労で寝込んでしまい、ようやく体調が元に戻り、床から起きあがれるようになりました。しかし、手が思うようにならずとても心配です。

音楽の仕事に携わっているので、手はとても大事な商売道具です。ピアノを数時間欠かさず練習していましたが、むくみを感じて以来、腕のなまりが気になりますが、練習を控えています。台所で物を落とすようにもなってしまい、大事な手を自分でこき使ってしまったことを反省し、とても情けない気持ちでいっぱいです。
腎臓が悪いのかと、先日血液検査をしましたが、異常がないとのことでしたので、どうしたものかとネットで検索しているうちに貴ページに出会いました。
 
他県から嫁ぎましたので、周りの病院の情報がわからない上、手を専門とする病院が周りにないので困っています。
長々と書いてしまいましたが、このような手のむくみの症状の場合、何科にかかればよいのでしょうか。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


A:  Nさま、こんにちわ。
当クリニックのホームページへのアクセスありがとうございます。
 
さて、Nさまは手のむくみのみに心配されているような感じをメールからは受けます。
実は、Nさまはこれまでも実家のお仕事を時折されておられた訳ですし、また、ピアノ関連のお仕事もずっとされてきたわけで、
そのこと自体が長年の間、頚の負担になっていたという認識をまずお持ちになることです。
そこに、今回の田植えのお仕事により、一時的にしろ、かなりの頚の過度な負担になって、現在の症状に至ったという風に考えるようにして下さい。
そのように考えますと、今後どのようにすればよいかが、おのずと見えてくるわけで、決してパニックになる必要は無いわけであります。
どのようにすればよいかは、当ホームページの『頚に捧げるアドバイス』というページを何度も熟読されて、お仕事のみならず、日常生活においてもとことん頚の負担にならないよう、頚を労られるよう、工夫をされる事をまず始めてください。
根気の要ることですが、じっくりと頚を労れることにより、現在の症状から徐々にではありますが、抜け出てまいります。
頚にタオルを巻かれることが非常に効果的です。
枕を柔らかいものに替えられることも効果的です。

       
氏名: W・K 様/ 住所: 神奈川県 /

はじめまして、38才・女性・10年来パソコン使用の事務職をしております。
ここ1〜2週間、左腕に痺れを感じて、先日整形外科に行ったところ、『頚椎症・根症状型』、と診断されました。
レントゲンを見たところ、ストレートネックで、C4とC5のところに骨(椎間板?)が飛び出している、とのこと。
こちらのHPを拝見し、『頚へのいたわり』を実践しているのですが(まだ3日目ですが)、1点アドバイス頂きたく、メールさせて頂きました。
腕の痺れを明確に感じる時は、通勤時に電車のつり革に両腕でつかまっている時なのですが、
その姿勢は頚によくない、ということなのでしょうか?
現在、腰も分離滑り症で痛めていて、左腰から太もも、膝頭まで激痛が走ります。
そのため長時間同じ姿勢で座っていることができず、つり革にぶらさがっている姿勢が一番楽なのでそうしているのですが、頚にはよくないのでしょうか。
腰の激痛もはじめは軽い痺れから始まったので、現在の腕の痺れが怖くてたまりません。お忙しい中恐縮ですが、教えていただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


A:  Wさま、こんにちわ。
当クリニックのホームページへのアクセス、ありがとうございます。
 
さて、つり革に両手でつかまった時に腕にしびれがみられるということのようですが、一つには頚椎症により、その位置を取られると骨棘が神経に触りやすい状態になっている可能性と、いわゆる出口症候群といわれる症状で、こちらは上肢の挙上に伴い、胸郭や頚部の筋群に神経が圧迫されやすい状態になっている可能性があります。いずれにしましても、整形外科において一度ご相談をされるとよろしいかと思います。
明らかな胸郭出口症候群であれば、手首の動脈の脈拍も触れなくなりますが、それらの症状が無ければ、頚椎症に伴う症状でよろしいかと思います。どのような頚の位置、手の位置でしびれが出てくるか、次第にわかってまいりますので、その位置を避けられると、それだけで良くなるはずであります。また、『頚に捧げるアドバイス』に従って、頚の負担の軽減に日々努められると、いろいろな症状は徐々に軽減されてくるかと思われます。


お返事:  お忙しい中、丁寧な回答を大変ありがとうございました。
   感激しております。
ここ2週間くらい、『頚に捧げるアドバイス』を守って生活してましたところ、左上腕に起きていた痺れが減ってきました。
 現在も、つり革に両手でつかまって通勤しておりますが(電車に乗っている時間は約1時間)、以前はつかまりながら上を向いて広告を眺めていたり、下を向いて寝ていたりしていたな、と思い、それを止めて背筋・首筋を伸ばし、つり革につかまりながらまっすぐ前を向いている、ということを実践したら、つり革につかまっていても痺れが出なくなりました。やはり上を向く、下を向く、というのは頚に相当負担をかけるものなのだなぁ、と実感します。
最近、痺れが軽減されてきた安心感で、枕を使わずにうたた寝してしまってそのまま朝になってしまったり、下を向かない!という意識を忘れて無造作に生活していたら、今日はまた左首筋から左上腕まで、ふつうに座っていても軽く痺れています。
いけないいけない!!
これからも『頚に捧げるアドバイス』を遵守する生活を頑張って参ります!!
自分を大切にするって、大変ですね。
本当にありがとうございました。

        
氏名: N 様/ 住所: 京都府 /

去年の12月初めに追突事故に遭いました。
それ以来、頭、頚 左肩、左腕 左掌 指先
左目、左上奥歯 と 痛みや痺れが続いています。
寒い時期には左腕全体が腫れ、血色も悪くなりました。
今は 気候のせいか、左腕は熱っぽく、火の玉を抱えている感じです。同時に左右の違和感が続いています。
事故以後、ずっと地元の医療法人の総合病院の整形、眼科などに掛かっています。
更に、整形の紹介で、隣市・麻酔科医のペインクリニック(鍼灸、漢方もあり)にも通院しています。事故から9ヶ月になりますが、痛みに波があり 悪天候だと、吐き気脱力感なども加わり、寝込んでしまいます。
 
MRI、XPなどに他覚所見がなく、筋萎縮、左右の太さの違いなども無いとの事から 整形の医師には「精神科領域の問題でしょう。脳内分泌がおかしいんじゃないかな?向精神薬(セレコックス)でも飲んで寝ていたらいいんじゃないか?」と勧められました。
 
他覚が無いとの事ですが、左右の色の違い、触感(体温)の違いは理学療法士が何度も確認して、リハビリ記録にもありますし、ペインクリニックでも言われています。
視力も0.9から0.3に変わっています。
家事もあまりできず、パートも辞めざるを得なくなり、家族に心配や負担をかけっぱなしです。私自身も随分 疲れてしまいました。
きちんと向き合ってくださる病院=医師は 近在には いらっしゃらないのでしょうか?
私の怪我は 何なのでしょう?何時までこんなに辛いのですか?
事故までは 4人の子を育て、パートに行き、250CCのバイクを転がし 大学院の社会人入学を目指して勉強をしていた 元気な43歳のオカンです。

A: 
Nさま、こんにちわ。
 当クリニックのホームページへのアクセス、ありがとうございます。
 
さて、追突事故の後遺症に現在も悩まれ、なかなかそこから立ち上がれない状態にあることがメールからはよくうかがわれます。
現在Nさまの症状が特異的な症状かというと、実はごくありふれた症状なのであります。特に、長年にわたって頚への負担が過度にかかっていた方が追突事故などに遭われますと、このような症状が、正常な方の何倍も強く、そして長く症状が出てくるものです。『頚と頭痛』というページを今一度お読みいただきますと、頚への負担により、どのような症状が出てくるのか、よくお解りいただけるかと思います。そこに書かれてある症状が、実はNさまが今現在経験されている症状の多くであります。
次に、この状態からどのようにして抜け出すか、という事になるわけでありますが、『頚に捧げるアドバイス』というページを何度も何度も熟読されて、とことん頚を労わるという視点から日常生活のすべてを見直してみてください。特に、4人のお子様の育児をされ、そして大学院での勉強を目指し頑張ってこられただけに、その頚への負担というものは推し量るにかなりのものがあったかと思われます。
そこに気づくべきであります。その上で、もう一度頚への労わりという観点から、お仕事のみならず、日常生活におけるすべてを見直し、頚への負担を軽減されることをお勧めいたします。
怪我の所為だという思いがある内は、良くなるのは残念ながら、かなり遅くなるかと思います。階段から落ちた、もしくはタンスの角に頭をぶつけた、という程度に気持ちを切り替えられた人達だけが、いち早くもとの生活に戻れるわけであります。
大切なことは、事故の所為にする事ではなく、現在の状況から一日も早く改善し、元の生活に戻るんだという、この一点にあるということを今一度思い出し、そして頚を労わられることを切に祈っております。


お返事: 早々のご返事を頂き、驚きかつ感謝いたしております。
 
先生のHPを何回も読み直してみました。
事故だけではなく、様々な要因から、同じような痛みや症状に悩んでおいでになられる方が、沢山いるのだと改めて感じます。
事故に遭うまで、盲腸とお産でしか病院に掛かった事がなく過ごして参りましたので、色々戸惑ったり不安に思う事が多ございます。
○○は風邪を引かないと申しますが、我が家では家族6人○○どころか、 144本の永久歯全て欠損なく揃っている程です。小さな怪我は男の子も育てておりましたのでありましたが、病院に掛かる怪我も病気も無縁で、校医と勤務先の歯科医院を知っている程度でした。
子育ては頚に負担のかかる動作が確かに多かったのだと認識いたしましたが、末っ子も17歳、40歳を越えてその頃の負担が出てきたのでしょうか?
事故後、内臓 血液などの検査もいたしましたが、殆ど問題はありません。生来飲酒・喫煙もありません。
臨床心理士は学生時代からの知人におりますので、客観的に性格偏向などは無いように聞いておりますし、私自身もその方面の勉強を少しいたしましたので大きな問題はないかと 思っておりました。ただ、身体の不調や、治療、先の見通しなどの不安が続き、精神的にもかなり疲れて来ているのは事実です。
日常、比較的健康度の高い性格であっても、やはり、長患いとなると、性格、精神的健康度は低下してしまうものですね。
自身の身体をもって、「病は気から」を体験しています。
幸い、こちらの先生のHPを拝読させて頂き、丁寧なお返事まで頂戴したことで、気持ちを切り替えて治療に取り組もうと意欲が湧いて参りました。
アドバイスを大事に 頚も身体も労わって行きたいと思います。ありがとうございました。

        
氏名: T 様/ 住所: 不明 /
 質問者 58才 男性。
 御多忙中、大変恐縮ですが、近日中に頚椎のためのミエロCT検査を受ける予定です。ミエロCT検査では、髄液の漏出による低脊髄圧症候群などの後遺症などがあると聞いています。現在の自分の症状などを考えて、上記の検査を受けたものかどうか迷っています。検査後の後遺症などについて御教示くださいます様お願い致します。

1. まず、自分の症状について御説明致します。
私は、12、13年位前から都内の某大学病院で変形性頚椎症または、変形性神経根症と診断されてきました。症状は昨年の11月頃まで、少し腰が痛むものの、手足や首が痺れたり、痛む事が無かった為、筋肉弛緩剤や首の牽引などをして過ごして参りました。

