Ω.東西橋比べ
[浪速の橋と渡船場#0:発端編]
(The bridges of Tokyo and Osaka)

−− 2003.05.21 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2005.05.25 改訂

 ■討論内容と投稿者
 リチャード・プー氏との掲示板−3での東京(又は関東)と大阪(又は関西)の橋比べ対談集。
 大阪は桜宮橋(銀橋)に始まり、難波橋天神橋、嘗て在った磁石橋市営エレベーター、無料の市営の渡船、日本最古の猪甘津の橋、東京は勝鬨橋矢口渡と、橋や渡船の色々な諸相に発展して行き、遂に
  「浪速八百八橋」      :名橋編
  「大阪市の渡船場巡り」   :渡船場編
  「猪甘津の橋と猪飼野今昔」 :起源編
の3部作を完成し、本ページを3部作を生み出した「発端編」としました。特にプー氏が江戸時代の磁石橋の図に感動するコメントや大阪市市営エレベーターを載せた「浪速八百八橋」、無料の渡船場全て巡り「大阪市の渡船場巡り」を、更に文献上日本最古の橋のレポートのリクエストに答えた形で「猪甘津の橋と猪飼野今昔」が生まれました。
    {この段は03年9月25日に追加更新}
 又、この議論から話はストリップや三島由紀夫に発展、更に、何と警視庁にリンクを張って仕舞いました。これぞ「お笑い、マジック、エンターテインメント」!!(※1)、普段何気無く見過ごして居る「橋」にも、色々な物語が隠されて居ることがお解り戴けるでしょう。このページは[浪速の橋と渡船場]シリーズを生み出す元に成った面白半分で刺激的な掛け合いです。

投稿者▼
  [1]:リチャード・プー氏(女体総合研究所性痔部主任研究員)
  [2]:私

[32] 橋の研究 - 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/05/10(土) 11:01
<板−3>

  ◆◆◆橋の研究 − 桜宮橋(銀橋)
 先日、横浜の古本屋さんに入り、みつけた本が「神奈川の橋」という本。文庫本サイズの安物なので買いました。ちなみに大阪に住んでいた時、地元の書籍を置いている店で大阪の橋という本があったのですが、8000円くらいする立派な本だったので買わなかった。
 それを読むと、今ではあたり前の様に巨大な橋が日本中にありますが、それらは主に戦後西ドイツから学習して造られたものだそうな。しかもあちらの技術雑誌の記事に多大な影響を受けたとか書いてあった。戦前は鉄鋼はほとんど軍需用に回されていたので、戦艦は国産化していたのに橋は外国から買っていたんですねー。ミサイルは作れるけど車は作れない北朝鮮と同じです。
 ところで神奈川の橋の本を読んで、本の値段通りにやはり橋は大阪が一番だと思いました。私の住んでいた旧淀川(現大川)沿いは貴重な戦前の文化財級の橋がいっぱいあります。特に国道一号線の桜宮橋(地元民は「銀橋」と呼ぶ)。技術的な特徴と鋼板の厚さから、私は日本一のアーチ鉄橋ではないかと思っております。
 エルニーニョ氏も今度観察してくださいよ。通常の橋は地面と接する部分が可動するというか力を逃がす様になっているのですが、あの橋はアーチの頂点部分も巨大なヒンジ(※2)になっていて、軟弱な地盤が不等沈下しても壊れないようにしてあるそうな。私が感心するのは、今ほど自動車も普及していなかった70年程前にあれだけ立派な橋をかけたことです。きっと市電が通ってたんでしょうなぁ。

 ふと今から20年くらい前の軍事雑誌に書いてあったことを思い出しました。「瀬戸内海に橋を並べて喜んでいる場合ではない。トンネルを掘るべきである。橋は核兵器でなくとも通常弾頭の巡航ミサイルで簡単に落とされるが、トンネルなら入口が壊されるだけなのですぐ掘り返せる。」
 うーん確かに。しかし橋は地名になるほど親しまれるが隧道(ずいどう)ではねぇ。それに本土決戦になったら四国を捨てて橋を落とせばよいし。江戸時代はそんな軍事上の理由で敢えて橋はかけなかったそうな。

