八方尾根北面 『砂時計』 (すなどけい ) 丸山ケルン〜砂時計〜無名沢登り返し 2019年4月23日(火)
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出典 国土地理院25000分の1地形図 白馬町
母親をデイサービスに送り出して八方に直行
できれば16時までに帰宅したい。八方尾根周辺ならなんとか可能かも・・

八方尾根北面の『砂時計』 
丸山ケルンから唐松沢へ一直線に600m落ちるシュート
命名はこの辺りのパイオニアTNGWさん。中間部で細く絞られたシュートが下部で広くなる。まさに「砂時計」

降雪直後は雪崩のリスクが大きい。一方寒すぎれば風の通り道と言われ、アイスバーン。
ここ一週間くらい、天気予報とにらめっこで、最高のコンディションを待っていた
連続快晴の2日目・・ザラメにはなりきっていないが、縦溝もなくまずまずだった。でも傾斜にビビッっていたのか、下から見上げたシュプールは消極的だった。

南股の林道には雪がほとんどなさそうだったので、今日は無名沢を登り返すことにした。

メンバー やまかわsolo 
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4/23(火)快晴

八方ゴンドラ前駐車場(8:16)+++八方ゴンドラアダム+++アルペンクワッドリフト

+++グラードクワッドリフト+++八方池山荘(8:48-9:00)----

---下の樺(9:55-10:00)---丸山ケルン(10:45-11:05)---砂時計滑降---

---唐松沢(11:17)---無名沢出合(11:30-11:49)---

---八方池(13:46-14:03)----名木山ゲレンデ下(14:30)---

---ゴンドラ駐車場(14:40)
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以前、小日向山からみた八方尾根北面

尾根上のスタート地点が丸山ケルン
オレンジのラインが「砂時計」である。

確かに唐松沢本谷やDルンゼと比較しても見劣りしない斜度と高度差だ。

上部にはバキュームT、U、Vも見えるが斜度は砂時計以上の急斜面に見える。




休憩なし約1時間45分で丸山ケルン

登山者が休憩している。
砂時計のエントリは、丸山ケルンより稜線を少し八方池側に戻ったあたりである。ケルンから直接北面に降りるとお隣のシュートに入ってしまう。注意が必要だ。

ピットを掘って雪をチェックするが、稜線上はすべて最近降った雪が湿り気のある締まり雪になっていて、層をなしていない。シュートの中とは全然違うようで、参考にならない。滑る斜面に入り込んでチェックすべきだが、今日の状況だとロープ必要。






砂時計の降り始め。
最初は広く、斜度もさして急ではない。

気持ちよく滑降できる。下の方が急なので先が見えないのでだんだんプレッシャーを感じてくるルートだ。


次第に斜度が急になってくる。写真を見ると45度以上ありそうだ。カメラを傾けてはいないので間違いなくこの斜度はあります。

だんだん急になってくるので、ドロップインする時の緊張感はさほどでもない。





15分足らずで唐松沢に降りたつ。この先も油断は禁物だが、急斜面はここまでで、少し気が楽になる。

写真の私の後方にある広いシュートが砂時計
よく見るとシュプールも見えるが、何か斜滑降部分の多い、消極的なシュプールになってしまった。かっこわる〜


休憩していると3人のスキーヤーが降りてくる。
大きな荷物だ。話をしてみると昨日、不帰V峰C尾根を登り、今日はDルンゼを滑ってきた、とのこと。

今でもそんな壮大な山行に取り組んでいるクライマーがいるのだ!



山の上から見たら、南股の林道には全く雪がなかったので、今日は無名沢を登り返すことにする。

クライマー軍団は二股に降りる、といって滝の方に滑って行った。

私はのんびり上がって2時間で八方池

滑り支度に切り替え、八方池山荘〜兎平〜リーゼン〜名木山〜白樺と繋いで山麓まで 白樺の最後で雪がない車道を渡るがそれ以外は滑って降りられた。

急いで帰宅 16時ちょっとまわった。母親はもう帰宅していた。鍵を渡してあったので家には入れたんだが、ちょっとだけ不機嫌だった(笑)

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