2. しかし、昨年11月頃、突然、左肩や左腕にかなり強い痛みと痺れが襲う様になりました。特に、左手の親指、人さし指および中指が痛い程痺れる様になりました。その後、掛かり付けの都内の某大学病院で本年1月、2月初旬に2回の神経根ブロック注射による治療を受けました。1回目の後は、やや症状が回復しましたが、2回目の時は、打つ位置を過ったのか、翌日から、しゃっくりが度々出たり、痛みや痺れが激しくなると共に、それまでは、痛むことが無かった左肩甲骨の周囲が焼け付く様に痛む様になり、上を向いて寝る事が困難になりました。そこで、横を向いて寝るのに適した枕を住所の近くの整形外科医に作成して頂き、現在もそれを用いて寝ています。

3. その後、本年4月頃になって、神経根ブロック注射による症状はなくなり、左手の中指の痺れは全く無くなりました。また、寝付く迄は、右側を下にしていますが、目が覚めると上を向いて寝ています。しかし、左手の親指、人さし指の強い痺れや時折左上腕部を襲う痺れは相変わらず残っています。
また、ここ半年間、横を向いて寝てきた為、腰が疲れやすく、少し痛み、左右、特に左足の脹ら脛がつる様な状態ですので、MRIなどを撮りました。ドクターの診断では、以前より悪くなっているかもしれない。ミエロCTを撮ってみようと言われました。

そこで、ミエロCTについてお尋ね致します。
1. ミエロCT検査では、脊柱腔内に造影剤を注射するのでしょうか。また、その結果として髄液が漏出し、頭痛、吐き気などがおこる低脊髄圧症候群が発生する可能性はないのでしょうか。例え、それが発生しても、完全に治癒する治療法が存在するのでしょうか。
2. 造影剤注入後の検査では、頚椎部をかなり強く前後に反らしたり、左右斜に曲げて検査するそうですが、その結果として現状より頚椎の状態が悪化する可能性は無いのでしょうか。
3. 検査を受けて自分の病状を正確に把握したいという考えは強いのですが、上で述べました様に現在は神経根ブロック注射後のひどい状態から脱却して、痺れなどが和らいでいく状況であると、素人ながら判断し、もう少しの間様子を見た後に検査を受けたいと考えていますが、
先生方の御所見をお聞かせ下さい。


A: Tさま、こんにちわ。
 当クリニックのホームページへのアクセス、ありがとうございます。
 
現在の症状を、MRIについで、ミエロCT検査までする理由が私には理解できないところであります。Tさまが感じておられるように、現在のミエロCT検査は本当に必要なのか、やはり、ここはセカンドオピニオンを求めてみるのが一番かと思います。それ
により、その先生も、やはりミエロCT検査はぜひとも必要だということであれば、やられるのが一番かと思います。近くの、頚椎を専門とする先生のところに紹介状を書いていただき、また、MRIの画像を持って、セカンドオピニオンを得るのが一番かと思います。
どうぞ、現在の主治医の先生に、その旨申し出て、きちんとしたセカンドオピニオンを得られ、そして、その上で納得されて、ミエロCT検査を受けられることをお勧めいたします。
また、これらのご質問は、すべて担当の先生に直接お聞きするのが筋かと思います。


お返事: 御多忙中にも拘わらず、懇切な御教示を頂き誠に感謝する次第でございます。実は昨日、先生にお尋ねする時にセカンドオピニオンを求めて某病院に行く事を考えていました。本日MRIを携えて病院に行って参りました。そこでは、両片足での屈伸、握力などの検査およびMRIを見て頂きましたが、その病院の専門医の結論は、先生と全く同じ意見でした。現時点では、手術を行う必要は無く、様子を見ながら保存療法を続けて症状が回復する様にリハビリする事などを勧められました。従って、手術する事を前提としたミエロCT検査は必要が無いと診断されました。また、私の担当医共、今後の療養についてよく相談する事も勧められました。
 この度は、大変有難うございました。末筆ながらお礼申し上げます。


       
氏名: M 様/ 住所: 埼玉県 /
始めまして。今 先生のホームページを拝見させていただき 驚き!!とショックで!!!!直ぐに メールにてご相談させていただきました
 
私は 53歳の 埼玉県の 家事手伝いの主婦です  
 5年前に 頭を支えられない 右腕から指先まで しびれ 鈍痛が酷く 頚椎神経根症と診断され、痛みが酷い時は硬膜外ブロック 星状ブロックなど 時々入退院繰り返し長良の治療。で 最近はおちついておりましたが
 そんな折 追突事故に遭い、頚椎捻挫!と診断。 6月23日。
 6月末より 首も動かせない 腋の下肩甲骨 肘から中指と 激痛や 鈍痛に苦しんでおりましたが、幸い鞭打ちの症状が治まったのかここ数日はパソコンにもむかえ毎日2回から3回常用していたボルタレン50mm.座薬も 1日 1回で治まっております。
 
 でもコンナ苦しい治療を続けていては、肝機能障害を起こすのでは?と心配で 他の大学病院で MRIを診てもらったところ頚椎後湾により狭窄し、2から6まで殆どすきまがないので、このままでは車椅子になる!早く手術を と言われました。
 今後もまた、少しの衝撃により半身不随にもなる大きな爆弾抱えているといわれたので、手術を覚悟しておりますが、先生のホームページを拝見してまた迷いが出てきました。
 
* なぜなら ここ 数日は 痛みが和らいでいる、、、、、痛みが無くても 予防のために 手術が必要でしょうか?頚椎後湾
 
* 頚椎と 頭痛 目眩が 関係あるとの事!、、、、、、30歳の時に メニエル病発祥  以来春先には目眩が酷く チラチラ ユラユラと動くものは見ない寝不足にならない  など 色々気をつけております。
* 頻繁に寝違え首が動かなくなる 、、、、、、、、、、最初は 20歳の頃 朝目覚め   起きようとしたら、首が動かなくて、頭が重くおきることができず、1週間ほど寝込みまし  たが、そんな酷いのは1回だけですが、寝違えはよくあります。
*偏頭痛 頻繁、、、、、、、、若い頃から 偏頭痛 肩こりで 痛み止め 飲む事が多  かったです
*直ぐに目が疲れる、、、、、薄暗い部屋にいると 目が疲れてきて 頭が痛くなったり   部屋の中から明るい窓のほうに向いているとまぶしくて、頭痛がしてくる 他人の目を見 て、真剣に話ししていると頭痛がしてくる
*関節の痛み、、、、、、、、指や膝関節の痛みもあり リュウマチなどとも言われました
 
これらの事が全て10代の頃からつずいており、原因わからず苦しんできました。色んな病名つけられ、全て痛み止め、安定剤などの薬だけで、今日まで来ており先生のホームページに出会い初めて 頚椎後湾によるものでは?と実感いたしました
 今手術の準備をしております。
 先生の見解はいかがでしょうか? 是非 良いアドバイスをお願いいたします
                        どうぞ 宜しくお願いいたします


A:  Mさま、こんにちわ。
  当クリニックのホームページへのアクセス、ありがとうございます。
 
 Mさまがこれまで、長年苦しんでこられた色々な症状が、頚の姿勢に伴う症状であるということに気づかれたことは何よりかと思います。当ホームページを熟読いただきますとよくお解りいただけますように、基本的には頚の前屈姿勢に伴う色々な症状であることが大事なポイントであります。
 今後の方針としては、手術を受ける受けないは別として、術後においても頚のいたわりを第一に考えられることがとても大切なことです。手術をされて、その後も頚をいたわらなければ、また、元の状態に戻ってしまうわけでありますし、頚を労わられるということは、今後とも大事なことであります。頚のいたわり方については、『頚に捧げるアドバイス』というページを熟読いただきますと、何をなすべきかが事細かに書いているはずであります。何度も何度もお読み頂き、お仕事のみならず、日常生活においても、とことん
頚の労わりについての色々な工夫をされることをお勧めいたします。それが、私からのアドバイスであります。
どうぞ、希望を持って頑張られることをお勧めいたします。


お返事:  お忙しい中 早々のお返事有難うございました。
   本当にお忙しい中 細かな説明 アドバイス 有難うございました

     
氏名: J 様/ 住所: 東京都 /

初めてメールさせていただきます。
とても親切な説明が掲載されており、長いこと頭痛に悩まされている私としては、素敵なサイトを発見できてうれしく思っています。
こちらのHPを拝見して、私の頭痛のパターンが『これこれ!』と思う症状を見つけ、そこには「頚椎症」と書かれていました。
一点にズキン、あるいはさらに鋭くピキーンと刺すような痛みが出て、時として比較的間隔も長く軽く済む場合もあれば、どんどんひどくなる場合もあり、そうなってはもう動くこともできないほどになります。
たいていの場合は耳の後ろの一点だけに現れます。今日はてっぺんの少し右側の一点。ただし、右側全体的に髪をさわっただけでも神経に触れるような痛み(違和感)があります。
20代から時折現れていた症状で、何回かMRIをとったこともありますが、脳に異常はないということでした。
ただし、こちらのHPで「頚椎症」と書かれていましたが、その頭痛と頚椎との
関係を調べてくださった先生はいらっしゃいません。
実際、もう15年以上前ですが、顎関節に異常が出たことがあり、その際に頭蓋から頚椎までのレントゲンをとった際、頚椎の間隔がバラバラであることがわかりました。ムチウチをしたわけでもなんでもないのですが。
それについての治療はこれといって施さず、そのままになっていました。
不安障害になった時は、頭痛・震え・めまいに支配された毎日を送っていました。今はだいぶ軽減されましたが、いまだ自律神経の症状が持続的にあるため、心療内科にも通っており、そこではワイパックスを処方してもらっています。担当医いわく、頚の緊張が緩和されれば収まる場合もあるので頭痛が起きそうな兆しを感じたらワイパックスを、と言われましたが、これは残念ながらあまり効いているという実感がありません。
あくまでHPを拝見しての素人考えですが、バレリュー症候群等の可能性もあるのでしょうか。
だとすると、きちんとした形で頚の検査をしたほうがいいとも思うのですが、実際どちらの病院にいけばそうしたことを加味した上で診察していただけるのかもわかりませんし、仮に治療法が単なる神経ブロックということなら、それもどうなんだろうか、とも思います。
一方的にメールをお送りし、勝手なことをつらつらと書きましたが、何かアドバイスをいただければ幸いです。


A:  ○○さま、こんにちわ。
 当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。
 
○○さまが、すでに自分の現在の色々な症状が、頚への過度な負担から起こってくるものと、気づき始めておられることがメールからうかがわれ、とても嬉しく思います。
 
今後は、当ホームページの『頚と頭痛について』と『頚へのアドバイス』のページを今一度、何度も何度もお読みになられ、頚への負担がいかほどかかるものなのかという認識を新たにされて、その上で日常生活において、頚への負担の軽減のためにとことん工夫を試みられること。日常生活でのスタイルの改善を試みられることをお勧めしたいと思います。
 
それにより、現在の諸症状は改善されてくるはずでありますし、現在の不安は、自然に遠のいて忘れていくはずであります。
 基本的には、頚への負担が過度になっていたときに、症状が出るものだと心得てください。
 バレーリュー症候群もその症状の一つに過ぎないということを、今一度肝に銘じて頑張ってみてください。
        