[33] 銀橋について - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/05/11(日) 15:44
<板−3>

 やあ、プーさん、偶然ですが貴方の言う「銀橋」(=桜宮橋)の写真を当サイトに既に載せて居ますぞ!!、「日本再発見の旅」のコーナーの「日本全国花見酒」を見て下さい。その中の、大川左岸から銀橋越しに遠く大阪城を望んだ写真(大きくて丸い写真)がそれです。巨大なヒンジ構造も写って居ますぞ。貴方がそう言って来るだろうと予測して居たのです、ウワッハハッハッハ!!
 → 銀橋(桜宮橋)の写真を見る(Look the bridge)

 横浜は橋よりも蠅、銀橋では無く銀蠅、「横浜銀蠅」ですぞ、その昔は江戸八百八町・浪速八百八橋に対して、横浜八百八蠅と言われて居たのです。そう言う私は嘘八百、ウワッハハッハッハ!!

  ◆◆◆関東大震災が近代設計の始まり
 橋と言えば私は長崎などに多い石橋、所謂眼鏡橋が好きですな、何と言っても情緒が有ります。これは”肥後の石工”と言われる人々が知恵を凝らして作ったもので、単に構造力学や利便性だけで無く美意識が感じられ、正に橋の芸術です。
 大阪の橋の本が高い本しか無かったと仰いましたが、今私の手元に新書版サイズの『八百八橋物語』(松村博著、大阪文庫)(△1)という本が在ります。私も古本屋で買ったのですが、300円という値札が貼って在ります、暇だったら(多分暇でしょう!)古本屋で探してみて下さい。それに拠ると
 『現在私達が見ることのできる大阪市内の橋梁景観を作り上げたのは大正10年からスタートした大阪市第1次都市計画事業である。...中略...下水、公園、道路、駅、区画整理、地域指定など大阪が近代都市へと脱皮する為の大事業であったといえる。』
と書いて在ります(△1のp81)。これは大正8年に制定された都市計画法を受けてスタートしたもので、広い御堂筋の道路や3ヒンジアーチの「銀橋」(=桜宮橋)もこの計画の基に作られたのです。貴方の言う鋼板の厚さについては、この本を詳しく読んで無いので解りませんが、銀橋は昭和5年に完成したのですが、その間に大正12年の関東大震災が有り”耐震構造”という観点から計画の見直しが行われたと書いて在ります。そして再びこの本に拠ると、第1次都市計画事業誌の中に大川に架かる橋の設計理念として
 『一連の橋梁群として変化と調和に富むものたらしむることが必要であった。』
と書いて在るそうです、つまり個々の橋の個性と景観を大事にして居たのですな。
 これを私流に分析すると当時日本の政治は未発達で、土建業絡みの”政治とカネ”の利権癒着構造も今日程は発達して無かった為に、この様なウブな発想が入り込む余地が有った、ということです。これぞ正に「大正ロマン」ですな、ウワッハハッハッハ!!!

  ◆◆◆今の文化は「平成自閉症オタク文化」
@追伸
 ところでプーさんが

> ミサイルは作れるけど車は作れない北朝鮮

と指摘したのは流石ですね。これを裏返すと”車は作れるがミサイルを作れない日本”に成り、戦略を持たずにケイタイ・メールなどの矮小的自閉症的オタク行為(※3)に埋没して居る日本人が浮かび上がります。これを「大正ロマン」に対し、「平成自閉症オタク文化」と呼ぶことにします。この文化は創造的なものは何も生み出しません、即ち”自閉症オタク文化=マスターベーション文化”に過ぎないのです。正に「加爾基(カルキ) 精液(ザーメン) 栗ノ花」(※4〜※4−2)です。

 ■独言...(*_-)

  ◆◆◆次は勝鬨橋
 フムフム。
 プーさん、今度は東京の勝鬨橋(※5〜※5−2)を是非とも見て下さい。あの船を通す為に、橋の真ん中で開いた様は中々見応えが有るゾ!

