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英文法指導50年 坪井英語塾、英文の作り方

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疑問詞が主語の文章の作り方


以下の文章を考えてみてください。
 (A) あなたは誰を知っていますか。 
Tomです。
 (B) 誰があなたを知っていますか。 
Tomです。

まず、どんな文章でも主語を書いて動詞を書きます。
(A)から見てみましょう。

主語は「あなたは」、動詞は「知っている」ですね。

 (A) あなたは誰を知っていますか。 
Tomです。
 you know

それを疑問文にします。一般動詞の疑問文は主語の前にdoを出し、文末に?でした。
 (A) あなたは誰を知っていますか。 
Tomです。
 do you know ?

それから、疑問詞 Whom を文頭に書きます。
(Whomは現在のアメリカ口語英語ではあまり使用しないことも知っておいてください。Whoでもまあ可)

 (A) あなたは誰を知っていますか。 
Tomです。
Whom  do you know ?


「疑問文の答え」は、まず疑問文の主語を見るのでしたね。忘れた方は、こちらで復習を。
疑問文の主語は「あなた」です。Youで聞かれたら、I か We で答えます。

 (A) あなたは誰を知っていますか。 
Tomです。
Whom  do you know ? I


次に疑問文の動詞をそのまま持ってきます。疑問文の動詞は、knowです。

 (A) あなたは誰を知っていますか。 
Tomです。
Whom  do you know ? I know

最後に、日本語の「答え」を書きます。
 (A) あなたは誰を知っていますか。 
Tomです。
Whom  do you know ? I know Tom.

では、(B)の問題を見てましょう。主語は何でしょうか?「誰が」です。疑問詞そのものが主語となっているのです。どうしたらいいでしょうか?
 (B) 誰があなたを知っていますか。 
Tomです。

これまでと同じです。通常の英文作成のルール通りに書きましょう。主語を書いて動詞を書きましょう。
 ただし、主語である疑問詞は3人称ですね。1人称は I と we、2人称は You、3人称はそれ以外でした。「誰が」という疑問詞は、I やwe,youではありません。

したがって、疑問詞は3人称だということがわかります。そして、「誰が」という言葉は数えることができません。数えることができないということは、複数ではないということです。したがって、疑問詞は3人称単数扱いとなり、時制が現在であれば、3単現のSのルールが適用されます。
以下の通りとなります。

 (B) 誰があなたを知っていますか。 
Tomです。
Who knows 


後は、残っている物をかいて文の終わりは、疑問文なので?をつけましょう。
正解は

 (B) 誰があなたを知っていますか。 
Tomです。
Who knows you ?


これが疑問詞が主語の文です。特別なことは何もしていません。主語を書いて動詞を書くだけです。

では、「疑問文の答え」はどうなるでしょうか。

疑問詞が主語の文章は、主語を質問している文章です。

「誰があなたを知っていますか?」

Tomが知っています」

疑問詞が主語の文書の答えは、主語そのものです。
したがって、まずは主語、つまり、日本語での「答え」を書きます。

 (B) 誰があなたを知っていますか。 
Tomです。
Who knows you ? Tom


「主語を書いたら次は動詞」です。したがって、Tom knowsとやってもいいのですが、疑問詞が主語の文章では、主語そのものが答えであり、それだけで十分なので、その後ろの動詞の部分には、通常、代動詞のdo(またはdoes)を使用するのが普通です。代動詞とは、「その前に出てきた動詞と同じですよ」を意味します。この疑問文の場合には、know です。
Do you study English ? Yes, I do. のdo も代動詞です。 Yes, I study. とやっても同じ意味だとおわかりだと思います。

疑問詞が主語の文では、ここまでで十分です。

正解は

 (B) 誰があなたを知っていますか。 
Tomです。
Who knows you ? Tom does.



もうひとつやってみましょう。

 (B) 誰があなたの先生ですか。 
Tomです。
 



さて、どう書きますか?この文章の主語は「誰が」です。疑問詞が主語の文章です。
動詞はbe動詞の何を使うのでしょうか。be動詞は主語に合わせて使うのでしたね。

この文章の主語である「誰が」という疑問詞は3人称単数でした。
もし、主語が1人称だったら、I かweなので、be動詞はamかareになりますが、「誰が」という疑問詞は1人称ではありません。
もし、主語が2人称だったら、youなので、be動詞は areになりますが。「誰が」という疑問詞は2人称ではありません。
そして、主語が3人称複数だったら、be動詞は areになりますが、疑問詞は3人称単数でした。

したがって、「誰が」という疑問詞が主語の場合のbe動詞は isとなります。

 (B) 誰があなたの先生ですか。 
Tomです。
 Who is



それから、残っているものを書いて、文の終わりには?をつけます。

 (B) 誰があなたの先生ですか。 
Tomです。
 Who is your teacher ?


では、「疑問文の答え」はどうなるでしょうか。

先ほどと同じです。「疑問文の答え」が主語となっています。したがって、答えである主語を書きます。

 (B) 誰があなたの先生ですか。 
Tomです。
 Who is your teacher ?
Tom



次に動詞を書きます。be動詞の場合には一般動詞のような代動詞はないので、be動詞を書きます。

 (B) 誰があなたの先生ですか。 
Tomです。
 Who is your teacher ?
Tom is.


疑問詞が主語の文章は通常のルール通りに書けば大丈夫です。主語を書いて、動詞を書くだけです。
一応、文型のようなものを書いておきます。

疑問詞が主語の文

疑問詞+一般動詞s + 〜?  答え + do(es)

疑問詞+ is + 〜 ?   答え + be動詞.


もう一つだけ。。。主語と動詞を見ることが非常に大事だということを理解していただきたいので、もう1問お付き合いください。

たとえば、写真を2人で見てた時に・・・
 (C) どちらがあなたですか。

さて、どう書きますか?この文章の主語は「どちら」です。疑問詞が主語の文章です。動詞はbe動詞の何を使うのでしょうか。be動詞は主語に合わせて使うのでしたね。

この文章の主語である「どちら」という疑問詞は3人称単数でした。
もし、主語が1人称だったら、I かweなので、be動詞はamかareになりますが、1人称ではありません。
もし、主語が2人称だったら、youなので、be動詞は areになりますが。2人称ではありません。
そして、主語が3人称複数だったら、be動詞は areになりますが、疑問詞は3人称複数でした。
したがって、be動詞は isとなります。正解は
 (C) どちらがあなたですか。
Which is you ?


×  Which are you ?  と書きたくなりませんか?

くどいようですが、どんな時でも主語と動詞を意識してください。この文書も「主語は何だろうか?」と意識しない人は、youに注意を向けてしまい Which are you ? と書いてしまうのでしょう。

主語と動詞が大事です。


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