氏名: M 様/ 住所: 不明 /


はじめまして。
HPを拝見しました。
去年の1月出産を機に、徐々に頸と肩が痛み初め、(肩の痛みや痺れはパソコンの仕事をしていたので以前からありました) 授乳などで下をばかり向いていたのと出産の時、抱え込むようにして頸を極度に曲げたのが原因で頸を痛めたように思えます。
半年以上前から鍼に通うようになり、治癒していくと思えばまた逆戻り。の繰り返しであまり進展がありません。起床時が1番酷く、頭も何かが張り付くような感じ、重い感じ、そして肩と頸がガチガチでどんな枕に変えてもいつも痛みは一緒です。そうこうしているうちに腕に脱力感を感じ、片側後頭部に痺れ、時に頭痛がするようになり、酷い時はめまいがします。元々頭位めまい症があるのですが、それとは明らかに違う質のめまいです。頸をある一定のところに回すとグラッとしたり、TVPCしている最中。普段の生活に浮遊感があったりします。そして思い切ってMRIを撮ることになり、結果は 頚椎ヘルニア でした。

でもまだ卵みたいな初期症状だからと何も理学療法的なこともなく放置。授乳しているから漢方薬で。ということでした。あと子供もまだ小さく預ける人がいないので病院通いは難しいということで現状維持。

でもこのままだと酷くなるばかりの様な気がします。子供(育児)を休むこともできないので安静にもできません。周りにいるのでよくわかるのですが、なんか鬱や不安神経症になりそうな感じもあります。そして安眠できなく悪循環に陥り、眠るのが恐い日々が続いています。
初期症状でもこんな辛いものなのでしょうか?長くなりましたがアドバイスをいただけたらと思います。

A:  ○○様、こんにちわ。
当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。
 
さて、現在の育児に伴う頚への過度な負担から、色々な症状に
悩まされておられる姿がよくわかります。
しかしながら、幸いなことに育児はいつかは終わるものです。日々
成長してまいりますので、永遠に続くものではありません。
 どうか、そのように気持ちを切り替えることからまず始めることを
お勧めします。次に何が負担になっているかと言いますと、育児の
姿勢が良くないからでありますが、それ以外にも日常生活すべて
においての姿勢が良くないと思います。
 日常生活すべてにおいて、頚の前屈姿勢を極力控えられるよ
う、今一度すべての動作や行動の見直し、下を見ないように工夫
されることをとことんお勧めしたいところです。
 当ホームページの『頚へのアドバイス』のページを熟読されますと、
どのように工夫してゆくべきかがお解りいただけるかと思います。
そこを何十篇もお読みいただければと思います。
 
 頚椎ヘルニアの軽いものだと思いますが、それだけで現在の症状
がでるわけではありません。当ホームページの『頚と頭痛について』
のページを熟読いただきますと、ヘルニア単独で起こるわけではなく、
頚の軽い変形や椎間板の変性、いろいろなものが一緒になって
起こってくるわけです。それらの変化が多少はあるはずですが、いず
れにしても軽いものです。むしろ頚への負担が主たる要因になって
いると思って、頚への負担にならないよう、日常生活の頚への姿勢に今一度注意を払ってみてはいかがでしょうか。
 特に頚にタオルを巻かれることは、非常に効果的です。頚に直接、理学的治療を受けることのみが治療だと勘違いされている方が実に多いことに驚きます。そろそろそのような考えはやめたほうがよろしいかと思います。
 
 薬で治すのではなく、頚への負担をいかに軽減するかという工夫
と配慮が一番の薬であるということにお気づきいただければ、現在の状況から必ず抜け出せるはずであります。子供はいつかは成長し、手がかからなくなります。その日まで今しばらく色々な工夫を試みられることをお勧めします。
        
氏名: T 様/ 住所: 不明 /
蛯名 先生

はじめまして。○○と申します。頭痛(後頭部の左側)で悩んでおります。
事の始まりは頭痛がするので頭痛の専門医に行ってMRIをとったところ頚椎の椎間板ヘルニアと分かりました。

もともと会社にとても苦手な人物がいて声を聞くだけでも頭痛を引き起こし、気配を感じるだけでも大変嫌悪感を感じ、ストレスを抱える毎日で(何年もたちます)そのストレスが原因ではないかと相談しました。お医者様によると緊張型の頭痛であると診断されました。

椎間板ヘルニアを治したいと思っているところ椎間板ヘルニアが治るという整体を見つけ4回程通いました。左の側頭骨がずれて首の第二と第七の骨がねじれていると言われ矯正器具で骨を押す治療を施されましたが気分が悪くなり、右手が朝起きるとき少し痺れを感じるようになってしまいました。通ったおかげで悪くなってしまった気がします。首もごっきと曲げられたり、信用ができなくなり行くのを止めてしまいました。
頭痛ももちろん治ってはおりません。
胃も気持ち悪い感じがして食欲が落ちました。

質問があります。
1.この頭痛は一生付き合っていかなくてはならないのでしょうか。
2.椎間板ヘルニアは治るのでしょうか。
3.フラメンコのダンスを習ってます。首を左右に早く動かす動作が踊りの中で出てきますが、フランコは止めなくてはならないですか。
4.寝るときは上を向いて寝なくてはなりませんか。
5.頭痛の治療法はありますか。

毎日憂鬱なきぶんです。宜しくお願いいたします。


A: ○○さま、こんにちわ。
当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。

さて、現在の状況について○○さまが正確に把握されているかどうかいささか疑問であります。
と申しますのは、現在の症状そのものが頚椎の椎間板ヘルニアに直接原因しての頭痛ではないからです。
 椎間板のヘルニアがあろうと頚椎症があろうと、基本的にはその形態的な変化よりも過度な頚の負担に伴い、症状がでてくるということなのであります。
そこをよく理解いただいて、日常生活やお仕事において、頚へのいたわりについて充分工夫されることがまず大事だということをご理解いただきたいのであります。

 当ホームページの『頚と頭痛について』と『頚へのアドバイス』のページを何度も何度も熟読されますと、そのことがよくわかっていただけるかと思います。
現在の状況から抜け出す第一歩でありますし、最も大切なことであります。整体に行って治そうなどということ自体、『頚へのアドバイス』のページにおいても書いていないはずです。
 頚は腰と異なり、クモ膜下腔が狭く、骨と脊髄や神経の間に余裕がないことから、MRIで解剖学的な構造をチェックすることなしに、暴力的な整体は危険を伴うものだとの認識が大切です。
 頚椎ヘルニアは消失するということは、書かれてあるはずですので、やたら不安になることもないと思います。
 フラメンコも、今はとにかく頚を大事にして、それが落ち着きますとまた出来る日がやってまいります。その時までしばらくの間の辛抱ということであります。
また、あお向けに寝る必要は全くないわけで、当面は一番楽な姿勢で寝られて、徐々に徐々に時間をかけて治して行かれることをお勧めします。
 少なくともここ2〜3年は、じっくりと頚をいたわられることをお勧めします。
それが、現在の頭痛を根本から治す最も近い道であります。


       
氏名: R 様/ 住所: 不明 /
Q1
 こんにちわ。初めてメールします。体調不良について調べていたところ、偶然にHPをみつけました。なかには同じような症状の方もいらしたので、思い切って先生に相談してみようと思いました。
 実は数年前、会社で背中の筋をのばしてしまい近くの○○科で診てもらいました。そのときは湿布を貰い帰ってきたのですがそれ以来、年に1〜2度突然首から背中にかけて痛みを感じ、動けなくなってしまうということがあります。それだけでなく、最近ではひどい肩こりや鼻の付け根あたりにモヤモヤ感があったり、体のダルさなどもあります。ストレスからくるものなのかと思っていたのですが、このHPに相談された方のメールを拝見したところ、頚椎症ではないかという気にもなってきました。
 そこで頚へのアドバイスを読ませていただき、頚を休めるために控えたほうがいい事は理解したのですが、逆に『こうした方がいい』ということはあるのでしょうか?
よろしくお願いします。



A: ○○さま、こんにちわ。
   当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。
 
さて、体調不良ということで、それとともに鼻の付け根あたりの違和感や肩こり、背部痛などが見られることから、頚の前屈姿勢に伴う頚への過度な負担と頚椎症を背景として、いろいろな症状がでているものと考えてよろしいかと思います。
 また、頚へのいたわりについてのいろいろな工夫をされるとともに、運動される時などには、出来るだけ下を見ず、固い所を歩かない、重いものを持たないというようなことに気をつけながら運動されるとよろしいかと思います。
それも翌日に症状が出るようであれば、それは過ぎたる運動ということになります。これらをふまえた上で、頚をいたわってまいりますと、症状がとれてくるように思います。
 
Q2: さっそくのお返事、ありがとうございます。確かに何処の病院を受診しても、ハッキリとした診断結果がなく、肩なのか首なのかわからずにいました。一度ある○○科で首の椎間板が潰れていると言われたことがあります。スポーツもしているのですが、つい『また激痛がきて動けなくなったらどうしようか?』などと考えてしまい、参加できなくなる時もありました。でも先生のHPや今回のお話によって、頚なんだということがわかり、少し気が楽になったような気がします。もうひとつお聞きしたいことがあるのですが、肩のあたりが重く感じる時に首の骨をポキポキと鳴らすと楽になるのですが、これはやはり止めたほうがいいのでしょうか?


A: ○○さま、こんにちわ。
   当クリニックホームページへの再度のアクセスありがとうございます。
 
現在の自分の状況が冷静に見つめられるようになったことは、何よりかと
思います。肩のあたりが重くなったり、首筋が張ったりしてきた時に、頚の
骨をポキポキと鳴らすということは、しばしば見られることで、特に我慢す
る必要はないように思います。
 なぜかと言いますと、これは一種の屈伸運動と同じように考えてよいか
と思います。ずっと同じ頚の前屈姿勢を強いられることから起こってくるも
ので、だんだん頚へのいたわりに配慮し、頚の前屈姿勢を控えられること
により、徐々にそのポキポキと鳴らす癖はなくなってくるように思います。

         
氏名: S 様 / 住所: 千葉県 / 30代
 はじめまして、こんにちは。千葉県在住の○歳、薬剤師です。HP拝見させていただき、他のHPに無い、MRI画像付きのすばらしい内容で大変参考になりました。遠方の為、まずはメ−ルにてお伺いさせていただいてよろしいでしょうか。    

* 数年前から、首筋、鎖骨周辺の痛みと37C前後の微熱。

* H14年夏、不調顕在化。冷や汗、微熱、全身倦怠感、眼奥の痛み、眩しい、眼圧迫感、後頭部痛、吐き気、胸部痛、食欲不振(波有り)、手足の平がピリピリ痺れ、手指巧緻運動障害と右足を歩行時にひきずる感あり。

* 膠原病検査、眼科(眼圧、眼底)、耳鼻科受診、各検査異常無し。

* H14年冬、頭痛続くため○○医大(柏)で頭部MRI撮影、特に異常無し。

* H15春頃、再度膠原病(血液検査)異常無し。
手指巧緻運動障害、足もつれ感共に6対4くらいで右側に強い。
(指先で小さな物をつまめない、本のペ−ジがめくりにくい、ポケットの小銭が取り出しにくい、パソコンのマウス操作がしずらい。)

* H15年10月に頚部5−6番ヘルニア、又は頚部椎間板症として、牽引(15Kg)施行も手指巧緻運動障害はあまり改善せず、足のもつれる感じが強まった気がする。

* 現在も主訴として、手指巧緻運動障害、足のつま先のもつれ感、頭痛、眼の奥の痛み有り。
 
 
自分なりに感じられる事
 
* 頚椎症でよく言われる神経根症状(痛み)はほとんど無く、脊髄症状が主と思われます。
* 両足共、ふくらはぎ辺りを叩くと、足が痺れているという実感がある。
* 手指がやせて、指輪がゆるくなった。
* 床で大の字(枕無し)で5-6分寝そべると、手足の指が良く動くようになる。
* 睡眠不足、ストレスで悪化
 
先生にお伺いしたい事としまして、

1. 複数の○○科受診で、意見が分かれたのですが、手術(前方固定術)の必要性の有無及びその緊急性、日常生活上、なんとか我慢できるようであれば(悪化はしていないようです)、もう少し様子を見てみても良いでしょうか(穿破脱出型でPLDDレ−ザ−手術には手遅れとの事でした)。

2. 通院牽引治療の継続の可否(半年施行、症状変化無し)。

3.  ヘルニアは正中型から少し左側なのに、症状は手足共右側に強いのですが、こういう事も有り得るのでしょうか。
4.  最近言われ始めた、ヘルニアの自然消失の可能性(穿破脱出型)はどの程度期待できるものでしょうか?
 
