Parts of Speech

🏷️ 品詞(名詞・形容詞・副詞・前置詞)

坪井英語塾 英文法講座 第7回

🏷️ このページで学ぶこと

名詞・形容詞・副詞・前置詞の4つの品詞の役割を学びます。この知識は、今後のすべての文法の土台になります。

  • 名詞:主語・目的語・補語になる
  • 形容詞:名詞を修飾し、補語になる
  • 副詞:動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾
  • 前置詞:名詞の前に置いて形容詞・副詞の働き
📋 目次 第1回 英文の作り方 🏷️ 第7回 品詞

品詞~名詞・形容詞・副詞・前置詞

品詞とは、その言葉がどのような性質を持っているのかを明らかにするものです。その中でも、特に「名詞」「形容詞」「副詞」が非常に大切です。「そんな理屈っぽいものどうでもいい~」と言いたくなるでしょう。ダメです。すごく大事です。
なぜならば、その名詞・形容詞・副詞と同じ働きをする文法が英語の中には数多くあるからです。動名詞、To不定詞の名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法、名詞節、副詞節、形容詞節(関係詞)など、名詞・形容詞・副詞の働きがわからなければ理解できません。

このページで見てみましょう。

名詞 文中で、主語(~は・~が)、目的語(~を・~に)、補語(それがないと意味が通じない)になる。
形容詞 (い・な・の)で終わる語が多く、名詞を修飾し、補語になる。
副詞 (く・に・で)で終わる語が多く、動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾。
前置詞 (前置詞+~)の形で、文中で形容詞と副詞の働きをする。

では、順番にご説明します。


名詞・形容詞・副詞について

名詞 文中で、主語(~は・~が)、目的語(~を・~に)、補語(それがないと意味が通じない)になる。


 この世の中で名前に着いているものはすべて名詞です。車、犬、猫、本・・・なんでもあります。この名詞は文中で主語、目的語、補語になります。主語とは、その文章の主役?のようなもので、日本語では(~は、~が)の着く言葉です。目的語とは(~を・~に)のつく言葉で、その動詞の相手・対象を意味します。補語とは、五文型のルールを勉強しないとわかりづらい考え方ですが、とりあえず、それがないと意味が通じないものと考えてください。

 たとえば、人の名前である「トム:Tom」を例に

主語   Tom is a boy. トムは男の子です。(トムは
目的語   I know Tom. 私はトムを知っています。(トムを
補語    He is Tom.  彼はトムです。(トムがないと”彼はです。”では意味が通らない。) 

この名詞と同じ働きをする文法は
動名詞
To不定詞の名詞的用法
名詞節

の3つです。

形容詞 (い・な・の)で終わる語が多く、名詞を修飾し、補語になる。

~基本的な形容詞~
beautiful 美しい / cute かわいい / tall 背が高い / high 高い / low 低い / big 大きい / large 広い / deep 深い / small ・ little 小さい / good 良い / bad 悪い / new 新しい / old 古い  など

それがどのような性質、性格、形なのかを表現する言葉です。美しい、大きい、小さい、背が高い、低い・・・これもいろいろありますが、ほとんどは「~い」「~な」「~の」で終わる言葉です。この形容詞は、文中で名詞を修飾(細かく説明する)し補語(補語はこちらを確認してください)
になります。

 たとえば、「かわいい:cute」を例にしますと

名詞を修飾  This is a cute dog. これはかわいい犬です。(犬がどういう犬なのかを細かく説明
補語    She is cute. 彼女はかわいいです。(「かわいい」がないと”かのじょはです。”意味が通らない

この形容詞と同じ働きをする文法は
前置詞の形容詞的用法
現在分詞の形容詞的用法
形容詞節(関係詞)
To不定詞の形容詞的用法

の4つです。なお、前置詞は後ほどご説明します。

副詞 (く・に・で)で終わる語が多く、動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する。
~基本的な副詞~
fast 速く(スピードが)/ early 早く(時間的に)/hard 一生懸命に・熱心に / slowly ゆっくりと / today 今日 / yesterday 昨日 / tomorrow 明日 / here ここに / there そこに / well 上手に /now 今 / very(so) とても / too とても・~すぎる / every ~ 毎~  など

