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          以下の文章を考えてみてください。
          
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | |
| (B)誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | 
          まず、どんな文章でも主語を書いて動詞を書きます。(A)から見てみましょう。
          主語は「あなたは」、動詞は「知っている」ですね。それを疑問文にします。
          
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | do you know ? | 
| (B)誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | 
          それから、疑問詞 Whom を文頭に書きます。
          (一応、Whomは現在のアメリカ英語ではあまり使用しないことも知っておいてください。Whoでも可)
          
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | Whom do you know ? | 
| (B)誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | 
          では、答え方は?
    「疑問文の答え」は、まず疑問文の主語を見るのでしたね。忘れた方は、こちらで復習を。
          疑問文の主語は「あなた」です。Youで聞かれたら、I か We で答えます。
          
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | Whom do you know ? I | 
| (B)誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | 
          次に疑問文の動詞をそのまま持ってきます。疑問文の動詞は、knowです。最後に、日本語の「答え」を書きます。
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | Whom do you know ? I know Tom. | 
| (B)誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | 
          では、(B)の問題を見てましょう。主語は何でしょうか?「誰が」です。疑問詞そのものが主語となっているのです。どうしたらいいでしょうか?
          
    これまでと同じです。通常の英文作成のルール通りです。主語を書いて動詞を書きましょう。主語は「誰が」、動詞は「知っている」です。
          
           ここでご注意ください。主語となっている疑問詞「誰が」は3人称です。
          1人称は I と we、2人称は You、3人称はそれ以外でした。(三単現のルールはこちらです)
          
          「誰が」は、「私」ではないし、「あなた、あなたたち」でもありません。すると、「誰が」は三人称ということになります。そして、疑問詞の「誰が」は、一人二人と数えることができません。数えることができないということは、複数ではない=単数となります。したがって、「誰が」という疑問詞は3人称単数扱いとなり、時制が現在であれば、3単現のSのルールが適用されます。
    
    すると、以下の通りとなります。
          
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | Whom do you know ? I know Tom. | 
| (B) 誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | Who knows | 
          後は、残っているものを書いて文の終わりは、疑問文なので?をつけましょう。
          正解は
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | Whom do you know ? I know Tom. | 
| (B) 誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | Who knows you? | 
    
    これが疑問詞が主語の文です。特別なことは何もしていません。ただ、ルール通りに、主語を書いて動詞を書くだけです。
    
    「疑問文の答え」はどうなるでしょうか。
    
    疑問詞が主語の文章は、主語を質問している文章です。「誰があなたを知っていますか? Tomが知っています」疑問詞が主語の文書の答えは、主語そのものです。
    
          したがって、まずは主語、つまり、日本語での「答え」を書きます。
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | Whom do you know ? I know Tom. | 
| (B) 誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | Who knows you? Tom | 
    「主語を書いたら次は動詞」です。ただし、疑問詞が主語の文章では、主語そのものが答えなので、その後ろの動詞は、一般動詞の場合には通常、代動詞である doを使用するのが普通です。代動詞とは、「その前に出てきた動詞と同じですよ」を意味します。この場合には、know
    です。
    Do you study English ? Yes, I do. のdo も代動詞です。 Yes, I study. とやっても同じ意味だとおわかりだと思います。
    
    そして、疑問詞が主語の文では、ここまでで十分です。
    
          正解は
| (A) あなたは誰を知っていますか。 Tomです。 | Whom do you know ? I know Tom. | 
| (B) 誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | Who knows you? Tom does. | 
          もうひとつやってみましょう。
| (B) 誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | Who knows you? Tom does. | 
| (C) 誰があなたの先生ですか。 Tomです。 | 
    さて、どう書きますか?この文章の主語は「どちら」です。疑問詞が主語の文章です。
          動詞はbe動詞の何を使うのでしょうか。be動詞は主語に合わせて使うのでした。
    
          この文章の主語である「どちら」という疑問詞は3人称単数です。もし、主語が1人称だったら、I かweなので、be動詞はamかareになりますが、1人称ではありません。
    もし、主語が2人称だったら、youなので、be動詞は areになりますが。2人称ではありません。
    そして、主語が3人称複数だったら、be動詞は areになりますが、疑問詞は3人称複数でした。
    
