まず、。基本的な英単語を書けるようにしましょう。その後で、この下にある人称代名詞を覚えましょう。
主格 | 所有格 | 目的格 | 独立所有格 | |
は・が | の | を・に | のもの | |
私 | I | my | me | mine |
君 | you | your | you | yours |
彼 | he | his | him | his |
彼女 | she | her | her | hers |
それ | it | its | it | なし |
私たち | we | our | us | ours |
君たち | you | your | you | yours |
彼ら・彼女ら・それら | they | their | them | theirs |
では、どうやって英語の文章を作るのでしょうか。まずは、ルールです。
以下の文章を使って、この英文の作り方のルールを見ていきます。@〜Dの番号は、上記ルール@〜Dに対応します。
1. これは本です。 | ||||
This | is | a | book . | |
@ | A | B | C | |
2. あれらは犬です。 | ||||
Those | are | dogs. | ||
@ | A | CB | ||
3. 私は英語を勉強します。 | ||||
I | study | English. | ||
@ | A | B |
では、ルール@です。
最初に主語を書きます。主語は、(〜は、〜が)で終わるもので、その文章の主人公だと思ってください。
上記の例文で見ていきましょう。まず、1番です。
1. これは本です。 | ||||
This | ||||
@ |
この1番の主語は「これは」です。したがって、thisを最初に書きます。ただし、大文字で書き始めてください。
次に2番です。
2. あれらは犬です。 | ||||
Those | ||||
@ |
この2番の主語は「あれらは」です。したがって、thoseを最初に書きます。大文字で書き始めてください。
では、3番はどうでしょうか。
では、3番はどうでしょうか。
3. 私は英語を勉強します。 | ||||
I | ||||
@ |
3番の主語は「私は」です。I を最初に書きます。大文字で書き始めてください。
ただし、「私は」を意味する ”I” は文章のどこであっても大文字です。
次にルールAです。
主語を書いた後は、次に動詞を書きます。動詞は日本語の文末にあります。(そうじゃないのもありますが、今は気にしないで)
英語では、動詞は2種類あります。be動詞と一般動詞の2つです。
be動詞は、am/are/is の3種類があり、主語に合わせて使い分けます。一般動詞は、「走る」だったら「run」
「勉強する」は「study」など、それぞれの動詞に別々の単語があります。
英語では、その動詞がbe動詞か、一般動詞かを区別しなければなりません。両方同時には使えないのです。
では、1番目の例文の動詞を見てみましょう。
1. これは本です。 | ||||
This | ||||
@ |
この文の動詞は、文末の「です。」です。この「です」は、be動詞です。(ルールA-a)
では、be動詞のam/are/isのどれを使えばいいのでしょうか。
1番の文章の主語は「これ」です。主語が、”I”「私」ではなく、”You”「君、君たち」でもなく、また複数ではありません。したがって、 is を使用します。
1. これは本です。 | ||||
This | is | |||
@ | A |
次に2番目の文章「あれらは犬です。」はどうなるでしょうか。
この文も「です。」が動詞です。be動詞ですね。では、be動詞のam/are/isのどれを使えばいいのでしょうか。
先ほどのbe動詞の使い方を見てください。この文章の主語は「これら」です。「これら」は、主語が、”I”「私」ではなく、”You”「君、君たち」でもありません。しかし、複数です。したがって、 are を使用します。
2. あれらは犬です。 | ||||
Those | are | |||
@ | A |
3番目の文章「私は英語を勉強します」はどうなるでしょうか。
この文の動詞は「勉強します」です。これは、”動作”です。したがって一般動詞です。am、are、isのbe動詞は使わないでください。「勉強する」はstudyです。
3. 私は英語を勉強します。 | ||||
I | study | |||
@ | A |
ルールBです。
まず、1番目の文章「これは本です」です。
主語の「これは」と動詞の「です。」をルール@、Aで書きました。残っているものは「本」です。「本」を書いてから、文の終わりにはピリオドを書きます。ピリオドは、日本語で文章の最後に。をつけるようなものです。
1. これは本です。 | ||||
This | is | book . | ||
@ | A | B |
2番目の文章「あれらは犬です。」はどうでしょうか。
主語の「あれらは」と、動詞の「です。」は書きました。残っているものは、「犬」です。「犬」とピリオドを書きましょう。
2. あれらは犬です。 | ||||
Those | are | dog . | ||
@ | A | B |
3番目の文章は「私は英語を勉強します。」です。
主語の「私」と「勉強する」を書きました。残っている「英語」とピリオドを書きましょう。
3. 私は英語を勉強します。 | ||||
I | study | English. | ||
@ | A | B |
ルール4です。
「名詞」とは、名前のついているものです。たとえば、「犬」「本」「車」「女の子」など様々なものがあります。
逆に「美しい」「大きい」「立派な」などは、名前ではありません。それがどんなものなのかを表現する言葉です。したがって、名詞ではありません。(後で説明しますが、それを形容詞といいます)
その名詞が文章の中にあって、その名詞が数えられるのならば、その名詞が1つのときには”a”を名詞の前につけます。その名詞が複数(2つ以上)のときには、名詞の語尾にs"をつけます。
1番目の文章を見てみましょう。
「本」が名詞です。「これは本です」というときには本は1冊でしょう。したがって、名詞であるbookの前に a をつけます。
正解は
1. これは本です。 | ||||
This | is | a | book . | |
@ | A | B | C |
2番目の文章です。
「犬」が名詞です。「あれらは犬です」というときには、犬は1匹ではなく、複数いると思われます。したがって、名詞の最後に s をつけます。
正解は
2. あれらは犬です。 | ||||
Those | are | dogs. | ||
@ | A | CB |
