不帰東面3峰dルンゼ 2001.4.29(日)
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不帰東面3峰のdルンゼを滑りました。唐松沢本谷についでよく滑られているようです。 【日程】 2001.4.29(日) 【メンバー】 山川(単独) 【コースタイム】 ゴンドラ下駅(7:30)−−八方池山荘(8:35-8:55)−− 唐松岳(11:25)−−滑り出し地点(11:55-12:25)−− 八方沢出合(12:50-13:10)−−八方池(15:40-16:00) −−ゴンドラ上駅(16:25) |
今年は、里は結構雪が多かったのだが、山の中、特に北アルプスは少なく、昨年(2000年)の5月下旬の状態です。
唐松沢本谷にしようか、不帰3峰dルンゼにしようか迷ったが、本谷は友人が行きたがっていたので残しておくことにし、dルンゼを滑った。八方池〜下の樺、丸山ケルン上〜唐松岳の尾根上はスキーで登れない。私はスキーブーツ&アイゼンで行ったが歩きにくかった。唐松〜3峰の鞍部までは岩場らしき部分もあり、下降に注意が要る。
dルンゼは、実はこのあたりでは最も容易と思われ、唐松沢本谷よりは幅も広く、傾斜も緩い。唐松岳寄りは雪庇が出ているので、C尾根寄りからスタートした。久しぶりの急斜面に緊張が高まるが、いざ滑り出すと思ったほど傾斜はなかった。数日前に降った雪がうっすら乗っていてターンしにくいが、雪崩れるほどではない。
唐松沢本谷との合流点までくると、真新しいシュプールが一本ついていた。本谷を滑ったもののようだった。振り返ると不帰の岩場がかなりの迫力で迫る。20代のころ3峰の雪稜を登ったが、少しも変わっていなかった。人間は年をとっていくし体力も無くなっていくのだが、山は変わっていないのだなあ、と思った。
傾斜の落ちた谷の中を飛ばしていくと、滑り出しから30分で八方沢出合着。ここから八方池に登り返さなくてはいけないのだ。先行したシュプールは登りかえしをせず、引き続き谷を下降しているようだった。
バテてきたのでのんびりと八方沢を登り返す。八方沢そのものも滑降には十分楽しめるのではないか。ただし登りかえしが必要。八方池についた時は、すでに16時。ゴンドラ停止まで40分しかない。兎平のコブをぶっとんで滑り、16時25分にゴンドラ駅到着。標高差1400mを登ってきた膝に兎平のコブはきつかった。