[34] 勝鬨橋見てきました - 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/05/19(月) 20:34
<板−3>

 毎度。郷土橋梁研究家(KKK)のプーです。先日は隅田川の橋梁群を見学に行ってまいりました。ここの橋は震災復興にあたり大阪の大川の橋梁群と同時期に架けられたらしく、わが国近代橋梁のはしりらしい。
 跳ね上げ式(今は上がらない)(←私は「今は上がらない」のを知らなかったですな!!)の勝鬨(かちどき)橋はかなり立派でありました。その鋼板の厚みは大阪の銀橋と同じくらいあって、打たれたリベットの数は勝鬨橋の方が多かった。しかしそれ以外の橋はイマイチでした。おしいのは、橋の周りの景色がまたイマイチ。あのあたりは元下町なんですけど、今では完璧な高層マンションだらけになっていて、風情がな〜い。

  ◆◆◆次は市営エレベーター
 エルニーニョ氏も次回のレポートでは大阪市の難波橋天神橋をよろしく。これらは構造が見えていないので、一見新しい様に見えますが実は古いのです。中之島に降りてから見上げてやってください。あのあたりかろうじて古いビル残っていまっしゃろ?、それがいい味出しています。
 橋じゃないけど大阪市には渡し舟が進化した「市営エレベーター」があるの知ってました?、場所は地下鉄九条駅を北に数百メートル程行った所。川底をトンネルが通っているんですけど、エレベーターで昇降します。
 元が渡し舟なんで、港湾局が管理していて、”エレベーターおっさん”が運転しています。かなりでかい。通常のビルのやつの5倍以上はある。全然たいしたことない川幅なのに橋を掛けられないのは、船を通すためなんですねぇ。

[35] 勝鬨橋はストリップの大股開きだ! - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/05/21(水) 13:10
<板−3>

  ◆◆◆勝鬨橋と三島由紀夫の『鏡子の家』
 勝鬨橋がガバッと開いている写真を送って下さい。勝鬨橋は嘗てあの三島由紀夫もボケーッと見ていた所です。『鏡子の家』(△2のp6)という小説に出て来ます。
 『鏡子の家』は三島作品の中で殆ど読まれて居ない、確かに一般的には退屈な内容ですが、作家三島を研究しようと思ったらこれ程興味有る本は在りません。三島の多方面の才能、それは彼の多重人格的な精神の微妙なバランスの上に成り立っているということが、良く解ります。鏡子という人妻の周りに集まる4人のそれぞれ全く性格の異なる男たち、これは全て三島の分身なのです。
 この『鏡子の家』の冒頭(?忘れた、初めの方(←後で調べたら冒頭))に勝鬨橋を見に行くシーンが出て来ます。彼も、即ち小説の主人公たちも勝鬨橋がガバッと開く光景に感動して居ますぞ。
 ガバッと開いてオッと思うなんぞ、ハッハ、ストリップと一緒ですな。ところで、この前言った浅草ロック座のストリップ見ましたか?、当サイトのリンク集「一発リンク」に「浅草ロック座」公式サイトへのリンクを張って在りますので、事前に踊子情報を調べて行くと良いですぞ。正に蜘蛛の巣の様に怪しいサイトのネットワークを構築したいと思って居ますので、その方面の「好きモン」に教えて遣って下さい。プーさんの周りには沢山居るでしょ、好きモンが。
 何か問題を起こした時の為に怪しいサイトの最後に警視庁にリンクを張って置きましょう、近日中に、ウワッハッハ(→その後警視庁にリンクを張りました!!)。
 私も難波橋や天神橋、そしてプーさんの言ったエレベーターを見て来ましょう。

[36] 見て来ましたよ、市営エレベーターを - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/05/21(水) 22:23
<板−3>

  ◆◆◆難波橋や天神橋、そして市営エレベーターは「浪速八百八橋」を参照
 今日はプーさんの言った、難波橋や天神橋、そして市営エレベーターを見て来ました。これは近日中に正規のページに写真入りで載せます、本編の発展編です。
 → 浪速八百八橋(808 bridges of Naniwa, Osaka)

[39] 感動しました!! - 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/06/03(火) 22:53  [関東]
<板−3>

