エリア概説 唐松岳周辺 
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遠見尾根、八方尾根は古くからスキールートとして使われていたが、その側面にもスキーに好適な斜面が多くある。最近の「バックカントリースキー」流行りで、「登山」とは縁のないスキーヤー、ボーダーもパウダーエリアに進出しつつある。滑りの面白さを追求する彼らにとって、スキー場のゴンドラが使え登りが少なく、パウダー滑りが堪能できるこれらのエリアは良い対象であるに違いなく、注目されている。

1.不帰東面

hap01.jpg (62817 バイト) ここ数年で不帰の状況は一変しました。
かつては、雪の落ち着く4〜5月以降にルンゼを中心に滑降されていましたが、現在では、1〜2月の厳冬期でも、滑降されています。しかもルンゼや谷ではなく、U峰正面の雪壁にも10本以上のラインが記録される状況になりました。これらの記録は、白馬に在住するスキーバムやローカルのスキーヤーを中心に実践されているようです。
これらの活動については「Rock & Snow 038」の記事「High Risk,No Return」に詳しく乗っています。(うーん、凄い名前だ・・・)
こうした活動は、情報がWEBから入手しやすくなったことによる、意識の変化、ギアの進歩によるもので、スキーヤーの実力が上がったとか、山が易しくなったのではないことを肝に命じて実践しなければいけないでしょう。

3峰dルンゼ ☆☆
2001年4月の記録

唐松沢本谷 ☆☆
2003年5月の記録

唐松沢南滝の通過
気になる南滝はどうやって通過するか

不帰沢(途中敗退) 2009年5月の記録

2.八方尾根

北面ガラガラ沢 
2000年2月にニュージーランド人のボーダーが雪崩に巻き込まれ、一般の人にも有名になってしまいました。現在では厳冬期にも多く滑られていますが、「雪が安定している」ことを確認すべきなのはもちろんでしょう。
2000年5月の記録

北面八方押出沢 ☆☆ 
ガラガラ沢に隣接し、途中で合流する。こちらが本流のような気がする。雪さえ安定していれば、厳冬期でもすばらしい斜面である。
2004年2月の八方押出沢
2009年4月の八方押出沢

北面八方沢(無名沢) ☆☆ 
八方池から唐松沢に流下する良い斜面。南滝の通過もわかった。
2004年4月の八方沢

南面八方南尾根(大ヌケ尾根) 
白馬の街からも目立つ大斜面を構成する尾根。今回はコンディションは良くなかった。
2004年2月の八方南尾根

3.遠見尾根

一の背髪 ☆ 
後立山では厳冬期に踏みこめる場所は限られてくるが、これはパウダーが楽しめる比較的安全なラインとして貴重だと思う。体力的にはお手軽であるが、雪崩のリスクも高く慎重に滑降したい。
2004年2月一ノ背髪北谷
2011年3月一ノ背髪北尾根(村尾根)New


小遠見山黒沢尾根 
アップダウンがあり、今風の豪快な滑降が楽しめるルートではありません。しかし、ナイフリッジの通過あり、ルートファインディングあり、ぶな林に囲まれた平地あり、シールをつけたままのすべりあり、で、山スキー全般の「要領の良さ」が要求される好ルートと思います。
2005年3月の記録
2011年3月 犬川源流周回New