 以上、長文になってしまい申し訳ありません。メ−ルだけでは判断しかねる部分が多々ある事かと存じますが、お分かりになる範囲で結構ですのでご回答をいただけないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。


A:  ○○さま、こんにちわ。
    当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。
 
 これまでの臨床経過を見てみますと、現在の諸症状は頚椎症ならびに軽い脊柱管狭窄に伴う一連の症状かと思われました。
 
 ○○さまが最近感じておられることが非常に適切なところかと思います。すなわち、頚部牽引はさほど効果はなく、むしろ症状の悪化につながる可能性があるということであります。
脊柱管狭窄が伴っておりますと、更に脊髄の圧迫がひどくなってしまう可能性があります。個々の症例で慎重に検討する必要があります。
 
 また、床で大の字に寝そべると、手足がよく動くようになるということは、
この姿勢が、頚髄の脊柱管狭窄に伴う微小循環を改善させる一番良好な体位だということになります。それにより、循環が改善され手足が動くようになると私は考えております。
 基本的には、圧迫に伴う循環障害と考えて、圧迫そのものよりは循環障害をいかにして改善するかという観点から今までの症状をみていただければ、いろんなことがおのずとわかってくるはずです。
 
 症状が悪化するのは、睡眠不足、ストレスというよりは、長時間のお仕事、特に立ち仕事で下を見る姿勢やパソコンなどの頚への過大な負荷により、症状が増悪するというように考えて下さい。 
 ヘルニアは、正中型から少し左側に突出されておられるということですが、私は、頚椎症の一つの病系としてヘルニアがあるにすぎないと思っております。ですから、基本的には頚椎症そのものが背景にあるものと考えて下さい。
 その頚椎症の程度が軽い場合でも、負荷が大きいと症状が出てまいりますし、逆に程度がひどくても、負荷を軽減されますと、症状は当然軽減されてまいります。そのように考えて、頚の負荷をいかに軽減するかという工夫が毎日の生活の中で重要かと思われます。
 
 頚椎ヘルニアの自然消失は、だいぶ前から気づかれていたことで、単にMRIでチェックする機会が今まではなかったということにすぎないわけです。当院においてもかなりの症例において、頚への負担を軽減することにより、ヘルニアそのものの大きさは変わらずとも症状は消失してしまいます。

 手術につきましては、頚椎は七つの骨から出来ていて、前屈・後屈・回旋などいわゆる関節としての運動機能をもっているわけですが、その運動を制限する手術になってしまいます。ですから、かえって数年後には、現在の仕事を今の体位で続けられますと、かえって辛い状況が生じてくる可能性があります。
これから10年、20年という単位で考えてみますと、私は、まずは頚をいたわることをお勧めしたいと思います。
 『頚へのアドバイス』のページをよく熟読されて、今一度、仕事上でも日常生活においても頚へのいたわりについて配慮されるよう工夫されてみてはいかがでしょうか?

     
氏名: K 様 / 住所: 兵庫県 / 20代
 はじめまして。兵庫県在住の○歳の女性です。
仕事は、パソコンを使用した事務職です。1日中、パソコンの使用と、下を向いて読み書きをしています。
 今年に入ったくらいから、下記のような症状に悩まされ、貴クリニックのHPを拝見して、変形性頚椎症ではないかと思い、先生のご意見をぜひお伺いしたいと思いました。

@肩がこり、首の後ろが痛い。こめかみ付近の頭痛。
 背中の痛み。右わき腹痛。手のしびれ。
 手のしびれは、特に左手の手首から先が、しびれたような状態が継続的にある。また、右手の二の腕内側に筋肉痛のような痛みある。

A右耳痛み(夜、右を下にして横向きで寝ると、 朝起きたとき、右耳が痛くなっている)・のどに何かがつかえている感じ
 →今年、1月中頃、耳鼻咽喉科で、風邪の初期でのどがはれていて、耳も特に何ともないと診断されました。

B右前胸部痛。(鎖骨と乳房のあいだくらいの所の痛み)

C頭のふらつき。
 歩いているときや、机に座って仕事をしているときに、
 頭がふわふわ宙にういているような感じになる。
 机に座っているときに、ふわふわなるときは、 同時に、両腕がすごくだるく感じる。

D頭や目の疲れ。
 仕事中に、机に座って、読み書きをしたり、パソコンに向かっている 時に、頭がボーっとして、目が疲れる。

E右側の歯の痛み。顎の関節あたりの痛み。
 →歯科に行きましたが、虫歯等ではありませんでした。

以上のような症状が、今年に入った頃から入れ替わり現れ、原因がわからず、気分も晴れない日々が続いています。
あまりにもいろいろな症状がでるので、
先日、○○市の△△病院の○○科を受診し、3/1に脳のMRI検査を受けることになりました。
貴クリニックのHPにあるような変形性頚椎症でしょうか?
また、この症例の、主な症状の中に、背中の痛みは入っていませんでしたが、頚椎の異常から背中の痛みなども起こるのでしょうか?
お忙しいとは思いますが、ぜひご意見お聞かせ願います。


A:  ○○様 こんにちは
   当クリニックのホームページへアクセスありがとうございます。

○○様が何となく感じてこられたようにように現在の症状は頚椎症由来の症状が中心のように思われます。
しかしながら、頚椎症の程度がいかに強いものであれ、弱いものであれ、基本的には頚への過重な負担がその背景にあると考えられて、むしろ、その負担をいかにして減らすかということに工夫されるようお勧めしたいところです。
なお背部痛などは、症候群の中に書いておりますように、肩甲骨の内側の痛み、背部痛と書いておりますがそのことを指しております。
ですから現在見られる色々な症状はしばしば見られる症状の一つなのであります。

 3月1日に脳のMRIの検査を受けられるようですがおそらくはそこでは特別現在の症状を説明しうるような所見は得られないかと思います。しかしながら一度はきちんと検査を受けておくことも大切ですので、3月1日の検査は是非受けられることをお勧めいたします。
 その上で、もし特に異常がないということになりますれば、これからは頚をいたわるということへの工夫に色々、知恵をめぐらせてはいかがでしょうか?


お返事:
  こんにちは、○○です。
        先日は、ご返信頂き、ありがとうございました。

 先生のおっしゃる通り、3/1に受けた脳のMRIの検査結果は、異常なしでした。
その後、同じ病院の○○科を受診し、レントゲンをとりましたが、特に治療が必要なほどの異常は見られないとの所見でした。
先生のホームページを見たことによって、いろいろな体の不調が、頚椎からきているのではないか?ということが分かり、首をいたわる生活をはじめました。
最近は、頭の浮動感や、背中の痛みはなくなってきました。
これからも、首をいたわり、あまり思いつめずに生活していきたいと思います。
メールにてお話を聞いていただき、本当にありがとうございました。
     
氏名: I・M 様 / 住所: 広島県
 初めまして、○才の男性です。貴クリニックのHPを見させていただきとても参考
にさせて頂いています。
私は数年前より左手の3〜5指にかけてのしびれと頸を後ろに反らすと両手にかけての放散痛がありました。
ところが昨年の暮れから今年の冬に風邪にかかってから、左手のしびれに加え左足及び左体幹のしびれが出てきました。 ○○科にかかりMRI検査の結果頸椎ヘルニアによる神経根症状及び頚髄の変色があり頚髄症の可能性もあると言われました。
早急な手術は必要ないと言われましたが正直判断に迷っている状態です。
現在貴クリニックの「頸へのいたわり」を参考にして実践していますが、実際手術への適応はどのような状態になった時なのかお教えいただけませんでしょうか?唐突な質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。


A:  ○○さま、こんにちわ。
当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。

 症状からみて、頚椎症に伴うしびれや放散痛がみられるものと思われます。この症状の推移は、これまでの生活歴や職業歴に関与してまいりますが、お仕事柄、頚の前屈姿勢が過度になっていた可能性があります。しばらくの間、少なくともここ3ヶ月から6ヶ月間は、頚へのいたわりに積極的に取り組んでみてください。 できれば、2週間程度、頚の安静の為に自宅療養されて、その後1ヶ月程度は、残業は極力控えられるよう、また、家庭におかれてもテレビや読書などは控えられるようお勧めしたいところです。

いずれにしましても、手術ですべての症状が、特にしびれはなかなかとれにくいものです。また、手術後は、現在の仕事を続けておられますと、かえって手術する前よりも辛いものが、数年後にみられるがあります。
それらを考えますと、手術そのものは機能的手術ですので、まず、頚へのいたわりを最優先されてみてはいかがでしょうか?
 手術の後も、結局は2ヶ月〜3ヶ月間は休職されなければなりませんので、それを考えますとむしろ、現在2週間程度休まれて、頚を安静にして、その後のしびれのとれ具合などの推移をみてから決断されてもよろしいかと思われます。



お返事:  えびな脳神経クリニック様。
         広島の○○です。
先生、お忙しい中お返事頂きありがとうございました。
先生のメールにより精神的にかなり楽になりました。
私は臨床検査技師で細胞診をしています。
おそらく顕微鏡を見続けたことによる長年の頸へのストレスがこの症状に結びついたものと思っております。
これからは先生の「頸へのいたわり」を励行し今は手術のことは考えず治療に励みたいと思います。

