北ア小遠見山 黒沢尾根2005年3月19日(土) 山川徳明


【コースタイム】

白馬五竜スキー場駐車場(8:20)+++++白馬五竜スキー場トップ(9:20)---小遠見山(10:30-10:40)---天狗の鼻---1630mピーク---
サンアルピナ鹿島槍スキー場トップ(14:00-14:15)---簗場駅(14:50-15:18)=JR==神城駅(15:30)---白馬五竜P(16:00)===長野

どちらかというとクラシックな雰囲気のルートで、都合4回ほどシールを貼るアップダウンがあり、今風の豪快な滑降が楽しめるルートではありません。しかし、ナイフリッジの通過あり、ルートファインディングあり、ぶな林に囲まれた平地あり、シールをつけたままのすべりあり、で、山スキー全般の「要領の良さ」が要求される好ルートと思います。

なんと水平距離は、小遠見〜五竜岳よりも長い!途中、鹿島槍や五竜の東面の眺望が素晴らしい。
サンアルピナ鹿島槍スキー場からは簗場駅まで歩き、大糸線で神城へ、白馬五竜の駐車場まであるいて戻る。

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1.アラスカのチュガッチ山群を彷彿とさせる小遠見東面

テレキャビンが強風のため営業開始が遅れ、約40分ほど待たされる。アルプス第一リフトを使い地蔵の頭へ
地蔵の頭へは直登せず南側を巻いた方が容易。連休のため、五竜を目指す登山者が多い。
でもスキーの私が3連休登山の先頭を切ってラッセルするはめに。
1時間ちょっとで小遠見のピークへ
強風で倒されそうだ。


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2.小遠見から振り返ると巨大なセッピ
小遠見から天狗岳のコルまでは短いが滑降。

小遠見でいったんシールを外し、天狗岳との鞍部へ滑降。アイスバーンとモナカのミックス。
慎重に滑れば何とかターン可。鞍部でシールを再装着。天狗の鼻(1926)まで小ピークを巻きながら登る。

天狗の鼻からはやや左に折れ、急なリッジを横滑りで降りる。滑落、雪崩には注意。急なリッジを
降りてしまえばあとは1685の南面を巻き、1633とのコルまで楽しく滑降。
1633とのコルはブナに囲まれた良い雰囲気の平地だ。

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3.天狗の鼻までシールで一のぼり
天狗の鼻でシールをはずし右のナイフリッジを慎重に降りる。
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4.降りきった鞍部からはブナ林の平地に変わる。
振り返ると雪崩破断面が・・
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5.ブナ林から唐松林に変わる。
雲の中から五竜東面が現れる。

1633を越え、ぶなの林の中を進む。

1665mで尾根は左折する。ここでシールを外し、唐松林の中を滑降。尾根は右折するのでそれに沿って南下。この辺りから木の間越しに眼下に青木湖が望める。200mほど平地を南下して小ピークの東側を巻き鞍部へ

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6.左下の眼下に青木湖を見下ろす。
 

くらい感じの鞍部から少し急登。
1599から少し降るが面倒なのでシールはつけたまま直滑降。
1546まで上ると、すぐしたにスキー場のリフト。
ゲレンデを中綱ゲレンデまで下り、スキーを担いで簗場駅へ。

15時18分の列車で神城へ

神城駅にザックとスキーをおいたまま空身でスキー場まで車を取りにいく。約25分

兼用靴で歩くのは慣れれば1時間くらい何でもありません。ただしブーツのソールが傷むのでできるだけさけたいのはヤマヤマ

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7.1546mピークまでくるとサンアルピナ鹿島槍がすぐ直下に見える。
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8.サンアルピナ鹿島槍スキー場からはスキーブーツのまま歩いて
ログハウス風の大糸線簗場駅へ、JRで神城駅へ、白馬五竜へ戻る。

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