 毎度〜。「浪速八百八橋」見ましたよ。
 エルニーニョ氏のたどった道のりは私が毎日の様に通ってたコースです!、あのコースは一流観光コースになってもいいのに超さびれていますからねぇ。またそれがなんとも言えずええ味ですわ。あと忘れ去られた名所は、天神橋の横に立っている鉄塔が旧日本軍の通報艦最上のマストっていうことかな。2代目最上が太平洋戦争中に航空巡洋艦に改造されて沈んだから、おそらく明治か大正のころの初代のものだと思われる。
 あとエルニーニョ氏も立ったであろう天神橋の下は、昭和の初めにローラースケート場だった写真が残っています。モダンでっしゃろ?
 淀屋橋のあたりも基本的に70年くらい前からあんまり変わってないでっせ。

 ところで松島に行ったのなら川口居留地跡は通りましたかな?、あれも本来ならば横浜・神戸と並ぶ観光資源なのになぁ。教会しか残ってないけど。あと九条には大阪市交通局の古い建物もあります。明治〜大正くらいはあのあたりが大阪で一番栄えてたらしく、市電発祥の地らしい。
 遊郭は、昔はもうちょっと東にあったけど空襲でやられて”新地”に移ったと本に書いてありました。あの商店街思いっ切り道幅狭いでっしゃろ?、空襲で焼けなかったから残ってるそうな。十三や飛田はいかにもあやしい盛り場って所やけど、松島は本当に小さい子が遊んでる普通の街ですからなぁ。あそこはいい!!、日本一!!!、”商品”の品質は知らんけど。
 はやく関東でも味のあるとこ見つけないと。

[40] 勝鬨橋の大股開き宜しく! - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/06/05(木) 20:09  [地球外]
<板−3>

  ◆◆◆「源兵衛渡」の前は磁石橋が在った!
 やあ、プーさん「浪速八百八橋」良かったでしょう、実は未だ未完成ですけど。今日中に完成させまっせ。あの安治川エレベーターの前の「源兵衛渡」の前は、あそこに回転式の可動橋が在ったのでっせ、磁石橋と呼ばれて居たんでっせ、知ってましたかな。この話を載せて「浪速八百八橋」は完成です。

  ◆◆◆市営の渡船(渡し舟)が今現在8ヶ所在って、無料で運営
 ところで、この「浪速八百八橋」の安治川エレベーターを書く為に調べてて解ったのは、市営の渡船(渡し舟)が今現在でも8ヶ所在って、無料で運営してるんですワ。そして今日私は乗って来ましたよ、渡し舟。今日は3ヶ所、チャリンコ(=自転車)で回って来ました、人とチャリンコが乗船OKなんですな。8ヶ所全部乗ったら又HPに掲載しまっせ、乞う御期待!!
 → 大阪市の渡船場巡り(The wharves and ferries of Osaka city)
 そこで前も頼んで置きましたが”勝鬨橋の大股開き”の写真をメールで送信して欲しいですな。それからずうーっと前に依頼して居た”菊紋の半開き”の写真どうなってますかな、ウワッハッハッハ。

[41] リクエスト2 - 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/06/10(火) 21:06  [関東]
<板−3>

  ◆◆◆磁石橋は凄い!!
 808ブリッジ完結版読みました。磁石橋すごいですな。初めて知った。これを機会にエルニーニョ氏も橋梁研究家になってくださいよ。
 あの本に、「日本最初の書物に出てくる橋は大阪東成猪甘ノ津の橋(いかいのつのはし)」って書いてありました(△1のp8〜9)ので、またレポートよろちく

 私が今住んでるところは多摩川沿岸で矢口渡(やぐちのわたし)というところです。多摩川も鉄道橋は明治初期にできたけど、道路橋はなくてずっと渡し舟やったそうな。
 ガス橋なんて橋もあるんですが、変な名前と思ってたら例の本に由来が載ってました。はじめはガス管用の橋であったそうな。多摩川に流されないまともな道路鉄橋ができたのはなんと大正後期らしい。それまでは陸軍の演習なんかあると、大砲等を渡すため工兵が仮設の橋をかけてたそうな。

    <...後半略...>

[42] リクエスト2への回答 - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/06/13(金) 00:28  [地球外]
<板−3>