メールでセカンドオピニオンして頂いたようで大変申し訳なく思っております。今後ともよろしくお願いします。

 追伸 みちのくの旅は未だ経験がありません。
    いつか・・・体調万全で先生をお伺いしたいと思います。

      
氏名: T 様 / 住所: 北海道
 
 初めてお便りを差し上げます。お忙しいところ、誠にすみません。私は、北海道に住んでおります○○と申します。○歳の男性、地方公務員をしております。先生の所のホームページは変形性頸椎症を検索していましたら見つかりました。実は、平成11年の夏頃から、のどに異常感・違和感、それと若干の体の疲労感・倦怠感がでるようになり、はじめは○○科に行き検査をし、それからこんにちまで胃や大腸の検査、心臓の検査をし(何回か病院を変えて検査しました)、さらには人間ドックは毎年受け、その時には必ずオプションで動脈硬化の検査や肺のCT検査もしましたが、異常はありませんでした。その間にのどの違和感の原因の一つに頸椎が変形してそれがのどに引っかかるとホームページに出ていたので、○○科の先生に相談したら、私の場合はそんな状態ではないとのことでした。また、のどの違和感の原因の一つに脳の異常が原因とのホームページを見たので、近くの○○脳神経外科というところに行き、脳の検査をしてもらい、その時に頸椎のMRI検査もした貰った結果、脳は正常でしたが、頸椎が若干変形(C4/5、5/6、6/7で椎間板の軽度膨隆、C4/5で小さな突出)しているとの診断でしたが、のどの違和感には直接関係ないとのことでした。その時はゆっくりと温泉に浸かったり、プールの中を歩いて運動していけば、変形は正常になる段階の程度とのことでした。それから、男の更年期かもしれないとの母親の話もあったので、泌尿器科に行き、男性ホルモン(テストステロン)の検査もしましたが、正常でした。今は、良く原因がわからないので、産業医の紹介で○大の総合診療科にいって、安定剤を貰ったり、漢方専門のクリニックで漢方薬を貰って飲んでおります。漢方の先生が言うには、最近、頸椎、特に椎間板のところが原因で様々な症状が出るということが分かってきて、いまいろいろと研究が進んでいるきているとのことでした。(むち打ち症の場合、治療していって、レントゲン写真上などで異常が無くなっても、いろいろな症状が出て困っている人がたくさんいると、それだけ頸椎というのは、神経が集中していてデリケートで複雑なんです、とも言ってました。)  今の症状は、仕事を休むことはないのですが、のどの違和感と疲労感や倦怠感、たまに手足のしびれ感や頭痛、頑固な首や肩の凝りなどです。しびれ感などが出たときには、脳神経外科に行きますが、ビタミン剤と筋弛緩剤や安定剤が出ます。そこでお伺いしたいのですが、先生のホームページの頸椎症の症状を見ましたら、私の場合も頸椎が原因でないかと思うのですが、どうでしょうか。近くであれば、明日にでも先生の所にいって、きちんと検査をして診断していただくのですが、遠くて残念です。



A: ○○さま、こんにちわ。
    当クリニックのホームページへのアクセスありがとうございます。
 
 いろいろな頚椎症に伴う諸症状に悩まされておられるようで、検査もいろいろ受けられた結果、最終的にはどうやら自分でも頚椎症由来のものではないかと感じておられると思われます。
 漢方専門の先生のおっしゃられるところがかなりあなたの思われるところに近いものではないかと思います。
 いずれにしましても、頚椎症の程度よりは頚への負担そのものが、症状の発現の大きな原因になります。ですから、頚へのいたわりを基本に日常生活のすべてを今一度見直してみてはいかがでしょうか?
 そこから現在の症状が改善していかれる原点があるように思われます。
 『頚をいたわる』ということを今一度、当クリニックのホームページをご覧いただいて、ぜひとも実行と継続をお勧めします。
 これ以上の検査は、時間とお金の無駄になるかと思われます。
頚をいたわるということに専念されてみてはいかがでしょうか?
     
氏名: N・Y 様 / 住所: 不明

 
ホームページを拝見しておたずねします。いま、右手指(とくに、人差し指、親指)のしびれで悩んでおります。まず
頸、肩、背部の痛みが出てきて、それから手指のしびれがだんだんひどくなってきました。人差し指は指先の感覚がぼやけてしまい字を書いたりボタンの掛けはずしがやりにくくなってきています。
5〜6年前首が回らなくなり(そのときも指のしびれはありましたが生活に影響を感じるほどではありませんでした。)病院や鍼灸院に1年以上通ってなかなか完治せず職場の同僚紹介されたカイロ整体院にいって急に軽快しました。頸の痛みが消え、肩の張り等もかなり楽になりました。
再発した今回も同じ整体院に通いはじめましたが今回はなかなか軽快しないばかりか治療そのものが辛く感じられます。いま、レーザー光線をあてたり、マッサージ、ボキっと音のするねじり(頸、背骨)、牽引、など様々な手技を受けています。貴医院のホームページを拝見して「頸に捧げるアドバイス」を読むと、いわば荒療治の整体と反対に安静をだいじにしておられます。今後どうしたらよいのか迷っております。指のしびれはむしろ強くなるようで仕事にも影響が出てくるのではないかと不安が募ってきました。
遠方なのでメールでのご相談で申し訳ありません。お忙しい中恐れ入りますがよろしくお願いいたします。
年齢52歳、男、職業は養護学校の教員です。
どうぞよろしくお願いいたします。


A:    ○○さま、こんにちわ。
      当クリニックのホームページへのアクセスありがとうございます。
 
○○さまのこれまでの臨床経過を見てみますと、基本的にはすべて頚からの症状であることは『頭痛と頚について』のページを見られると、現在の症状がすべて書かれてるはずであります。
すなわち、現在の症状は長年のお仕事での頚の前屈姿勢に伴い頚への負担がかなりかかっており、それに伴う再発と考えて下さい。
 
そして、基本的には頚へのいたわりにより改善されるものであり、現在の治療が決して功を奏していないように思われることから、出来れば、今一度、『頚に捧げるアドバイス』のページの項目をきちんと取り入れて、日常生活をすべて見直し、頚への負担を軽減されるよう色々工夫を試みてはいかがでしょうか?
 そこから、きっと必ず希望への光が見えてくるはずであります。
 
基本的に、いかなる変形があろうとも、頚への負担が軽減されてきますと、必ず症状は軽減されてきますし、逆に頚椎症の程度が非常に軽いものでも負担が大きくなりますと、症状は強く出てくるものと考えて、頚をいたわられることに今一度専念されることをお勧め
したいところです。
 いずれにしましても、パニックになってはいけません。
仕事をされる時の頚の前屈姿勢を、極力軽減されることから始めてみてください。 頚に厚手の顔タオルを2〜3枚重ねて軽く巻いて、顎を支えるようにすることも効果的なはずです。
 また、お仕事を終えられて家に帰られた後は、しばらくの間、テレビや読書などは控えられ、FMラジオやCDなどビジュアルからアコースティックに趣味を切り替えて、頚へのいたわりに配慮されるようお勧めしたいところです。

      
氏名: S・U 様 / 住所: 宮崎県
 はじめまして。
貴クリニック様のHPを色々読みましてぜひ相談したいと思い早速メールいたしました。
 
もともと肩こりはしておりましたが、1999年の正月に朝起きたら、ひどい寝違えをしてしまい、同時に肩の痛みがありました。3月ぐらいまでその痛みが続き、4月の下旬に○○科にて牽引をうけたら、右手の親指、人差し指に痺れ、力が入らない、物を落とすという症状が出、首と肩と肩甲骨の際の所の激しい痛みがでました。総合病院にいったら、すぐに入院をするようにとのこと、1ヶ月後に入院し、硬膜外ブロックを受けるも効果なし。MRIとミエログラフィ、ディスコグラフィの検査を受けたら、頚椎ヘルニア(5と6の間)の診断、硬膜外ブロックでも効果がないということで、「神経根開放術」という手術をうけました。2000年7月です。
その後よかったのですが、2002年の夏ごろより背中の痛み、肩甲骨の際の痛み(左の方が強い)首の痛みがでて、執刀医を受診、MRIをとってもらったところ、異常はないとの事、たち仕事がいけないということでデスクワークが主の仕事にかえました。
 また最近、首の痛み、背中の痛み、そして頭痛、目の奥の痛みに悩まされています。町の○○科を受診したところ、右の痛みは手術したところの癒着、左の痛みは胸郭出口症候群であると。2週間に一回上腕神経叢ブロックを受けていますが、3日たつとまた痛みと頭痛がでます。職場の人に痛みを説明しても分かってもらえず、イライラや痛み、頭痛のせいか仕事でもミスが多くなってきました。大変困っています。



A:  ○○さま、こんにちわ。
    当クリニックのホームページへのアクセスありがとうございます。
 
○○さまのメールを読まさせていただいた範囲内でお答えしたいと思いますが、基本的には最初から頚椎症ならびに頚椎ヘルニアに伴う一連の症状で、頚椎牽引や手術をした後、もとの仕事に戻って、数年後再び症状増悪を来たしたとのように思われます。
 現在見られる頚の痛みや背中の痛み、頭痛、目の奥の痛み、イライラというのは、当クリニックの『頚と頭痛について』のページの症状のところにこれらの症状はすべて書かれてありますように、一連の症状と考えてください。
 手術したり、頚椎牽引をしてなお、頚椎症に苦しまれておられるわけで、一番の治療は、やはり頚へのいたわりが大切だということを今一度深く感じとって、『頚へのアドバイス』のページをじっくりと読まれて、毎日の生活の中で頚へのいたわりについてよく理解し、実行されていく。これに尽きると思います。
きっと、頚へのいたわりにより、2、3ヶ月しますと、症状は軽減されてくるはずです。決してあせってはいけませんし、パニックにならないで下さい。

         
氏名: O・Y 様 / 住所: 東京都
はじめまして、こんにちは。

私は昨年の4月中旬にめまいを起こし、その直後から頭痛と吐き気にみまわれ今現在も痛みと共に毎日を過ごしております。
初めに受診した大学病院(○○科)では「肩こりが原因」と言われましたが、しばらくしても頭痛が治まらないので頭痛外来のある、「○○病院・△△外科」を受診し、レントゲンやMRIの結果「ストレートネック」・「頚椎がずれていて髄液の流れを悪くしている」・「緊張性頭痛」と診断されました。
「頚椎のずれは治すことはできないのがストレッチなどで頭痛が緩和されるから気長にいきましょう。」と言われました。

とにかく昨年は頭痛に耐える日々が続きました。熟睡している時だけが痛みから解放されるひと時でした。
時々、後頭神経痛にもみまわれ神経ブロックの注射をしてもあまり効果はありませんでした。
今年に入ってから徐々に良くなってきたというか、慣れてきたというか、春先から初夏にかけてはごく弱い頭痛はあったもののすごく調子が良かったのですが、8月に急に暑くなった日にまた、めまいを起こしてから「肩こり・首の痛み・両側頭部から後頭部の痛み(ジンジン、チクチク)・後頭神経痛・ふらつき(頭が揺れてる感じやフワッとする)・歩くと膝から下がだるい」といった症状があります。
(熟睡中は一切症状はありません。)HPの頚椎に記載されてる通りの症状です。

そこで一番気になることは「歩くと膝から下がだるい」という点です。
担当i医にもその症状をお話したのですが、「腰からきてるのではないか。」といわれました。
やはり頚椎とは関係はないのでしょうか?
一時的に良くなった時期があったということは今後もよくなる可能性はありますか?
週に1度テニススクールに通っているのですがこのようなハードな運動はあまりしないほうが良いのでしょうか?
この先、この症状が続くのかと思うと不安です。どうしたらよいかアドバイスをお願いします。


A:    ○○さま、こんにちわ。
   当クリニックのホームページへのアクセスありがとうございます。

だいぶ色々頚について悩まれているようです。
さて、ご質問の「歩くと膝から下がだるい」ということですが、こちらはやはり、腰からきているものと私も考えます。
頚椎症の方は、たいてい腰椎症も伴っているもので、頚と腰に同時に負担がかかることから起こります。
 固いところを無理して歩かれると、かえって具合が悪くなります。
出来るだけ、歩く時は、クッションのいいウォーキングシューズを履いて、土の上を歩かれるようお勧めします。
 また、ハイヒールなどは出来るだけ避けられるようお勧めします。

