遠見尾根一ノ背髪北尾根(村尾根) 2011年3月5日(土)
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2004年に一ノ背髪の北尾根から、北谷に滑り込むコースを滑った。尾根通しにすべるルートもやってみたいと思っていたので
好天の予報の土曜日、久しぶりに北アに出かけた。
最近は「村尾根」と呼ばれることが多くなってきたようだが、名前の由来はわからない。
メンバー yamakawa *=========================================================================================================* 長野(6:55)===白馬五竜スキー場P(7:40-8:10)+++スキー場最上部(9:15)------1890mドロップポイント:一ノ背髪(09:50-10:05)--- 平川(11:00-11:35)---白馬47スキー場(12:00)---白馬五竜スキー場P(12:55) *========================================================================================================* |
白馬五竜のテレキャビンにのりアルプス平ゲレンデへ アルプス第一リフトに乗り継ごうと思ってスキーを履くと、あれ・・ポールがない!家に忘れてきたのか?いやいや車から降りるときはあった・・ そういえば、ゴンドラ下駅で登山計画書を出すときに立てかけてそのままおいてきたかも・・・・ 何てこったい! そんなドジでこの好天のチャンスを逃せるか!ノーストックでゲレンデをイッキ滑りして、山ろくへ。(結構滑れるもんだ) 下の駅にいくとそのままの状態で、あったあった・・・なくならなくてよかった。 ガイドのときだったら大ヒンシュクだぜ・・ ともあれ30分と¥840円のロスで、ゲレンデ最上部へ。すっかりトレースのできあがった遠見尾根を一ノ背髪へ。登り40分 ちょうど先行するスキーヤーが滑っていく。 しかしこのゴタゴタは精神的に跡まで引いた・・・ |
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登ってくる後続のボーダー |
このボーダー 一ノ背髪には目もくれずさらに上部へ |
滑降直後 一ノ背髪を振り返る |
新雪が30cmほど積もっているのでピットチェックする。 下部40cmくらいのところに氷板があるがよくくっついている。 「問題なし」と判断。(怪しい) 気合をいれてドロップイン。 しかし滑り出すとどうもいけない。新雪の下にシュカブラ状のアイスバーンが隠れていて、引っ掛けて転倒してしまう。これで一気に弱気になり、ひたすら逃げまくりの消極的なシュプールを描く羽目になる。 なさけなや 中間部でもアイスバーンと吹き溜まりが交互に現れ、どうも思い切ってすべれない。 弱気がすべりに表れ、立ちゴケまでしてしまう。苦笑 |
中間部 ぶな林のパウダー |
すべりがイマイチなのに嫌気が差してしまい、中間部で一息入れていると上のほうで不吉な炸裂音(乾いたパホーンという音だ) 振り返ると雪煙が上がっている。いかん雪崩だ もくもくした雪煙の中を土石流のように白い塊が流れ下ってくる。 でもよくみるとスキーヤーズライトの尾根との間の沢に落下していくようで、尾根上までは届きそうにない。 カメラを出して撮影したが、もう雪煙は消えていた。 平川を渡渉する手前で後ろからスキーヤーが一人降りてきたので、「雪崩でましたね」というと、「私が踏み出してしまったんですよ、すみません。今日の雪、ヤバいですね」とのこと 普通にすべっていて雪崩れてしまうのだから致し方ない。何事もなくてよかった。 今日は安定している、とふんだんだが・・・ すべる斜面はどんどん移動していくので難しい。 尾根を滑りはじめて標高1750m位でいったん平坦になり、再び傾斜が増すあたりで、尾根上はアイスバーンになっているので右手の白い急斜面を滑りたくなるが、そこが今回の雪崩の発生地点のようだ。 |
1332mの平坦地 |
堰堤の直下で渡渉 水は踝くらいまであり、少々浸水してしまった。 もう50mほど下流でも渡渉可能でそちらのほうが浅いかも |
下部林道の雪崩危険地帯 でも、何の前触れもなく突然頭上の雪面が落ちてくるわけではないから |
スノーシェッドの中は雪がついておりスキーのまま通過可 |
八方尾根側からの真新しいデブリ 平川本流まで到達していた。 デブリの塊は石のようにカチカチである。こんなのに巻き込まれたらひとたまりもない。 |
一ノ背髪 滑降したのは右のスカイライン その左手の沢が雪崩が落下した沢 よくみるとデブリが・・ 林道をジェットコースターのように、30分で白馬47へ |