「~く」「~に」「~で」で終わる言葉が多く、動詞、形容詞、副詞、文全体を修飾します。熱心に、早く、立派に・・・などです。「とても」も副詞です。では、例文で見てみましょう。

動詞を修飾 I run fast. 私は速く走る。(”走る”のはどれくらいか?”速く”走る)
形容詞 She is very cute. (かわいいのはどれくらいか?”とても”かわいい)
文全体を修飾 Perhaps she is cute. (おそらく”彼女はかわいい”)

この副詞と同じ働きをする文法は
前置詞の副詞的用法
副詞節
To不定詞の副詞的用法

の3つです。


前置詞について

前置詞 (前置詞+~)の形で、文中で形容詞と副詞の働きをする。

前置詞とは、単独では使用できず、(前置詞+the+名詞)の形で使用し、文中で形容詞・副詞の働きをするものです。
(注意 名詞の前にthis/that/所有格)があったり、その名詞が特定の人や場所の名前など文中でも大文字で使用する固有名詞だった場合には、theをつけない)

以下にまとめて見ましょう。

前置詞の使い方

ルール①
(前置詞 + the + 名詞)の形で使用する。ただし、名詞の前に this / that / 所有格 があったり、その名詞が大文字で始まっている固有名詞の場合には、 the をつけてはいけない。

ルール②
(前置詞+人称代名詞)の形で使用する場合には、人称代名詞は目的格を使用すること。

代表的な前置詞

in 1.~の中に・で on 1.~の上に・で
2.(市・町以上)~に・で 2.(通り)~に・で
3.(2日以上)~に・で 3.(1日)~に・で
4.~たてば・かかって(期間) at 1.~の地点に
5.~語で 2.(建物・店)~に・で
from 1.~から 3.(~時~分)~に・で
2.~出身 with 1.~と一緒に
to 1.~へ・~に(動作の方向) 2.~を使って
2.~まで 3.~のついた
for 1.~のために near 1.~の近くに
2.~にとって under 1.~の外に
3.~の方へ by 1.~のそばに
4.~の間(期間) 2.~によって
about 1.~について 3.(交通・通信)~を使って

文章で見てみましょう。

(w1)私は公園で英語を勉強する。
I study English

この例文の中の「公園で」は、「公園の中で」と考えます。「~の中で」は、in を使います。ルール①により、「前置詞 + the + 名詞」の形で使用します。 
(例外として、theをつけない場合についてこちらをご覧ください。)

正解は

(w1)私は公園で英語を勉強する。
I study English in the park.
となります。もう1つ見てみましょう。

(w2)私は彼のために英語を勉強する。
I study English

主語を書いて、動詞を書いて、目的語を書くところまではいいですね。
前置詞は、「~のために: for 」を使います。「彼」という人称代名詞は、目的格を使用します。
(人称代名詞の復習はこちらです)

正解は
(w2)私は彼のために英語を勉強する。
I study English for him.

になります。

前置詞の働きについて

前置詞は文中でどのような働きをするのでしょうか。以下の例文で見てみましょう。

(x)私は机の上で遊びます。 I play on the desk.
(y)机の上の本は私の本です。 The book on the desk is mine.
(z)私は机の上にいます。 I am on the desk.

それぞれの例文での「机の上」はどのような働きをしているでしょうか。

 (x)では、「遊ぶ」のはどこで「遊ぶ」のか?→「机の上で」「遊ぶ」となり、「机の上」が、動詞を修飾している副詞の働きをしていることがわかります。(副詞をもう一度見るときはこちらへ

 (y)では、「本」はどんな「本」なのか→「机の上の」「本」となり、「机の上」が、名詞を修飾している形容詞の働きであることがわかります。

 (z)では、「机の上」がなかったら、「私はいます。」となり、文章の意味が通じなくなってしまいます。すると、「机の上」は、それがないと意味が通じない補語の働きをしていることがわかります。(y)と同じく形容詞の働きをしていることがわかります。

この前置詞の使い方については、動詞を修飾する副詞の用法と、補語となる形容詞の用法は意識しなくても使えると思います。
ただし、名詞を修飾する形容詞の用法については、意識しないと使いこなせない場合があります。以下の文章を日本語に訳してみてください。

(1)I read a book on the desk.