次に、運動についてでありますが、『頚へのアドバイス』のページでもふれてありますように、基本的には ・下を見るな! ・重い物を持つな! ・固いところを歩くな! この3つの原則にふれないように運動されることがポイントであります。
 今一度、現在のテニスをその目からチェックしてみて、テニスをやったあとで具合が悪いようであれば、それも出来れば避けられるようお勧めします。

 水中ウォーキングなども効果的ですが、その際も下を見ないで歩かれるようにお勧めします。泳がれる時は、出来るだけ息つぎをゆっくりされて、頚への負担にならないように。
 要するに、頚を激しく振り回したり、上下運動させることは、頚にとっては決していいことではありません。
 ゆっくりと太極拳の動きのような動き方でやられると、だいぶ変わってくるものです。
あきらめや不安からは何も生まれません。もう少しペースをゆるめて豊かな人生を楽しみましょうよ。
      
       
氏名: I 様 / 住所: 愛知県
はじめまして、愛知県に在住で給食の調理に携わって四年目になる○歳の調理師です。
左手足の脱力感としびれ、左首筋のしびれ、それと腰痛で○○外科にかかったのが9月13日でした。
腰と首のレントゲンをとり臀腰部筋筋膜炎と頚椎椎間板ヘルニアと診断されました。
リハビリとして首の牽引(8キロ・10分)、肩と腰の干渉波に通いだしたところ、一週間ほど経ってから、左顔面、耳たぶ、唇、舌が痺れはじめとても心配になり先生に告げると、ヘルニアから首から上への症状は無いから、○○科に行くようにと紹介状を書いてもらいました。
しかし、○○科を受診したところ、「外耳湿疹が見られるけれど、痺れはきっと顔面神経痛じゃあないかな?」ということでした。
八方塞になってしまい、それから、いろいろとインターネットで調べてみたところ脳腫瘍という怖い言葉がちらついてしまい落ち込んでしまっていました。
最悪の精神状態のなかで、えびなクリニックのホームページに出会い救われた思いでお便りをせずにはいられなくなりこうしてメールを送らせて頂いています。
症例の中で同じような症状を訴えていたヘルニアの方がみえたので、私の顔面のしびれも、ヘルニアからのものだと考えられるのですが、脳神経科を受診した方がやはり良いのでしょうか。
出来ることならば、『頚へのアドバイス』を実践させてもらいながら、仕事も続けていきたく、しびれも無くしたく、と贅沢なことを考えてしまっています。  よろしくお願いします。


A:   ○○さま、こんにちわ。
    当クリニックのホームページへのアクセスありがとうございます。
 
いままでの経過をメールで読まさせていただきましたけれども、○○さまが感じられているように、基本的には現在の立ち仕事(調理)などでの頚の前屈姿勢に伴い、かなりの負担が頚と腰にかかっているものと思われます。
 また、それに加えて頚の牽引ということで更に、頚の神経に負担がかかっているように思われました。
 
当面の間、頚の牽引などは控え気味されて、『頚へのアドバイス』を徹底して実践されることをお勧めします。
 特に、お家へ帰られてからは、まず30分〜1時間ほどは横になられて頚を休めることをお勧めします。
 その上で一息ついた後で、家事などのお仕事は極力根をつめないで、控え気味にされること、また、テレビや新聞などはあまり見ないようにされて、むしろ音楽やFMラジオなどを楽しまれるようお勧めします。
 また、頚というよりも顎に軽く厚手の顔タオルを2、3枚重ねて、頚を支えるような感じで巻いて台所仕事などをされると、だいぶ楽になるはずであります。
 
なお、顔面神経痛としびれは全く違うものであります。
そもそも顔面神経痛というものは無いので、三叉神経痛でありますが、この場合はかなり激しい痛みになってまいります。
 単なるしびれという場合、しかもしびれの境界が不鮮明な場合は、むしろ頚からくる左顔面から唇・舌へのしびれと思って下さい。
 また、左の手と足の脱力感やしびれ、同じ側にみられるので、頚椎症ならびに腰椎症からくるものと考えて、頚と腰への負担を軽減されるよう工夫されることをお勧めします。

お忙しいお仕事の中で、ついつい頚へのいたわりを忘れがちなものですね。
     
氏名: Y・J 様 / 住所: 東京都 / 50代
Q1
初めまして、私○歳の主婦です。
頚椎ヘルニアで検索しておりましたら先生のHPに出合いました。
隅からすみ読ませて頂きました。とても参考になりメールを出したくなり
お忙しいでしょうが少しの間お付き合い下さい。

私、12年程前より背中が痛く、夜仰向けに寝ると疲れていました。
行きつけの○○科に行くと、肩甲骨の横の胸椎が炎症していると診断され、暖め療法や一週間程針を入れる治療を半年程しました。
その後腕が痛い、脇腹の後ろや、首が痛いと10年間に3度程通院しましたが、「加齢に依る症状なので治りません」と言われ、真直ぐに寝られませんでした。
2年前に医院を変り診て頂きましたら胸椎の変形脊椎ヘルニアと言われました。
「仕事から来ているので、すぐ休職をするように」と診断書を書いて下さいましたが、すぐ仕事も辞めしっかり治療をしました。重苦しさ感は残りますが、症状は軽くなり今は午後の3、5時間働いています。
4月に入り左の首が痛く後方も見れず、首や肩が張り腕まで引張られて、痛くて指先までジンジンして痺れて来る様になり、背中が痛く、全く仰向けに寝る事も出来なくなりましたので、医者に行くと頚椎の4、5番目の変形と言われましたが、予防や原因、注意等ドクターからは何の説明もなく「治りませんので痛みの症状を軽くしましょう」と言うだけで、痛み止めと、炎症止め、胃の薬を飲み、8キロで首の牽引を毎日していましたけれど、痛みが消えず不安でした。

先生のHPを読み予防や原因、注意等が分かり 早速首にスボーツタオルを巻き、枕も5cm位の羽根枕に変えて5日になりますが、痺れ間も軽くなり仰向けに寝られるようになりました。
早くこのページに出会える事が出来ていればと残念に思います。
本当に感謝します有り難うございました。
左の頭から顔、首迄鈍く、なんとなく引っ張られた感が微かにしますが大丈夫でしょうか教えて下さい。
宜しかったら又メールを入れてもかまいませんか。


A:  Y・Jさま、こんにちわ。
    当クリニックのホームページへのアクセスありがとうございます。

 メールを読まさせていただきましたが、随分長い間、お仕事などの影響もありますでしょうが、かなり辛い思いをされていた経過がよくわかりました。
 さて、顔・頚までの鈍く、なんとなく引っ張られた感じが、かすかに残っているとのことですが、実はこの症状も頚椎症の方には非常に多いもので、Y・Jさまだけの特別な症状ではありません。
 しかしながら、この症状も頚へのいたわりに配慮されていきますと、比較的速やかに症状がとれてゆくはずであります。
 今、1・2ヶ月、頚へのいたわりについて配慮されるとともに、頚に負担をかけないように毎日のライフスタイルの見直しをお勧めしたいところです。
また、スポーツタオルを頚というよりも、目的は頭、頚を下げないということで、顎の方にあてて、あまり頚を締め付けないように留意されてください。
頚を絞めるとかえって具合が悪いことがあります。
 横になるときや寝るときなどははずして構いません。また、枕も羽根枕に替えられたのは非常によろしいかと思います。
 いずれにしましても、いかなる頚椎症の変形の程度よりも頚への負担が症状の主たる要因だと考えて、頚への負担を軽減される工夫をこれからも続けていかれるよう祈っております。

Q2
メール有り難うございました。
御忙しいでしょうに、こんなに早く返信して下さるとは思いませんでした。とっても分かり易く丁寧に御説明して頂き、嬉しく心から感謝致します。

御指導の通りに『家にいる時間は』毎日首にタオルを巻き、気を付けながら生活をして3週間になります。今は、とっても楽になり痛みも殆ど無くなっています。
 強く後方を向くと、肩から背中に引っ張られた痛みは多少残っていますが、指先の痺れ感は、薄らいで微かにジンジンと感じるのみになりました。
 薬も5月入り一錠にしていましたが、5月7日から全く飲んでいません。

現在は首の痛みより脊椎ヘルニア(胸椎10,11番目の軽い変形)の重苦しく鈍い痛みの方が気になり、座っているのが苦痛です。
 治療は15分間暖めるのみです。看護師や薬剤師の方から、グリコサミン、U型コラーゲン、コンドロイチンの健康食品を勧められますが、効果はあるのでしょうか?良い姿勢や軽い運動など、日常気を付ける事を教え願えると幸いかと思います。
 掛かりつけのドクターは「治ることは無いので、痛み止めの薬を出しましょう」の言葉のみにて終わりなので、いつも“消化不良の気持ち”で心がすっきりしません。
時間があれば又ご指導願えませんか、宜しくお願いします。

先生のHPを読み、心から頼れるドクターの方だと信頼している私です。
遠いのがとっても残念に思い、いつも近ければとhpを読んでいます。
長くなりすみません、嬉しく思いメールを出させて頂きました。
(ちなみに私は東京です。)


A:  こんにちわ。
    再度のアクセスありがとうございます。

 幸いにして比較的順調な経過をたどっているようですね。
いくつかの点で悩んでおられるようですが、基本的には当クリニックのホームページの『頚へのアドバイス』に従って、日常生活を根本から見直すことが根本的な治療になると考えて、今後とも頚をいたわるようお勧めします。
 なお、現在の背部痛は胸椎の変形というよりは頚椎症からくるものと考えてください。肩甲骨内側の痛みは非常に良く見られるもので、当ホームページにあります背部痛と言われるものは、みなその場所によく痛みと違和感を出してきます。
 いずれにしましても、下を見ないことが基本になります。
座って下をみてると背中に痛みがきますが、できるだけ当面の間は、柔らかい枕で横になるのが一番効果的かと思います。

また、健康食品は基本的には、小生は患者さんには勧めておりません。
それらをなしに、当院の場合は、ほぼ皆さん、よく症状が軽減されてきております。何かに頼ることよりも、今一度『頚へのアドバイス』を熟読されて、何が頚へ負担になり、何が頚にいいのかを良く理解してください。
 
     
氏名: N 様 / 住所:神奈川県 / 30代
はじめまして。
神奈川在住のNと申します。○歳の女性、主婦です。
現在、首の後ろの痛みと肩こりに苦しんでいます。

発端は、昨年5月に海外旅行に行き、スーツケースを
長時間ひきずるのを10日ほど続けていました。
帰国してから首の後ろにピリピリする痛みがあったため、
自宅近くの総合病院の○○科かかり、レントゲンを
撮った所「異常なし」と言われたため、私も放置していました。

今年の5月末から、首の痛みに加え肩こりがひどくなったため
6月6日に別の病院(○○病院)の○○科に行きました。
そこでレントゲンを撮った所
「首を前後に動かした時に、首の骨が動いていない」と言われました。
私が「ヘルニアですか?」と聞いたところ
「それはMRIを撮らないとわからない」と言われました。
MRIを撮ることになったのですが、混んでいて1ヶ月(7/8…つまり明日)
も先になりました。
治療は私が妊娠する可能性があるため外用薬のみ
(モーラステープ、ナボールゲル)で行うことになりました。
MRIを待っている間に、6月10日頃から手のひら・足の裏がしびれ始め
たため、診察してもらった所
「神経症状が出ているけど重くないから大丈夫」と言われました。

しかし、その後痛みも強くなり、今週初めには精神的にも落ち込みがひどく
毎日泣いているような状態になりました。
おとといの金曜日また別の病院の○○科に行き、
ルコルナートとチスタメットを処方してもらいました。
その病院でもレントゲンを撮ったのですが、
「首の上から4つ目(か3つ目?)が前にずれてる。
これ以上ずれるのを防ぐため首や肩の筋肉が固くなっている」と言われました。
上記の薬を処方してもらったのに加えて、牽引(10Kgで5分間)もやりました。
ここでも「MRIを撮らないとヘルニアかどうかわからない」と言われました。

ご質問したいのは
●今の状態から考えられる病名は何でしょうか?
●6月6日に○○病院でレントゲンを撮った時は、
 骨がずれているとは言われなかったのですが
(私もレントゲンを見ましたがずれている箇所はありませんでした)
 ひと月程度の間に骨がずれるということはあるのでしょうか?
●痛みのあるときは牽引はしない方がいいというのを
 インターネットの掲示板で見たことがあるのですが、どうなのでしょう?
●身内の者から鍼に行くことを薦められていて、
 私も関心があるのですが、このような状態の時に行ってもいいものでしょうか?
 返って悪影響があるということはありますか?