3番目の文章です。
この文章の中にある名詞は「英語」です。しかし「英語」を数えることができますか?「英語の単語」や「英語のノート」なら数えることができますが、「英語」そのものは数えることができません。したがって、数えることができないものに一つも複数もないので、何もつけません。
正解は
3. 私は英語を勉強します。 | ||||
I | study | English. | ||
@ | A | B |
ここまでが、基本的な英文の作り方となります。長い長い説明ですみません。
ここで、英文の作り方を、再度確認してみましょう。
では、ここまでのルールで別の文章を考えてみましょう。
(4) | あれはリンゴです。 |
(5) | ぼくは背が高いです。 |
(6) | あなたのお父さんは英語の先生です。 |
(7) | この本は彼女の本です。 |
(4)の「あれはリンゴです。」はどうなるでしょうか。
まず主語を書きます。(ルール@)主語は「あれは」です。
(4) | あれはりんごです。 | That |
次に動詞を書きます。(ルールA)動詞はbe動詞ですね。そして、この文章の主語は「これは」でした。主語が、"I"「私」でもなく、"You"「君は」でもなく、複数でもありません。すると、be動詞は
is を使うことになります。
(4) | あれはりんごです。 | That | is |
次に残ったものを書いて、文の終わりにはピリオドでした。(ルールB)
(4) | あれはりんごです。 | That | is | apple. |
文章の中に数えられる名詞「りんご」があります。その「リンゴ」は1つです。ルールCによれば、数えられる名詞が1つのときには、その名詞の前にaをつけます。ただし、ここではルールDです。「リンゴ」を意味する"apple"は母音(アイウエオ)で始まっています。母音で始まる場合には”a”ではなく"an"をつけます。
正解は
(4) | あれはりんごです。 | That | is | an | apple. |
次に(5)の「私はかわいいです。」
まず最初に主語を書きます。主語は「ぼくは」です。「ぼくは」は"I"です。
ん?"I"は「私は」じゃないの?っていう疑問が出ると思います。
"I"は自分のことを指す言葉です。日本語では、「私」でも「ぼく」でも「おいら」でも、いろいろな表現がありますが、英語では"I"一つだけです。日本語を改造して英語ができた訳ではないので、日本語の1つの訳と英語の1つの単語がいつでも一致するわけではありません。
(5) | ぼくはかわいいです | I |
次に動詞です。「〜です。」はbe動詞です。そして主語は"I"なので、amを使います。
(5) | ぼくはかわいいです。 | I | am |
残りを書いてピリオドをつけます。
正解は
(5) | ぼくはかわいいです。 | I | am | cute. |
これで終わりです。cuteにはaをつけないようにしてください。cuteは名詞ではありません。
(6)の「あなたのお父さんは英語の先生です。」はどうでしょうか。
まず最初に主語を書きます。この文章の主語は「あなたのお父さん」です・
6. あなたのお父さんは英語の先生です。 | ||||
Your father | ||||
@ |
次に動詞を書きます。be動詞ですね。そして、主語は"I"でもなく、"You"でもなく、複数でもありません。
すると、be動詞はisになります。
6. あなたのお父さんは英語の先生です。 | ||||
Your father | is | |||
@ | A |
ここで、ありがちな間違いは Your father are ・・・ です。何も考えずに、「 I am〜」「You are 〜」という勉強だけをしてきた人がよくやる間違いです。ここで"are"にする人は、「君・・・」という言葉を見ただけで、反射神経的に"are"と持ってきてしまうのではないかと思います。
残ったもの「英語の先生」を書きます。
6. あなたのお父さんは英語の先生です。 | ||||
Your father | is | English teacher. | ||
@ | A | B |
数えられる名詞は「先生」ですね。しかし、その名詞には「英語の」というその名詞を修飾する形容詞がついています。その場合には、aは修飾する語句の前につけましょう。「英語の先生」が数えられると考えてください。ただし、aではなく、anです。
English teacher は母音(アイウエオ)で始まっています。
6. あなたのお父さんは英語の先生です。 | ||||
Your father | is | an | English teacher. | |
@ | A | D | B |
さて、ここでもう一つ名詞があるのに気がつきましたか?
「お父さん」も数えられますね。でも、" A your father"や"Your a father"にはなりません。
なぜなら、その名詞のすぐ前にthis かthat か、所有格があった場合には"a""an""the"をつけてはいけないというルールがあるからです。これをルールEとして追加します。
正解は
6. あなたのお父さんは英語の先生です。 | ||||
Your father | is | an | English teacher. | |
@ | A | D | B |
7番目の問題は「この本は彼女の本です。」ルール@からDまでまとめて書いてしまいます。
主語を書いて、動詞を書いて、残っているものをかいて、文の終わりにはピリオドをつけます。
7. この本は彼女の本です。 | ||||
This bookr | is | her book. | ||
@ | A | B |
本は数えられますが、その名詞の前にthis や人称代名詞の所有格(彼女の)がついているので、aをつけません。では、これで正解でしょうかでしょうか?いえ、違います。新しいルールが加わります。
英語では、同じ名詞をそのまま繰り返し使用することをいやがります。この7番目の文章ではbook
です。日本語では気にしません。「この本は彼女の本です。」は日本語として何もおかしくありません。
でも、英語ではいやがるのです。ここで、ルールの追加です。
上記の文章では、her book のbookが2度目になり、その名詞の前にあるのはherという所有格です。
したがって、所有格+名詞の2語である her book は独立所有格である hers 1語になります。
正解は
7. この本は彼女の本です。 | ||||
This book | is | hers. | ||
@ | A | B |
になります。
動画にしてみました。上から順にご覧ください。
なお、3つ合計で、30分以上かかります。ご注意ください。