疑問文の作り方
疑問文とは、相手に何かを質問する時に使うものです。「はい」「いいえ」で答えることができる通常の疑問文と、人や、場所、方法や理由などを質問する時に使われる疑問詞を用いた疑問文などがあります。
このページでは、通常の疑問文の作り方について、ご説明します。
〜
be動詞の疑問文の作り方と答え方〜
be動詞を用いた文を疑問文にするには、主語の前にbe動詞を出し、文末に?をつける。
Yes,人称代名詞+be動詞. はいそうです
No,人称代名詞+be動詞+not. いいえ違います
疑問文の主語が
男が一人の時は he
女が一人の時は she
物が一つの時は it
人でも物でも複数の時は they
Youで聞かれたら I か We で答える。
〜一般動詞の疑問文の作り方と答え方〜
一般動詞を用いた文を疑問文にするには、主語の前にDoを出し、文末に?をつける。
Yes,人称代名詞+do. はいそうです。
No,人称代名詞+do+not. いいえ違います。
疑問文の主語が
男が一人の時は he
女が一人の時は she
物が一つの時は it
人でも物でも複数の時は they
Youで聞かれたら I か We で答える。 I か We で聞かれたら Youで答える。
例文で見てみましょう。
(A) |
あなたのお父さんは先生ですか。
はい、そうです。 |
(B) |
君は車を持っていますか。
いいえ、持っていません。 |
(C) |
あなたのお父さんは英語を教えますか。
はい、教えます。 |
(D) |
私は鳥ですか。
いいえ、違います。 |
まず(A)からです。
(A) |
あなたのお父さんは先生ですか。
はい、そうです。 |
まずは、疑問の意味を外した普通の文章(肯定文といいます)を書きましょう。「あなたのお父さんは先生です。」ですね。
普通の文章の作り方をを忘れた人は、このページで、復習してください。あのルールはしっかり覚えてください。7つのルールと、be動詞と一般動詞の区別の仕方とbe動詞の使い方のすべてを完全に覚えてください。とても大切です。
この文章の主語は「あなたのお父さん」です。ここで使うbe動詞は、その文の主語が I でもなく、You でもなく、複数でもありません。すると、 is
を使うことになります。
(A) |
あなたのお父さんは先生です。 |
Your father is a teacher. |
このbe動詞の文章を疑問文にするには、be動詞を主語の前に出し、文末に?をつけます。
解答は
(A) |
あなたのお父さんは先生ですか。 |
Is your father a teacher ? |
ここで注意!!
ここまで見ていただいた方の中には、「なんでこんな面倒な作り方するの?」「肯定文なんて作らずに、いきなり疑問文つくればいいじゃん」「Is this a 〜? Are you a 〜?でやれば早いでしょう?」と思う方もいるでしょう。
私はその教え方はしません。(C)の文章を以下のように書く人をよく見かけます。
× Are your father a teacher?
主語、動詞を考えずに「Are you 〜?」などのパターンで考える人にありがちです。このような間違いをする人は、おそらく問題の「君」という言葉だけにひっかかり、「君ってあるから Are
you で始めるんだな・・・」と考えるのではないでしょうか。
主語と動詞を意識することは、英語を学ぶときには非常に大事です。だから、私はどんな文章でも最初に肯定文から書かせます。もちろん、基礎ができるまでの間だけです。
では、解説に戻ります。
この疑問文の答え方、「はいそうです」はどうなるでしょうか?
〜be動詞の疑問文の答え方
Yes,人称代名詞+be動詞. はいそうです。
No,人称代名詞+be動詞+not. いいえ違います
疑問文の主語が
男が一人の時は he
女が一人の時は she
物が一つの時は it
人でも物でも複数の時は they
Youで聞かれたら I か We で答える。
この、「人称代名詞」の部分には何を入れたら良いのでしょうか?
まず、疑問文の主語を見てください。その主語が・・・
男が一人の時は he
女が一人の時は she
物が一つの時は it
人でも物でも複数の時は they
Youで聞かれたら I か We で答える。 I か We で聞かれたら Youで答える。
と考えます。
(A) |
あなたのお父さんは先生ですか。
はいそうです。 |
Is your father a teacher ? |
この疑問文の主語は「あなたのお父さん」です。男が一人ですから、he が入りますね。
解答は
(A) |
あなたのお父さんは先生ですか。
はいそうです。 |
Is your father a teacher ?