長文になり、大変申し訳ありません。
どうかよろしくお願いいたします。


A:  当クリニックのホームページにアクセス頂きありがとうございます。
     ご質問にできるだけお答えしていきたいと思います。
 ●今の状態から考えられる病名は何でしょうか?

 A: 現在の症状から伺いますと、やはり以前から後頚部痛や肩こりが
   あったようですが、今回の直接の原因は旅行中に重いものを引きづり、
   結構下を向いて歩いたりということが頚へのかなりの負担になっていた
   ように思われます。現在の手指のしびれ、後頚部痛、肩こりなどから
   病名は、頚肩腕症候群でよろしいかとおもわれます。
   この頚肩腕症候群を来たす背景が、頚椎のどのような変化を背景と
   したものかが一番の問題になるわけです。

   やはり、確定的な診断をされるには、MRIがもっとも頚部神経の神経根や
   脊髄などと椎間板や椎体の変形の程度、相互関係が明瞭にわかるという
   意味でもMRIはとても優れた検査だと思われます。一度はMRIをぜひ撮ら
   ることをお勧めしたいと思います。

●痛みのあるときは牽引はしない方がいいというのを
 インターネットの掲示板で見たのですが、どうなのでしょう?

 A: 腰椎の牽引と違って、頚椎の牽引は非常に状況判断が難しい
   ものがあります。解剖学的に、クモ膜下腔がほとんどないことから頚椎の場合は、
   基本的には頚椎MRIで、椎間板ヘルニアなどの有無をチェックしてから
   確認されてからその後の治療方針を決定されたほうが一番安全かと思われ
   ます。牽引により、逆に手のしびれ、脱力、マヒなどが増悪される可能性は
   否定できないように思われます。

●身内の者から鍼に行くことを薦められていて、
 私も関心があるのですが、このような状態の時に行ってもいいものでしょうか?

 A: 基本的には、鍼の治療そのものはそれほど、増悪を来たすことはないように
   思われます。しかしながら、現在のところ、頚へのいたわりということを中心 に
   考えてみられるとよろしいかと思われます。
    できれば徹底して下を見ないように。台所仕事などは出来るだけ無理をされ
   ないということや、大掃除、家事などは根をつめないこと。
    あとは、頚に厚手の顔タオルなどを巻いて頚を下げないようにして、テレビ・
   新聞・読書などはしばらくの間控えられるようお勧めしたいところです。
    それらにより、だいぶ改善されてくるかと思われます。

 Nさんの近くですと、○○市立大学医学部  ○○ 先生
               ×××−×××−××××

 に相談されるのもよろしいかと思われます。 
首にタオルを巻くことを実行しているようですね。
一日も早くお元気になられることを祈っております。
 
     
氏名: T・M 様 / 住所:埼玉県
先日、T・W医大の脳神経内科で頚椎症(頚椎の4,5,6番の間にヘルニアがある。)と診断されました。

20代後半から、ずっと腰痛と頭痛に悩まされてきました。
腰痛については2度ほど○○外科でレントゲンを撮りましたが骨には異常がないということだったので、整体や整骨、鍼、お灸、マッサージなどいろいろなことを試してきました。

頭痛についても何軒ものお医者様にかかりました。自律神経失調症、偏頭痛、緊張性頭痛、貧血とそれぞれの治療をしましたが、52歳になっても直りません。

昨年の9月頃から左肩から肘が痛みだし、今年になってからは右側の首が痛くて食事をするのも苦痛になりました。
近くの整骨院では50肩をかばって、首も痛くなっているのだから肩が治れば首も治る、と言ってずっと牽引を続けていました。
6月に入り、ますます痛くなって○○病院の○○外科でレントゲンを撮ったところ頚椎に棘のような骨が出来ていると言われました。
安静にして痛み止めを飲むしかないと言われ、肩も気になるのなら、近くのリハビリの出来る○○外科に行くように言われました。
適当なお医者様が見つからず、○○市立医療センターの○○外科を受診しましたが、頚椎の並び方がガチャガチャなだけだが、痛みが強い様ならやはり痛み止めを飲むしかないと言われ、○○を受診してから、かれこれ3ヶ月近く薬を飲み続けていました。
8月の終わりになって、温泉に行けば少しは楽になるかと思い出かけました。
あいにく天気も悪く、夕飯の後、読みかけの小説を読んでいたら頭が痛くなり、朝になっても痛いので、持っていた痛み止めを飲んだところますます痛くなって吐き気もしてきました。

とりあえず帰宅してかかりつけの内科の先生に相談したところ、T・W医大を紹介され頚椎症と診断されました。脊椎にもヘルニアがありました。

これから一生、ビクビクしながら暮らしていかなくてはならないのかと落ち込み、何か頚椎症について参考になることがあるかとインターネットを開いたらこのページに出会いました。  もっと早く出会えていたらと、とても残念です。
 初めてなのにとても長くなりました。
 2,3質問に答えていただけたら幸いです。

 枕ですが柔らかければ材質は何でもよいのでしょうか?
よくウレタンのような物で、形状が変わる外国製の枕が売っていますがあれはいかがでしょう。
 運動は散歩程度と言われましたが、ヨガとか太極拳、ストレッチはいかがですか。
腰痛の場合、腹筋と背筋を鍛えれば痛みが軽減する、と言われていますが頚椎の場合は、ダメなのでしょうか。
 市販の漢方薬で痛散湯と言う薬を2ヶ月間飲んでいます。○○外科で貰った薬はここ1ヶ月程飲んでいませんが、前ほど痛みがなくなりました。
T・W医大でもなるべく薬は飲まない方がいいと言って何も出ていません。
漢方薬はもう少し続けたほうが良さそうに思うのですが、先生はどのようにお考えでしょうか。


A:   T・Mさまこんにちわ。
  このたびは当クリニックのホームページへのアクセスありがとうございます。

メールをうかがいますと、随分長い間いろいろな状況下におかれていたように思われます。しかしながら、最終的にはきちんとした診断を受けられることになり、まずは一安心といったところかと思います。
  さて次に、今後のことにお話させて頂きますが、
1.一番大切なのは枕の件ですが、頚椎症の首にとっては枕はとても大切なものですが、できれば羽毛布団のような柔らかいものが一番結構かと思います。
  ウレタンフォルムで出来たものや、いわゆる健康枕と称するものの枕は、かえって具合が悪いことがあります。とりあえずは羽毛で出来た本当の意味での柔らかさを持つ枕の方が一番よろしいかと思います。それで、やや低くなるようでしたら、その下にバスタオルなどを折って、ある程度の高さを確保するようにしながら工夫されるとよろしいと思います。

2.運動の程度ですけれども、基本的には、今現在もし首の痛みとかふらつき、肩こり、腕の痛み、立ちくらみなどが見られるようでしたら、いましばらくは、首の安静の方がむしろよろしいかと思います。首の安静については、当ホームページの『頚へのアドバイス』のところで示しているように、首にやや厚めのの顔タオルを軽く巻いて、下を見ないようにされると随分楽になるかと思います。
  1〜2週間続けられますと、だいぶ変わってまいります。その上でできれば、太極拳のような比較的ゆっくりとした動きの方が頚椎症の場合、首には安全な運動のひとつとおもいます。
  また、できれば下を見ないように、たとえば公園のような土の上で散歩されるなどのほうがよろしいかと思います。腰痛もあるのであれば、水中ウォーキングなども非常にお勧めしたいところです。その際もできるだけ下をみないようにお勧めします。
  また、泳がれる時はむしろゆっくりと泳がれて、あまり首の回転や上下運動をさせないように、首へのいたわりを決して忘れないようにお勧めします。

3.市販の漢方薬ですが、現在の漢方薬で多少痛みが軽減されてきているようですのでこのまま続けられてよろしいかと思います。
  基本的には、頚椎症は、首へのいたわりが一番の基本と思います。頚椎症の症状は、形態的な変化よりも首への負担が一番です。
  当面の間、パソコンや読書、特に座布団、クッション、ソファーを枕にテレビ観劇、読書などは当面控えられるようお勧めします。ラジオやCDなど、ビジュアルからアコースティックへの趣味の転換をお勧めしたいところです。それらにより、首はだいぶ楽になってくるかと思います。

 いずれにしましても、頚椎症および頚椎ヘルニアは当院においても既に6000例を超えるほどの決して稀なものではなく、脳ドック受診患者の2〜3割程度は何ほどかの程度の差はあれ、頚椎症や頚椎ヘルニアが見られるものです。かなりの大きさのヘルニアがみられても、受診時、何の症状もなく落ち着いている方も多いものです。
 また、それらの多くは首のいたわりにより1、2ヶ月でほぼ症状は消失しております。決して不安にならないよう、今後じっくりと首へのいたわりを続けていきますと必ず軽快されるはずであります。ヘルニアと言われても決してパニックにならないで下さい。
 
    
氏名: 不明 / 住所:三重県
 こんばんわ
HP拝見させていただきました
僕は、半月ほど前に恥ずかしいのですが、スロットをしていたら、頭がボーとして顔と頭の右半分が突っ張るような感じになり、救急で総合病院に運ばれました。
検査の結果脳梗塞などの疑いは、なかったのですが肩こりがひどく頚椎からの症状と言われました。
僕は、病気など凄く気になる方で、最近でも頭の皮が突っ張った感じになったり、顔が突っ張った感じになったりするだけで、脳の病気などじゃないかと不安になります。本当に首だけなのでしょうか?
検査結果で頚椎と言われましたがどの科の医者にかかればよいのでしょうか?
僕は、三重県の○○市で検査は、日赤で行いました。
よろしければアドバイスお願いします。

A:  こんにちわ。
    当クリニックのホームページへのアクセス頂きありがとうございます。
 
 メールをうかがいますと、頚椎症に伴う症状のように思われました。
特に、当クリニックのホームページで”頚と頭痛について”のところを参照にしていただければよろしいのですが、どんな症状が多いかという項目のところに、顔面の違和感や痛みなどがよく見られることがありますし、また、頭皮が突っ張ったような感じやチクチク刺すような感じ、髪の毛に触っても嫌な感じなどの症状が出てまいります。
 これらはいずれも頚椎症を背景として頚への無理な
負担、今回はスロットのやり過ぎかと思いますが、それらによって一時的に出てきたものと思います。
 基本的には、ここ3ヶ月ほどスロットは中止されて、テレビや読書なども中止して頚をいたわり、座布団、クッション、ソファーは決して枕代わりにしないで、柔らかい枕を使って頚を休ませることにより充分軽減されてくるはずです。
 詳細につきましては『頚へのアドバイス』のページを参考にしていただければ幸いです。
いずれにしましても経過は良好のように思いますが、どうしても心配な時は一度、頚椎を得意とする脳神経外科、もしくは整形外科に受診されることをお勧めします。
 少なくとも頭からの病気とは思えないように思われます。
 あまり心配なさらないように、まず、頚へのいたわりを試みてください。
 