 ワッハッハ、磁石橋スゴかったでしょう。今日は話すことが沢山有りますので番号をふって話しましょう。

 [1].先ず「浪速808ブリッジ」の渡船場編「大阪市の渡船場巡り」を見て下さい。プーさんは感動して屹度オシッコを漏らすでしょう。それ程の力作でっせ。元手が懸かってまっせ。
  お茶のボトル150円×2日=300円
でっせ。それ以外は全て自分の労力(=チャリ漕ぎ)でっせ。カネに糸目を付けない私の取材精神の結晶です。特にイかったのは、荒んで居る為に映画ブラックレインのロケ地にも成った某製鋼所前の道路ですねえ、今にも爆発しそうでしたよ。

    <...[2]は中略...>

  ◆◆◆大阪東成猪甘(いかい)ノ津 − 今は在日朝鮮人の地域
 [3].大阪東成猪甘(いかい)ノ津と在りますが、今は大阪市生野区の猪飼野(いかいの)橋辺りでしょう。しかしここも最近の地名変更の煽りで猪飼野(いかいの)という由緒有る名前は無くなったそうです。まあ大阪を知っている方なら猪飼野(いかいの)と言ったら在日朝鮮人の地域ですからねえ、この名前を消したいという圧力は前々から有った様ですが、しかしプーさんも仰る通り猪飼野(いかいの)は由緒有る地名なのです(※6)。

 最近の地名はイメージ先行で、やれ「みどりが丘」だの「美しが丘」だの「つつじが丘」だのとやたら綺麗っぽい名前を付けたり、果ては「××が丘nn番街」などとモンマルトルの丘だかニューヨークのダウンタウンだか判らない様な名前を勝手に付けて居ますが、内容の無い連中に限ってこういう空虚な地名に憧れる傾向が有ります。嘗てバブルの時は千葉県にチバリーヒルズなどが出現しましたよ、ヒル(hill)の日本語は「丘」ですからね。いっその事「バブリーヒルズ」とか「バブルが丘」はどうでっしゃろか、横浜なんぞは「みそらの雲雀ヶ丘」なんぞが好いですな。

    <...[4]、[5]は中略...>

  ◆◆◆月海、勝鬨橋の川柳を捻る
 [6]勝鬨橋は股を開かなく成ったのですか、寂しいですね。三島由紀夫も残念がって居るでしょう、地獄で。そこで私から川柳を少々。

  勝鬨も 老いには勝てず 股を閉じ      月海
  勝鬨や 股を閉じたら 負け時か       月海

 ブワッハッハッハッハ!!

 ■独言...(*_-)

 フムフム。
 大阪は桜宮橋(銀橋)に始まり、難波橋天神橋
    「源兵衛渡」辺りに嘗て在った磁石橋市営エレベーター
    無料で運営してる市営の渡船(現在8ヶ所)
    日本最古の猪甘津の橋
 東京は勝鬨橋、多摩川の矢口渡
と、色々な橋や渡船を見て来ましたが私も面白かったですな。この成果は[浪速の橋と渡船場]シリーズ3部作の結実しますので、最後を参照して下さい。
    {この段は03年9月25日に追加}

  ◆◆◆浦に〜と氏の「勝鬨橋の模型」に関するメールが届く
 「世界遺産資料館」をインターネットで発表してる浦に〜と氏から、「勝鬨橋の模型」 −今は勝鬨橋は開かなく成って居ますが模型で展示してるとの事− に関して貴重なメールが届きました。

−−−−▼
 件名 : 世界遺産資料館・浦に〜とより
 日時 : 2005年5月10日 22:01
 エルニーニョ深沢様。久々にメールをお送りします。「世界遺産資料館」の浦に〜とです。
 実は、半年くらい前に紹介した勝鬨橋の模型が再び移設されましたので、そのお知らせです。新しい場所は勝鬨橋北詰の「かちどき・橋の資料館」です。

−−−−▲

 浦に〜とさん、有難う!!
    {浦に〜と氏のメールは2005年5月25日に追加}

ザーメンの味 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/08/19(Tue) 21:20 No.91
<板−1>