Yes, he is. |
注意! 必ず疑問文の主語を見てください。主語を見ないで何となく書く人は、Yes, I am. とやりがちです。
たぶん、「あなた」という言葉に反応して、「あなた→私」としてしまうだと思います。
疑問文の主語!!!ですよ。
では、(B)です。
(B) |
君は車を持っていますか。
いいえ、持っていません。 |
肯定文から書きましょう。「君は車を持っています。」ですね。一般動詞の文章です。
(B) |
君は車を持っています。 |
You have a car. |
一般動詞の文章を疑問文にするには、主語の前に do をつけて、文末に?をつける。
(B) |
君は車を持っていますか。 |
Do you have a car ? |
この文章の誤答例
Are you have a car ?
主語と動詞を意識出来ていない人は、このように書くことが多いですね。「君」だけを見て、「君は〜なら Are you〜?だな」としてしまうのです。最初に主語を書いて、動詞を書いてそれを疑問文にしましょうと私が言うのはここにあります。主語を書いて動詞を書けば、それが一般動詞の文章だと気がつくはずです。
では、答え方は??
〜一般動詞の疑問文の答え方〜
Yes,人称代名詞+do. はいそうです。
No,人称代名詞+do+not. いいえ違います。
疑問文の主語が
男が一人の時は he
女が一人の時は she
物が一つの時は it
人でも物でも複数の時は they
Youで聞かれたら I か We で答える。 I か We で聞かれたら Youで答える。
この、「人称代名詞」の部分には何を入れるのか?は、先ほどのbe動詞と考え方は同じです。
まず、疑問文の主語を見てください。その主語が・・・
男が一人の時は he
女が一人の時は she
物が一つの時は it
人でも物でも複数の時は they
Youで聞かれたら I か We で答える。 I か We で聞かれたら Youで答える。
(B) |
君は車を持っていますか。
いいえ、持っていません。 |
Do you have a car ? |
この疑問文の主語は「君は」のYouです。Youで聞かれたら、I かWe で答えます。
「君は」だったら「私は」で答えますね。したがって、
解答は
(B) |
君は車を持っていますか。
いいえ、持っていません。 |
Do you have a car ?
No, I do not. |
(C)です。
(C) |
あなたのお父さんは英語を教えますか。
はい、教えます。 |
まずは、肯定文から書きましょう。「あなたのお父さんは英語を教えます。」です。一般動詞の文章です。
ただし、ご注意ください。この文章の主語は「あなたのお父さん」です。
先ほどご説明した3単現のsのルールが適用されます。
(C) |
あなたのお父さんは英語を教えます
Your father teaches English. |
この文章を疑問文にするには、3単現のsのルールDが適用されます。
一般動詞を用いた文を疑問文にするには、主語の前に Do をつけました。主語が3人称単数で時制が現在の時には、そのdo が doesになります。そして、中の動詞、ここではteachesが元の形、つまり3単現のsが適用される前の形のteachに戻ります。
したがって、
(C) |
あなたのお父さんは英語を教えますか。
はい、教えます。
Does your father teach English ? |
答え方は?
〜一般動詞の疑問文の答え方〜
Yes,人称代名詞+do. はいそうです。
No,人称代名詞+do+not. いいえ違います。
疑問文の主語が
男が一人の時は he
女が一人の時は she
物が一つの時は it
人でも物でも複数の時は they
Youで聞かれたら I か We で答える。 I か We で聞かれたら Youで答える。
疑問文の主語は「あなたのお父さん」です。すると、男が一人だから he になります。ただし、三単現のSのルールが適用されて、doがdoesになります。
解答は
(C) |
あなたのお父さんは英語を教えますか。
はい、教えます。
Does your father teach English ?
Yes, he does. |
最後の問題です。
まず肯定文からです。be動詞の文章ですね。主語を書いて動詞を書いて残っているものを書いて、ピリオドつけて、aをつけましょう。
この文章を疑問文にします。be動詞を用いた文を疑問文にするには、be動詞を主語の前に出し、文末に?をつける。ですね。
答え方は?疑問文の主語が I です。I で聞かれたらYouで答えます。さっきの(D)の逆です。
(D) |
私は鳥ですか。
いいえ、違います。 Am I a bird ? No, you are not. |
注意!!
文法を考えずに、パターンでやる人には、この文も書けないことが多いですね。そもそも「Am I 〜?」というパターンはやらないでしょうね。ちゃんとルール通りに主語、動詞を考えてから疑問文にしましょう。
あと、もう一つ。よく聞くのは「なんとなくこの文章は変だよ」という言葉です。
英語でやってはいけないことは、自分の感覚で英語をやることです。
確かに、日本語だったら、この文章はなんとなく変だなという感覚はあるでしょう。その感覚はおそらく正しいでしょう。それは、毎日、生まれてからずっと日本語に囲まれて生活してきたからです。英語にその感覚は通用しません。毎日触れていません。英語の感覚が生まれるほど英語の文章を見ていません。だから、感覚で英語を考えるのはやめましょう。