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英文法指導50年 坪井英語塾です。英文の作り方

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現在・過去・未来 〜 時制の表現の仕方

さて、ここまでいろいろな英文法を勉強してきました。多くの例文を作ってきましたが、お気づきになられた方はいらっしゃいますでしょうか。全て、今現在の時点での文章のみ作ってきました。「昨日」や「明日」が入る文章は作っていません。このページでは、現在形、過去形、未来形について勉強してみましょう。

(37)彼は今日英語を勉強します。
He studies English today.

この文章は、今まで勉強してきた文章です。では、この文章に「昨日」を加えたらどうなるでしょうか。動詞の形に注目してください。

(38)彼は昨日英語を勉強しました
He studied English yesterday.

過去の話をする文章を「過去形」と言います。さて、動詞の形はどうなっているでしょうか。現在形では、「勉強します」だったのが、「勉強しました」に動詞の形が変化しましたね。英語でも同じです。過去形にする場合には、動詞の形が変化します。詳細は下で学びます。

続けて、未来の話をする「未来形」です。今度は、「明日」を加えてみましょう。

(39)彼は明日英語を勉強するつもりです。
He will study English tomorrow.

未来形にするには、助動詞のwillを使用します。助動詞はこのページで勉強しましたね。未来形についての詳細はこのページで見ていきましょう。


(37)彼は今日英語を勉強します。
He studies English today.

なお、今まで勉強してきた文章である今現在の話をする文章を「現在形」と言います。
現在形については、三単現のSについてだけ注意してください。


このページでは、過去形の使い方を勉強します。未来形は、ページを改めます。こちらです

上で見てきたように、過去形の文章を作るためには、動詞を過去形にしなければなりません。

過去形の動詞は、規則通りに過去形にする規則変化をする動詞と、形が大きく変化してしまう不規則変化の動詞の2つがあります。例えば、be動詞は、不規則変化の動詞で、am / is は、過去形では、was に変化し、are は、were に変化します。

不規則変化の動詞はそのままがんばって暗記してください。このページです。
不規則変化の動詞以外は、全てルール通りに過去形にする規則変化の動詞です。ここでは、規則変化の動詞の過去形の作り方を見ていきましょう。


規則変化の過去形の作り方

@ 動詞を過去形・過去分詞形にするには、動詞の語尾に ed をつける。
A語尾が子音字+yで終わる動詞を過去形・過去分詞形にするには、y を i にして、edをつける。
B 語尾が短母音+子音字で終わる動詞を過去形・過去分詞形にするには、子音字を重ねて、ed をつける。
C 語尾が、e で終わる動詞を過去形・過去分詞形にするには、d だけをつける。
D haveはhad になる。
E 語尾が、母音+r で終わる動詞を過去形・過去分詞形にするには、r を重ねて、ed をつける。


それぞれ例文で見てみましょう。

まずルール@です。
@ 動詞を過去形・過去分詞形にするには、動詞の語尾に ed をつける。

(40)彼女は昨日、私と一緒に遊びました。

動詞は、play です。この動詞を過去形にするには、動詞の語尾に、ed をつけます。

(40)彼女は昨日、私と一緒に遊びました。
She played with me yesterday.

ルールAです。
A 語尾が子音字+yで終わる動詞を過去形・過去分詞形にするには、y を i にして、edをつける。

(38)彼は昨日英語を勉強しました。

上で確認した文章です。動詞は、study です。子音字とは母音(アイウエオ)以外のことです。study は、子音字+yになってますね。y をi にして、edをつけましょう。

(38)彼は昨日英語を勉強しました。
He studied English yesterday.

ルールBです。
B 語尾が短母音+子音字で終わる動詞を過去形・過去分詞形にするには、子音字を重ねて、ed をつける。

(39)彼はそこで止まった。

動詞は、「止まる:stop 」です。母音とは、(ア・イ・ウ・エ・オ)です。短母音とは、その母音をのばさないで発音していることを言います。一方、長母音とは、この母音を(アー・イー・ウー・エー・オー)とのばして発音することです。のばさない母音+子音字で終わる動詞を過去形にするには、子音字を重ねて、edをつけます。「止まる:stop 」は、「ストップ」と読みます。o は、(オー)とはのばしません。そのoの後ろにある p は子音字です。短母音+子音字で終わる動詞は、子音字のpを重ねて、edをつけましょう。

(39)彼はそこで止まった。
He stopped there.

ルールCです。
C 語尾が、e で終わる動詞を過去形・過去分詞形にするには、d だけをつける。

規則変化の動詞で、eで終わる動詞は、likeがあります。

(39)彼はリンゴが好きでした。
He liked an apple.

ルールDです。
D haveはhad になる。

そのままですね。

(40)彼はリンゴを持っていた。
He had an apple.