どう訳しますか?”on the desk”を動詞を修飾する用法と考えてしまうと、「私は机の上で本を読む」となります。まあ、ありえなくはないでしょうけど・・・
この”on the desk”を名詞を修飾する形容詞の用法だと意識できれば、その前のbookという名詞を修飾して「私は机の上の本を読む」となることがわかります。

(1)I read a book on the desk.
私は机の上の本を読む

では、もう一問やってみましょう。以下の文章を英語に直してください。

(2)あの車の中の犬は、リンゴが好きです。

この文章の誤答例は
×The dog likes an apple in the car.

このように間違える人は、主語と動詞の意識がしっかりできていないと思われます。
どんな文章でも主語を書いて動詞です。主語とは(~は、~が)で終わるものです。この文章の主語は、「あの車の中の犬」です。その主語を書き終わってから初めて動詞を書くことができます。The dog likes と書いているということは、主語が「犬」だけになり、「犬は車の中でリンゴが好きです」になってしまいます。
「あの車の中:in that car」が「犬」という名詞を修飾している形容詞の用法です。前置詞が名詞を修飾する形容詞の用法の場合には、前置詞は、その修飾する名詞の直後に置かなければなりません。

正解は

(2)あの車の中の犬は、リンゴが好きです。
The dog in that car likes an apple.

前置詞の働きについて、以下にまとめました。

前置詞の働き

①前置詞は形容詞と副詞の働きをする。

②前置詞が形容詞の働きとして、名詞を修飾する場合には、名詞の直後に前置詞を置くこと。
the 修飾される名詞+前置詞 ~ 


前置詞とtheについて
前置詞の後ろに the をつけない場合があります。
以下の3つの文章で見てみましょう。

(2)彼は私の机の上で遊びます。
(2a)私は、毎朝学校へ行きます。
(2c)I go to bed at 23 every evening.

まず、最初の問題です。

(2)彼は私の机の上で遊びます。

まずは、主語を書いて動詞を書きます。

(2)彼は私の机の上で遊びます。 He plays

ここに「~の上で:on」という前置詞を使います。前置詞にはtheをつけて使用するのが原則ですが、ここではtheをつけることができません。前置詞ルール①です。
正解は

(2)彼は私の机の上で遊びます。 He plays on my desk.


次の文章を見てみましょう。

(2a)私は、毎朝学校へ行きます。

主語を書いて、動詞を書きます。

(2a)私は、毎朝学校へ行きます。 I go

さて、「学校へ」はどうしましょう。「~へ」という動作の方向を示す前置詞は、「 to 」を使用します。前置詞は、「前置詞+ the + 名詞」の形で使用するのが原則ですが、この文章の場合は、

(2a)私は、毎朝学校へ行きます。 I go to school every morning. 

the をつけないのが普通です。なぜならば、建物や場所を表す名詞が本来持っている機能・役割を意味する形で使用する時には、theをつけないというルールがあるからです。

例えば、(2a)では、「いつも通りに学校に登校する」という意味で「学校へ行く」意味の文章だと考えられるので、theは使いません。「学校」は「勉強する場所」という本来持っている意味で「学校に行く」からです。例えば、以下の(2b)のような形の文章であれば、theを使用します。

(2b)私は、毎晩犬と一緒に学校へ行きます I go to the school with my dog every evening.

「毎晩」、「犬と一緒に」では、「学校」を「勉強する場所」として使用していないことがわかります。原則に戻り、前置詞の後ろですので、theを使用します。

もう一つ見てみましょう。

(2c)I go to bed at 23 every evening. 私は毎晩23時に寝る

この文章にもtheはつけません。「私は毎晩23時にベッドに行く」=「寝る」という意味です。「ベッド」が本来持っている機能・役割である「寝る場所」として使用しているので、theはつけません。これが、「置き忘れたもの取りにベッドに行った」でしたら、theをつけます。「寝る場所」として使用していないからです。
以下、前置詞とtheについてまとめて見ましょう。

前置詞とtheについて

原則
前置詞は、(前置詞 + the + 名詞)で使用する。

例外
①名詞の前に、this/that、所有格があったらtheをつけない。
②固有名詞(特定の人や場所)、または固有名詞と同じ働きをする月名・曜日名には、theをつけない。
③建物や場所を表す名詞が本来持っている機能や役割の意味で使用する場合には、theをつけない。

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