    
氏名: M 様 / 住所:九州地方
 ○歳主婦です。1ヶ月半前に頚椎ヘルニアと診断され、MRIの結果 5と6番目の骨がずれており、左の神経にかなり食い込んでいるとの事でした。左手左足が利かなくなり、ふらつきや首の痛み、顔面のしびれがあり、手術したほうがいいとのことでしたが、1週間後には少しずつ回復の兆しが見られたので、牽引を2,3ヶ月続けて様子を見ましょうといわれました。今は調子良くなったり悪くなったりの繰り返しで両足に力が入らなくてガクガクするのでゆっくり歩く状態です。気長に牽引を続ければ手術をしなくても回復するのでしょうか?神経根がだめになって手遅れになるのも恐いです。
 ところで首のアドバイスを読んで、参考にして生活しているのですが、今は首をちょっと動かすたびに骨がポキポキ鳴って痛いのであまり動かさないようにしているのですが、左右に動かすのも良くないのでしょうか?ソフトカラーをいちおう持っているのですが、なるべく着けていたほうが良いのですか?アドバイスよろしくお願いします。


A: Mさまこんにちは。
    当クリニックホームページにアクセスいただきありがとうございます。

メールを読まさせていただきました。
現在のフラツキや首の痛み、顔のしびれなどは頚椎症ならびに頚椎ヘルニアに伴う症状と思われますが、これらの症状は、首の安静によりほとんどの場合、消失してまいります。
 当院においてかなりの頚椎症、頚椎ヘルニアがみられており、決してめずらしいものではなく、むしろごくありふれたIT時代の生活習慣病の一種と考えてください。
 ヘルニアがありましても、ほどんとの場合には『頚へのアドバイス』に従って首をいたわることにより、数ヶ月後には頚椎ヘルニアも自然治癒することも少なくありません。

 首へのいたわりを中心にライフスタイルの見直しをお勧めします。
 長年の立ち仕事、あるいは座る仕事などでの首と腰への負担がかなりかかっていた時期があったように推察いたします。
 いずれにしましても、ソフトカラーでは辛い時には首にタオルを巻くことによりソフトカラーのつけた時の不自由さ、苦しさはないので、長時間つけられるはずです。また、それで充分軽減されてくるはずですので、決してきつく巻かずに首を下げない為の目的として軽く巻いてみてください。 
 首を左右に動かすとポキポキと音がするのは、これは変形性頚椎症によくみられる症状でして、ごくありふれた症状です。あまり心配はいりませんが、ラジオ体操のようなテンポの早い運動は避けられて、むしろ太極拳のようなゆっくりとした動きで、首の運動をされてください。
 天候や生理の時など、症状が悪化することがありますが、落ち込んだ時は、当クリニックのホームページをゆっくりとながめて、よくなってる人が大部分であるということに自信を持って、いたずらに不安にならないように、そして頑張らないでください。 
    
氏名: R・A 様 / 住所:東京都
そちらのHPを信頼している者です。

症状は以下の通りです。
45歳男性。職業:雑誌のデザイナー(一日中座っています)
身長が186cmと高く、細身で、姿勢は猫背です。
10年以上前から、時折、眠っていられないほどの頭痛を訴え、痛みが起きると動くことも口を開くこともできません。
10年前のレントゲン検査では、脳に特に以上はなかったようですが、2年前にも激しい頭痛が頻繁に起こり、そのときは2ヶ月ほど、鍼灸の治療をして改善しました。
本人は「体がねじれている気がする」と言います。
頭痛が起こると、首筋がこちこちに張ります。
最近また、同様の症状が起こり、鍼灸に通いましたが、あまりよくなりません。

ご返信いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。


A:  A様こんにちわ。
当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。

メールを詳しく拝読させていただきましたが、長身であることや一日中お仕事の関係上、座っておられて、首を前屈姿勢に強いられる時間が長いように思われます。それらに伴い、後頚部痛や後頭部痛、背中の痛み、上顎の痛み、そしてひどくなりますと、顎関節というよりも開口障害のかたちで痛みがでてくることがあります。
 基本的には、針や灸では一時しのぎにしか過ぎませんので、きちんと、当クリニックホームページの『首へのアドバイス』というところを充分に理解されて、日常生活の中で、首へのいたわりを中心にライフスタイルの工夫と見直しをお勧めしたいところです。
 また、お家へ帰られた時には、できるだけテレビや読書は控えられて趣味をビジュアルからアコースティックに変えられてFMラジオやCDなど音楽を楽しまれるようお勧めします。

 
    
氏名: H・M 様 / 住所:宮城県
初めてメールいたします。
 
永年頚の症状で悩んでおり、ウェブで検索していて先生のHPを拝見いたしました。
 私は宮城県在住の○才の男性です。
30代後半に頚の痛みで○○科医院で診てもらったところ、頚椎が変形していると言われました。
 
症状は頚の付け根付近の痛みと、手、足の親指先の痺れが時々ある程度で日常生活に支障ないほどでしたので、以来頚の牽引と電気マッサージでだましだまし今日まできました。
 
 ところが、昨年右腕の筋力が、ある方向だけなくなりかかりつけの○○科医院で診てもらったのですが頚の牽引と電気マッサージだけの治療でした。
2、3ケ月
程で脱力症状はなくなりましたが、筋力は6割ほどに落ちてしまいました。
さらに今年になって、1ケ月前からまた
脱力状態になり、症状がだんだん悪化して日常生活にも影響が出てきたので、○○の総合病院の○○科を受診したところ、頚椎ヘルニアで、手術をしなければならないとの診断で、詳しくはMIRを撮ってからとのことでした。
いずれは手術をと思っていたのですが少々ショックでした。
 
手術する場合整形外科でするべきか、脳神経外科でするべきか迷っています。 またやはり手術はしなければならないでしょうか。
 先生のご指導、ご助言をお願いいたします。


A:  さまこんにちわ。
     当クリニックホームページへのアクセスありがとうございます。
 
本日メールを読まさせていただきましたけれども、長年、頚椎症とそれに伴うヘルニアに苦しんでこられてる様子がよくわかります。
  
さて、今後の治療方針に関してでありますが、基本的には、頚を大事にしない限りは改善していかないものだと思っておりますが、今まで、頚をいたわるということを真剣に考えて治療されてこなかったような印象を受けます。 
 これまでの経験から、牽引とかマッサージとかは、どちらかというと、対症療法の一つと考えております。
 当クリニックのホームページでの『頚へのアドバイス』についてもう一度じっくりと理解されたうえで、日常生活のライフスタイルを頚へのいわたりの観点からすべて見直してみてはいかがでしょうか?
そのうえで、なおかつ症状が数ヶ月後にとれない時には手術というふうな方針もよろしいかと思います。
 筋力低下の詳細が今ひとつ不明なのですが、頚髄症によるものの可能性が高い時は、手術の適応ありと思われますが、禁煙と頚をいたわることにより、握力が、右42kg、左10kgの方でも、3ヶ月後には、左 39kgまで回復した例もあります。 いずれにしましても、手術は一度しますと元には戻りません。
まずは出来ることからしっかりとやってみてはいかがでしょうか?

 
 また、手術をされた後でも、その後もとの仕事に戻ると、数年後には以前よりもかえって辛い状況がでてまいることが少なくありません。それらを考えて長期的な観点から方針をたてるべきだと思っております。
 頚の手術が他の手術と異なる重要な点は、頚は前屈、後屈、振り向くなど、どんな時でも一生使われる部位であり、術後もその機能を十分に温存しなければならない機能的手術であることです。頚の安定性と機能性を両立させなければならないことにあります。
 神経症状と病変部の高位診断が一致すること、いろいろな手術術式の利点と欠点をきちんと説明してくれて、あなたにはどの術式がベストなのか、術後の長期的予後について、きちんと説明してくれる先生なら、脳神経外科でも、整形外科でも、いずれの科でもよろしいかと存じます。
 大切なことは、その説明であなたが信頼できると感じられた先生であればよろしいかと存じます。

 
    
氏名: K・M 様 / 住所:神奈川県
 K・M と申します(60歳)
 3、4年前から気になっております、頚椎の事でお聞きしたいとおもいます。
実は、今日、郷里の青森に住んでいます姉から、とても良い先生にめぐりあえたと電話が入りまして姪から詳しく聞きましたら、頚椎の事も言ってましたので、私も気になっていると・・・・・・・。
インターネットを開設しておられると言うことでさっそく、拝見させていただきました。
私の気になっているところは、上をむいて首の後ろを触ると軟骨でしょうか?
出ていまして
押すとぺこぺこ(?)動くのです。小学生の頃に低い所でしたが、しりもちをついて、たまたま小石の上に尾てい骨があたったのです。次の日から一週間ぐらい椅子やお手洗いの立ち座りがかなり苦痛だったのを覚えております。

 その後、長い時間、椅子に座っていると左の太ももに神経痛のような痛みがでて
座っていられない事が永年続きました。それが、今、出ているのでしょうか?
日常の生活にはあまり影響はありませんが、仕事で机に長い時間、座った時や体が冷えたときは、上をむいて、うがいが出来ないほど背中に痛みがはしります。
意気地がないため病院には行って
おりませんが、治療をしたほうが宜しいでしょうか?
姉ともども宜しくお願いいたします(いちばん大切に想っている姉です)


A:  K・M様、こんにちは。
    当クリニックのホームページにアクセスいただきありがとうございます。
 
メールを拝読させていただきましたけれども、現在の症状は、尾てい骨を打撲したときに出てくる症状とは全く違うもので、そのことはもう忘れてよろしいかと思います。
 むしろ、普段のお仕事、またこれまでのお仕事で、長い時間机に座ってのお仕事や、読書、テレビなどを見られる際に、頚と腰への負担が、かなりかかっていたようです。
左大腿部の神経痛様の痛みは、腰椎症もしくは、軽いヘルニアなどにより、一過性にみられた坐骨神経痛のようですが、腰をいたわることにより、ほとんどは軽快、消失するものです。
デスクワーク後の背部痛は、頚椎症由来のようですが、当面の間、趣味を読書やテレビ観劇から、FMラジオやCDなど、ビジュアルからアコースティックに極力替えられるように。
 また、頚にというより顎ですが、厚手の顔タオルを軽く巻いて、下を見ないようにされるだけでもずいぶん変わってくるはずです。
 また、上を向いて頚の後ろを触ると、出ているものが気になると言われましたけれども、頚の後ろには軟骨はありません。おそらく、単なる脂肪腫などのように思われます。
良性のものですので、あまり気にされなくてよろしいかと思います。
 当面の間、『頚へのアドバイス』のページを、よくお読みになられて、ライフスタイルを頚へのいたわりを中心に考えられてみてはいかがでしょうか?
それで、十分軽減されてくるはずであります。 
 



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