ルールEです。
E 語尾が、母音+r で終わる動詞を過去形・過去分詞形にするには、r を重ねて、ed をつける。

母音+r と言っても、「発生する:occur 」と「好む: prefer 」を覚えておけばいいと思います。

(41)嵐がしばしば起こった。
Storms often occurred.


動詞を過去形にする方法はわかりました。では、過去形の文章をどのように作っていけばいいのでしょうか。ここからは、過去形の使い方のルールを見ていきましょう。

過去形の使い方

ルール@
文章を過去形にするには、動詞を過去形にする。
ルールA
一般動詞の過去形の文章を疑問文にするには、Didを主語の前に出して、文末に?をつける。中の動詞は元の形を使用する。答え方のdo もdid になる。
ルールB
一般動詞の過去形の文章を否定文にするには、一般動詞の直前に、did not をつける。中の動詞は元の形を使用する。
ルールC
be動詞の過去形の文章を疑問文にするには、be動詞(was / were )を主語の前に出し、文末に?をつける。答え方のbe動詞も、過去形のbe動詞(was / were )を使用する。
ルールD
be動詞の過去形の文章を否定文にするには、過去形のbe動詞(was / were )の直後に not をつける。


順番に見ていきましょう。まずは、ルール@です。
文章を過去形にするには、動詞を過去形にする。

ルール@は確認済みですね。過去形の文章にするには、動詞を過去形にします。もう1度確認してみましょう。まずは、現在形の文章です。

(42a)彼女は、今年アメリカを訪れます。
She visits America.

(43a)彼女は私の生徒です。
She is my student.

では、この2つの文章を過去形にしてみましょう。動詞を過去形にします。visitは規則変化の動詞なので、edをつけます。be動詞は、不規則変化の動詞です。is の過去形は、wasになります。(このページで確認してみましょう)

(42b)彼女は、去年アメリカを訪れました。
She visited America last year.

(43b)彼女は私の生徒でした。
She was my student.

なお、その動詞が規則変化で過去形になる動詞なのか、不規則変化して過去形になる動詞なのかを区別する方法はありません。不規則変化をする動詞をがんばって覚えるしかありません。覚えたもの以外は、規則変化の動詞となります。

次に過去形のの疑問文と否定文について見てみましょう。まずは、一般動詞の過去形です。ルールAです。

一般動詞の過去形の文章を疑問文にするには、Didを主語の前に出して、文末に?をつける。中の動詞は元の形を使用する。答え方のdo もdid になる。

一般動詞を用いた文を疑問文にするには、主語の前に、Doを出し、文末に?でした。答え方も、Yes, 人称代名詞+ do.とNo,人称代名詞+ do not. でした。

(44a)彼女は、今年アメリカを訪れますか。はい、訪れます。
Does She visit America ? Yes, she does.

一般動詞の過去形の疑問文は、DoがDidに変わるだけです。中の動詞は元の形にします。

(44b)彼女は、去年アメリカを訪れましたか。はい、訪れました。
Did she vist America ? Yes, she did.

これが、過去形の一般動詞の疑問文の作り方です。次に過去形の一般動詞の否定文です。ルールBです。

一般動詞の過去形の文章を否定文にするには、一般動詞の直前に、did not をつける。

一般動詞の否定文の作り方を覚えていますか。一般動詞の直前に、do notをつけるのでした。過去形は、このdoが、didになるだけです。先ほど確認した、過去形の一般動詞の疑問文と同じです。中の動詞を元の形することを忘れないでください。

(44c)彼女は、去年アメリカを訪れませんでした。
She did not visit America last year.

過去形の一般動詞の疑問文と否定文は、doがdidになるだけです。では、次に、過去形のbe動詞の疑問文と否定文を見てみましょう。

ルールCは、be動詞の疑問文のお話です。be動詞の疑問文の作り方を覚えていますか。be動詞を用いた文を疑問文にするには、be動詞を主語の前に出し、文末に?をつける。答え方も、Yes, 人称代名詞+be動詞. No,人称代名詞+be動詞+not. でした。

(45a)彼女は私の生徒ですか。はい、そうです。
Is she my student. Yes, she is.

be動詞の過去形の疑問文も、何も変わりません。be動詞を主語の前に出し、文末に?をつける。答え方もYes, 人称代名詞+be動詞. No,人称代名詞+be動詞+not. です。今までと同じです。(このページで復習してみましょう)ただし、過去形のbe動詞(was/were)を使用します。

(45b)彼女は私の生徒でしたか。はい、そうでした。
Was she my student ? Yes, she was.

ルールEのbe動詞の否定文も同じです。be動詞の否定文の作り方は、be動詞の直後に、notをつけると勉強しましたね。過去形でも同じです。過去形のbe動詞の直後に、notをつけてください。

(46a)彼女は私の生徒ではありません。
She is not my student.

(46b)彼女は私の生徒ではありませんでした。
She was not my student.


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