エリア概説 唐松岳周辺
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遠見尾根、八方尾根は古くからスキールートとして使われていましたが、1980年代よりその側面のスキーに好適な斜面が精力的に開拓されました。「登山」とは縁のないスキーヤー、ボーダーもバックカントリーに進出しつつあります。
1.不帰東面
ここ数年で不帰の状況は一変しました。 かつては、雪の落ち着く4〜5月以降にルンゼを中心に滑降されていましたが、現在では、1〜2月の厳冬期でも、滑降されています。しかもルンゼや谷ではなく、U峰正面の雪壁にも10本以上のラインが記録される状況になりました。これらの記録は、白馬に在住するスキーバムやローカルのスキーヤーを中心に実践されているようです。 これらの活動については「Rock & Snow 038」の記事「High Risk,No Return」に詳しく乗っています。(うーん、凄い名前だ・・・) こうした活動は、情報がWEBから入手しやすくなったことによる、意識の変化、ギアの進歩によるもので、スキーヤーの実力が上がったとか、山が易しくなったのではないことを肝に命じて実践しなければいけないでしょう。 |
3峰dルンゼ
2001年4月の記録
唐松沢本谷
2003年5月の記録
唐松沢南滝の通過
気になる南滝はどうやって通過するか
不帰沢(途中敗退) 2009年5月の記録
2.八方尾根
北面
ビッグトライアングル2016年4月
ガラガラ沢2000年5月
八方押出沢2004年2月
八方押出沢2009年4月
八方押出沢2018年3月
無名沢(八方沢)2004年4月
『砂時計』2019年4月
南面
2004年2月の八方南尾根(大ヌケ尾根)
大岩シュート2018年4月
3.遠見尾根
一の背髪 ☆
後立山では厳冬期に踏みこめる場所は限られてくるが、これはパウダーが楽しめる比較的安全なラインとして貴重だと思う。体力的にはお手軽であるが、雪崩のリスクも高く慎重に滑降したい。
2004年2月一ノ背髪北谷
2011年3月一ノ背髪北尾根(村尾根)
小遠見山黒沢尾根
アップダウンがあり、今風の豪快な滑降が楽しめるルートではありません。しかし、ナイフリッジの通過あり、ルートファインディングあり、ぶな林に囲まれた平地あり、シールをつけたままのすべりあり、で、山スキー全般の「要領の良さ」が要求される好ルートと思います。
2005年3月の記録
2011年3月 犬川源流周回