 (←編者注:ここでタイトルが「ザーメンの味」と成って居るのは、別ファイルに在る投稿文<板−1>No.90 ”赤の他人”のザーメンを指します。実はこの投稿文が<板−1>No.91で、<板−1>No.90、No.91は物理的に続いて居るのですが、編集上は<板−1>No.90<板−1>No.91とは別ファイルで、即ち論理的にはここで別れて居るのです。興味有る方は上のリンクから入って前の投稿文を見て下さい。

  ◆◆◆父親は金と遺伝子の供給元の価値しかない
 夏季休暇から戻ってまいりました。リチャード・プーです。といっても、Bon Holiday期間中もオフィスに出て仕事する”ふり”はしてたんですけど。
 さて、この前炎天下を歩いた旅の日記を「東海チン道中股クリ毛」として書いたんですが、読み返して笑えないからにしました。
 ところでエルニーニョ氏、下ネタのレベルが相変わらず中学生レベルですなぁ。以前から私が指摘してるとおり、女性は男性よりそんなことにこだわってないですよ。前に某女に中出ししたときも(半ばやらされた)、もしヒットしても平気で産む気でしたよ。自分の彼氏の子として。なんて必要な部分は遺伝子だけなんだから、明らかに劣ってるもの以外はたいして変わらないんじゃないかなぁ。
 これは自分の身に置き換えたらよくわかると思います。自分の母親が実は違う人だったらかなりショックでしょうが、実は種が父親のじゃなくてもなんでもないでっしゃろ?
 私の周りには16,7で産んだ22、3歳のシングルマザーが数人いますが、たくましいですよ。適当にいろんな男と遊んでるし、全然不幸そうじゃない。彼女らを見てると、親子という関係においては、父親は遺伝子の供給元の価値しかないと実感いたします。
 昔は女性が働くところがあんまりなかったから、相対的に父親が偉そうにできましたが、経済の発展した今では男性の地位は低下するばかりです。一発逆転を狙うには、世界大戦でも起こして男の数を減らすしかないでしょう。昨今、精子の勢いが減ってるらしいが、不要なものが退化してゆくのは自然の道理であります。この分野の研究成果についてはまた続編を書きましょう。

    <...後半略...>

「毛馬肛門マン遊記」は如何? 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/08/20(Wed) 21:54 No.92

<板−1>

  ◆◆◆プーさんザーメンの味は?
 やあ、プーさんザーメンの味はどうでしたか?
 甘かったですか、塩味でしたか、或いは苦かったですか、臭くはなかったですか、それとも栗の花(※4)のような良い香りでしたかな?、グゥワッハッハッハッハッハ!!!
 ま、兎に角ザーメン飲んだ後は口直しに林檎(りんご)(※4)をどうぞ、ヒッヒッヒッヒ!(このシャレが解かりますかな?!)
 しかし、プーさんも、世間が一般的に忙しい時に暇そうにこの掲示板によく書き込みして来るくせに、世間が夏休みの時にBon Holiday←エルニーニョ解読:盆休み)期間中もオフィスに出て仕事する”ふり”はしてたんですけど」と、生活残業または生活休日出キンなんかして、まあ、プーさんの”仕事ぶり”が窺い知れようというものです。

  ◆◆◆プーさん、「毛馬肛門マン遊記」は如何?
 しかし「東海チン道中股クリ毛」残念ですなあ、ワッハッハッハ!
 そう言えば以前、水戸黄門がアメリカ行ってどうのこうのと言ってましたな(→掲示板−1、No.33を見よ)。そこで序でに私の▼毛馬閘門の記事▼を見て貰いたいですな。
  私の淀川(My Yodo-river, Osaka)
 そこでプーさんに提案、「東海チン道中股クリ毛」の挫折にめげず、「毛馬肛門マン遊記」を是非デッチ上げて戴きたいと切に願うものでありますぞ。タイトルからしてプーさんにピッタリではないかと思いますが、ムッフッフ!!
 この原稿が上手く書けたら原稿料として浅草のホルモンロック座の割引券を進呈しましょう。それまでは横浜野毛の例の親戚筋が包茎手術の名人という、曰く有りの焼鳥屋で”皮”をしこたま食べていて下さい。