          したがって、be動詞は isとなります。 
| (B) 誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | Who knows you? Tom does. | 
| (C) 誰があなたの先生ですか。 Tomです。 | Who is your teacher? | 
          では、「疑問文の答え」はどうなるでしょうか。先ほどと同じです。「疑問文の答え」が主語となっています。したがって、答えである主語を書きます。
| (B) 誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | Who knows you? Tom does. | 
| (C) 誰があなたの先生ですか。 Tomです。 | Who is your teacher? Tom | 
    次に動詞を書きます。be動詞の場合には一般動詞のような代動詞はないので、be動詞を書きます。
          
| (B) 誰があなたを知っていますか。 Tomです。 | Who knows you? Tom does. | 
| (C) 誰があなたの先生ですか。 Tomです。 | Who is your teacher? Tom is. | 
    疑問詞が主語の文章は通常のルール通りに書けば大丈夫です。主語を書いて、動詞。
    一応、文型のようなものを書いておきます。
          
          
    
    
          もう一つだけ。。。主語と動詞を見ることが非常に大事だということを理解していただきたいので、もう1問。
    
          たとえば、以下の文章を見てください。
          
| (D) どちらがあなたですか。 | 
          さて、どう書きますか?この文章の主語は「どちら」です。疑問詞が主語の文章です。動詞はbe動詞の何を使うのでしょうか。be動詞は主語に合わせて使うのでした。
    
          この文章の主語である「どちら」という疑問詞は3人称単数です。
    もし、主語が1人称だったら、I かweなので、be動詞はamかareになりますが、1人称ではありません。
    もし、主語が2人称だったら、youなので、be動詞は areになりますが。2人称ではありません。
    そして、主語が3人称複数だったら、be動詞は areになりますが、疑問詞は3人称複数でした。
    
          したがって、be動詞は isとなります。正解は 
| (D) どちらがあなたですか。 | Which is you ? | 
    
    くどいようですが、どんな時でも主語と動詞を意識してください。この文書も「主語は何だろうか?」と意識しない人は、youに注意を向けてしまい Which
    are you ? と書いてしまうのでしょう。
    
    主語と動詞が大事です。
          
          
英文法教室 目次
            ・基本的な英語の文章の作り方(be動詞・一般動詞)
             どうやって英文を作るのでしょうか。最初に学ぶべきルールです。これだけでは、全然足りませんが、
             ここから英語の全てが始まります。
            ・3単現のs
             一般動詞の語尾にSがつく場合はどういう場合でしょうか。
            ・否定文の作り方(be動詞・一般動詞)
             〜ではありません。と表現したい場合はどうすればいいのでしょうか。否定文です。
            ・通常の疑問文の作り方(be動詞・一般動詞)
             相手に何かを質問する文です。「あなたはリンゴが好きですか」のように、「はい」「いいえ」で答える ことができる疑問文です。
            ・疑問詞を用いた疑問文の作り方(be動詞・一般動詞)
             上と同じく相手に何かを質問する文ですが、「あなたは何を持っていますか?」のように、「はい」「いいえ」 で答えられない疑問文です。
            ・疑問詞が主語の文章の作り方(be動詞・一般動詞)
             「何が彼女をそうさせたのか」「誰が彼女を知っていますか」のように「何が・誰が」など疑問詞そのものが主語になっている文です。
            ・品詞(名詞・形容詞・副詞・前置詞)
             これがわかったからといってすぐに何かができるようなものではありませんが、非常に大事な知識です。
             英文法を理解する上での前提の知識です。これを意識するしないで、英語の理解が全然違います。
            ・名詞が2度目
            「この本は私の本です。」日本語では何も問題ない文章ですが、英語では同じ名詞を2回も続けて使用はできません。さてどうしたらよいのでしょうか?
            ・助動詞
            「勉強する」「遊ぶ」「いる」など動詞に「かもしれない」「できる」「しなければならない」などの意味を加えたい場合に使うのが助動詞です。
            ・thereの用法
            「数匹の犬が公園にいますす」など「〜があります/います」の時に使用する文法です。しかし、「私の犬が公園にいます」の時には使いません。その違いは何でしょうか。
            ・”の”の使い方
            「この花の名前」や「私の父の名前」など「の」について勉強します。
            ・ing(動名詞・現在分詞)
             現在進行形とそれ以外のingとの違いがわからず泣いていませんか?進行形は現在分詞の一つの使い方に
             すぎないということを理解しましょう。
            ・五文型
             I found this easy book. と I found this book easy.の日本語の違いがわかりますか。五文型は、
             とてもとても大切な知識です。SVCとかの順番を覚えるだけではありません。
            ・時制(現在・過去)
             「私は今日英語を勉強する」「私は昨日英語を勉強した」今現在と過去を表現するにはどうすればいいのかを学びましょう。
            ・時制(未来)
             「私は明日英語を勉強するつもりです」未来を表現するにはどうすればいいのかを学びましょう。
・時制(完了)
             日本語にはない時制です。「今現在がわかる過去形」と考えてください。
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