笑いを売る国 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/08/28(Thu) 22:07 No.93
<板−1>

  ◆◆◆私の予知能力とエロレタリアート白色革命
 やはりエルニーニョ氏には予知能力があるようですな(誉め殺し)。偶然にも先日、野毛にヤキトリ食いに行ってました。あとタンメンと。そして汚い風俗街を眺めて、あえて京急日出町駅から電車に乗って帰ったのでした。
 ところで川崎市のN工場って、今で言うどこの企業のことですか?
 そこには戦前〜戦中に、会社直営の「産業戦士慰安所」なる福利厚生売春施設があったそうです。先日、古本屋で買った『東京の下層社会』(新潮社)(△3)という本に載ってた。
 その本によりますと、当時の公式の統計を基に推計すると、少なく見積もっても日本女性の76人に一人が売春婦であったことになるらしいです。15〜35才くらいまでの全女性数に換算して。戦前の役所の統計ですから、実態はもっといたことになるはずらしい。
 別な統計では、284万人(全員が常時売ってたとは言えないらしいが)!

 どうです?、エルニーニョ氏。タイ国をバカにしてはいけませんよ。当時のわが国は、別に外国人を相手に外貨獲得のために売春していたわけじゃないので、普通の男性が客だったわけです。おそるべし売春(当時は売笑(※7)と呼んでたそうな)国家です。エロレタリアート白色革命を起こすを原動力をここに感じます。
 それにしても日本人は残酷ですなぁ。その本読んでると非常に暗い気持ちになりました。女工への虐待なんかは、色んな文学に残されてますが、あれは大企業の話なのでまだまだマシな方で、零細企業では強姦や性の拷問が日常的にあったそうな。逃走を防ぐために、火事になっても地下室に閉じ込めて蒸し焼きにしたとか、ムチャクチャでっせ。
 日本人同士でもここまでしてたんだから、外地ではさぞや犯し、殺しまくったであろうことが容易に想像できますわ。たかだか5、60年前の話ですからなぁ。
 やはりイラクとは違って、我が国においては米軍は解放軍でしたな。
 米軍と言えば、彼らがやらかしたであろう強姦の統計はどこかにあるのかな?
 自国の慰安婦さえ存在を認めなかった日本政府が、おそらく隠しているに違いない。ちなみに同じ敗戦国であるドイツでは、ベルリンに突入してきたソ連兵に多数の女性が強姦され、数千人のドイツ人女性が自殺したらしい。
 もちろん首都以外では、米英軍もヤリまくってたらしいが、西側諸国なんで表に数字はあまり出てこない。売春国家日本と違って、ドイツ女性は慣れてなかったらしいでんな。

N工場は朝鮮人虐待でも有名やった 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/09/08(Mon) 22:00 No.95
<板−1>

    <...前半略...>

 ところで川崎のN工場は、NKK=日本鋼管みたいです。他に蒲田、立川、亀有、立川などに産業戦士慰安所はあったらしいが、会社直営で社員に「割引慰安券」を発行していたのはめずらしかったらしい。

[55] プー氏のリクエスト2に答えて - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/09/25(木) 15:48  [地球外]
<板−3>

  ◆◆◆「猪甘津の橋と猪飼野今昔」遂に完成
 やあ、プーさんの[41]のリクエスト2
▼−−−−−−−−
 これを機会にエルニーニョ氏も橋梁研究家になってくださいよ。
 あの本に、「日本最初の書物に出てくる橋は大阪東成猪甘ノ津の橋って書いて在りましたので又レポートよろちく。

▲−−−−−−−−
に答えて遂に完成、「猪甘津の橋と猪飼野今昔」!! 

 ■独言...(*_-)

 フムフム。これで[浪速の橋と渡船場]シリーズ
  「浪速八百八橋」      :名橋編
  「大阪市の渡船場巡り」   :渡船場編
  「猪甘津の橋と猪飼野今昔」 :起源編
3本立て(※8)に成ったのう。そして本ページが「発端編」という訳じゃ、ムッフッフ!!

 [浪速の橋と渡船場]シリーズの他画面への切り換えは最下行のページ・セレクタで行って下さい。(Please switch the page by page selector of the last-line.)

ΩΩ 以上 ΩΩ

【脚注】
※1:「お笑い、マジック、エンターテインメント」は、私が創り1993〜2012年迄存在した有限会社オメガシステムのモットーです。そして当社の愛称はOMESYSで、当社の方針は無借金経営だったのです。"OMESYS"の'OME'とは、

  'O'=Owarai           お笑い
  'M'=Magic            魔道神力
  'E'=Entertainment    演芸と宴会

です。
 では無借金経営は何故?、貴方(貴女)は銀行から借金をして銀行とうまく付き合って行けば安泰だと思いますか?
 では、お答えします。俗に「カネは天下の回り物」と言いますが、実はカネが回るのは好景気の時で、不景気の時はカネは回らず人が回るのです。銀行は困っている人は助けません!!

※2:ヒンジ(hinge)は、蝶番(ちょうつがい)に同じ。
 蝶番(ちょうつがい/ちょうばん)とは、開き戸・蓋などに用いる金具。両片から成り、一片は枠に、他片は戸などに打ち付けて開閉出来る様にするもの。

※3:自閉症(じへいしょう、autism)とは、
 [1].自分だけの世界に閉じ籠もる内面優位の現実離脱を呈する病的精神状態。現実との生きた接触を失うもので精神分裂病の重要な症状の一
 [2].早期幼児期に発生する精神発達障害。対人関係に於ける孤立、言語発達の異常、特定の状態や物への固着などを示す。早期幼児自閉症。

※4:加爾基・精液・栗ノ花(かるき・せいえき・くりのはな)は、ポップス歌手の椎名林檎のアルバムタイトル名です。加爾基・栗ノ花は何れも精液の臭いがすると言われて居ます。
※4−1:カルキ(kalk[蘭]、加爾基)は、[1].石灰。
 [2].クロルカルキ。晒し粉。「―臭い」。
※4−2:ザーメン(Samen[独], semen[英], sperm[英])は、精液。

※5:勝鬨橋(かちどきばし)は、東京都中央区築地と東京湾の埋立地月島とを結ぶ橋。隅田川河口部に架かる跳開橋として1940年完成。70年以降、開けられて居ない
※5−1:跳開橋(ちょうかいきょう)とは、可動橋の一大きな船を通す為に橋桁を上方に跳ね上げる構造の橋。左右の2葉が跳ね上がるものと、1葉で片側に跳ね上がるものとが在る。跳ね橋。
※5−2:可動橋(かどうきょう)は、[1].movable bridge。船舶が航行出来る様に、必要に応じて橋桁を移動し得る様に装置した橋。旋開橋昇開橋跳開橋など。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>
 [2].カーフェリーやロールオン・ロールオフ船のランプウェーと岸壁を連絡する橋。

※6:猪飼野辺りは古代、朝鮮半島から当時の先進技術を携えて来た渡来人(やがて帰化人と成る)が住み着いた所で、付近には玉造などという地名も残り御勝山古墳も在ります。
 そういう歴史的由緒の有る地名を一時の流行りや朝鮮人蔑視思想などに拠って消して行くのは困ったことです。

※7:売笑(ばいしょう)は、売春に同じ。「―婦」。

※8:3本立て/三本立て(さんぼんだて)は、戦後間も無く復興を始めた日本で未だテレビの無い時代は映画が娯楽の中心でした。それも封切りロードショーでは無く、中古の3作品を一纏めに上映する「3本立て」が定番でした。

    (以上、出典は主に広辞苑です)

【参考文献】
△1:『八百八橋物語』(松村博著、大阪文庫)。

△2:『鏡子の家』(三島由紀夫作、新潮文庫)。

△3:『東京の下層社会−明治から終戦まで』(紀田順一郎、新潮社)。

●関連リンク
参照ページ(Reference-Page):関東大震災について▼
資料−地震の用語集(Glossary of Earthquake)
補完ページ(Complementary):毛馬閘門を見てから
プー氏に「毛馬肛門マン遊記」を書く事を勧める▼
私の淀川(My Yodo-river, Osaka)
面白半分は当コーナーのモットー▼
「言葉遊び」と遊び心(The 'play of word' and playing mind)
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